「昭和？」を含む小説

　雨が降る中、ある男が急逝する。男は「悪魔」と呼ばれていた。悪魔は事業を興し、成功した人物である。悪魔は誰かによって屠られたのである。その亡骸には莇の紋が紅で描かれていた。かつて…

高度成長期に生まれ、昭和時代に育ち、空前の売り手市場により、就職し、平成をサラリーマンとして駆け抜けてきた。 令和になって、人生振り返ることも多くなった男のエッセイ、思うところ、…

こちらではSNSや別所のサービスにて書き下ろしたコラムを再録します。 思い付きで書いてるだけなので、文字数は極端に少ない事も。 どこに何を書き下ろしてるかは、以下に初出を記して…

『文学フリマ札幌』及び『北海道コミティア』にて刊行したコラム本（コピー誌）のネット再録です。 かなりの部分を加筆・改稿してあります。 紙の本を再販する予定も無い為、ここに収めま…

いつもならラインや電話で相手が今どうしているか分かりますよね。でも、スマホ忘れちゃったら？ 平気な人もいるけれど、次から次へと不安材料を見つけちゃったら･･･。取りに帰る時間も…

元号が昭和から平成に変わる頃。小柄な中学生の星野みのりは成長期にさしかかり、少しずつ胸が大きくなり始めた。だがそれは常識的なペースを外れて際限なく膨れ上がっていく。あまりにも巨大…

現代。 新進作家の白川椿は、旧華族・橘家に嫁いだ叔母のもとへ、次回作の取材に訪れた。 そこで、女学校時代の思い出の品とともに封印された、古ぼけた手帳を発見する。 資料かと思った椿…

週末に一人で飲み歩いている中年男の柿崎恒平は、幼馴染の寺西隆が危篤状態にあるとのメールを受信する。恒平の脳裏に隆の記憶がよみがえる。

春の港街・はるまちに住む少女はるこ。 おむすび、たまご焼き、さといもの煮ころがし――彼女がつくるおべんとうは、たいせつなひとの門出を送るためのものだった。 『はるのあけぼの』（…

戦後を舞台にした、時を駆ける少女の短い物語です。

ここは田舎のとあるお店。 今日も一日の営業を終えようとしている……

昭和初期。 結城と私は学生と富豪という立場を存分に使い腐った青春を謳歌していた。 それは本当に、唯我のように美味で独尊のように極上の日々だった。 あの紅色以外は。 …

昭和八十一年。東武政府と西武政府による諜報合戦の最前線となった池袋。西武政府主権地域にある有名校豊島丘女子高校に通う「政治研究部」の少女達には、東池袋に潜む東武政府側のスパイ「リ…

日本は年号が平成から令和へとなった。しかし、この会社は昭和のまま。 地位も発言権もないアルバイトから見たクソ会社ストーリー。 ～現代ではまだこんなクソ会社が存在していたのか～とあ…

青春時代を振り返ると、そこには汚泥と虚飾にまみれた己れの醜態しかなかった。

必要なものが無い時代で、大切なものを探して居る自分に気が付いた。

昭和の時代。 とある小さな島の、祖父母の家に越した小学２年生の亜子（あこ）は、夏休みに不思議な経験をする。 悩みを抱える少女と、人ならざる者との、優しく儚い物語。

「お前はオリジナルの真似さえやってりゃ良いんだ。読者はお前にそれ以外の事など求めてない」 「神」と呼ばれた昭和の漫画家を再現したAIに言ってはいけない事を言ってしまったせいで……。