「どこからでも」を含む小説

【不器用なイケメン隊長×強がり日雇い苦労人】城下町の食堂で働くセディにとって、治安部隊の隊長アーベルは鬼門だ。しょっちゅう職場にやってきては人の働き方についてあれこれ口を出してお…

本当の自分は どこにもいない

行き場のない怒り。 満たされない毎日。 そんな鬱蒼とした日々を変えたのは、同じ境遇の仲間たちだった。 仲間たちと集まって、同じ時間を共有することで、どこか満たされた気がしていた…

宇野なずきさんが選者を務める『短歌の秋』の投稿作品です。

カクヨムコンテスト10どうする？ 今までに、長編と短編合わせて二回チャレンジして、読者選考で全滅玉砕されたトラウマがあるカクヨムコン……主催する側の「参加した者の大半が賞を獲得…

「背負えばいいのにね」 「うん」 財布取り出しやすいし肩痛いしすぐ次の電車に乗り換えるから黙っとれ、カップル！！　アベック！！

　異常犯罪心理学の権威、遠野蛍教授の講義が始まる。 　なぜ人は殺人に快楽を見出すのか。 　正義の執行者はどこまで自らの感情と向き合えるのか。 　社会は犯罪者を生み出す責任から逃れ…

空を駆け抜ける黒い馬に乗り、人の言葉を語る白い犬を連れているトヨミ。しかも何やら本人も、不思議な力を持っていて―― ふとしたことでそんなトヨミと知り合ったホキ、ホキの父親カタブ…

神奈川県立湘南高校の一年生、鈴木辰人と鈴木吉高の二人は新聞部室で「上履きでどこまで行けるか」について話し合う。何を隠そう湘南高校の生徒は「学校の敷地内と判定できる範囲なら上履きで…

『君はただ、君だけを肯定しさえすればいい』 「運命愛、ニーチェの受け売り？」 「いいや、違うさ。ただ、知ってほしくて。運命の人も、親も、親友も、子どもも、君のことをどこまで行って…

ギャルとウミガメ先輩は今日もテーマパークのキャストのバイトをする。 どうしようもなくこの世界に居場所がないと感じたり、どこへも帰れないと思ったりしても。 蝶尾出版社様『100…

小説を書いていたら結婚して三十代になった僕（郷倉四季）と友人、倉木さとしが一つのテーマを決めて応えていく往復書簡集です。 以前も同じようなテーマで往復書簡をしていました。 木…

【序文】 　水主軽太は、空を見上げていた。　 　地球と何も変わらない、ただの空。黒くて点々と星があり、たまに雲があるだけの満天の空。 　 　過去の記憶が、喉の骨のように主張してき…

　魔術学園を怠惰に卒業し、入れるとこならどこでもという思いで田舎の魔道具店に就職をした二ノ＝モーナ。ある日、かつて魔王を倒した勇者一行の一人であり、幼なじみの賢者、その後ろ姿を目…

陽向高校の新しい学期が始まり、17歳の由紀は、未来への期待と少しの不安を胸に新しい一歩を踏み出す。彼女の目の前には、どこか影のあるクラスメート・蓮がいる。彼との出会いをきっかけに…

　彼は誰あおい（かわたれあおい） 　伊達想真は、中学2年の頃から女子達から避けられるようになる。中学を卒業し高校に入学すれば、少しは変わるかと淡い期待を抱いていた時期もあったが…

男性主人公二人がダラダラとファミレスで喋るだけの話です。 1話完結の連作短編で、どこから読んでも大丈夫です。１話辺り10分以内に読み終わります。 先輩→竹中、後輩→黒田

中等部の外出外泊を一切禁じ、高等部は無制限に許可する。 通称『監獄プログラム』と呼ばれる荒唐無稽の政策を掲げて、聖青(せいじょう)女子学園の新生徒会長となった安楽白夜（あんらくび…

奇妙な成り行きで借金を背負うことになった園山　普人。 彼は借金返済のため、天麻と名乗る男から奇妙な仕事を請け負うことになる。 アパートの一室に置かれたレトロな黒電話。 その電話…

なんの変哲も無い平凡な男、京介。 そんな彼のスマホに届いたのは 『異世界へ転移しますか？』という 一通のメールだった。 ここはもちろんイエスだな！