「純文学ミステリー」を含む小説

二学期初日の朝、夢である女の子の声を聞いた高校二年生のアキト。 聞き覚えはないけど、どこか懐かしさに溢れた声。 この声の持ち主はどんな人なんだろう。 なんとなくただ無難に毎日を過…

※残酷描写なし。ホラー描写もかなり薄めです。あしからず。 ある少年が日課の夜の散歩中に出会ったのは、姿の見えないバラバラ死体。生前の記憶を持たないという彼女が一体何者であるのか…

残業中のオフィスに、とつぜん男があらわれ、「ご契約いただきありがとうございます」と言った。話を聞くと三つ願いをかなえてくれるらしい。

※新人賞応募候補の作品のため、反響に応じて続編を投稿 高校一年生の頃に強姦被害にあい、以来、男性と接することが出来なくなった少女——夜空——。 ある日の早朝、おもむろに出向いた…

臨時採用で特殊学級の先生となるお話しです。 トリイ・ヘイデンとかダニエル・キイスにはまっていた頃に書いたものなので、影響を受けています。 当初、少しずつ連載していましたが、方針…

銀色の緻密な鱗が装飾のように広がっている。「ああ」私はそれを、とても美しいと、感じ入っていた。(本文抜粋)

主人公の藤堂渚沙は、大学生の兄と互角の知識を持つ頭脳明晰な中学三年生。しかし夏休みを目前に控えたある日、兄の起こした一件によって彼女の生活は一変する。その生活に耐えられなくなった…

コマチが冷凍睡眠から目覚めると、宇宙船の中には誰もいなかった。

Twitterで140字小説として連載中のものをこちらにまとめています。 改行等入れて、見やすく改訂を加えた上で随時更新しています。 先の展開については著者自身にも未知数です。登…

高校生カップルが山で連続殺人犯の書き置きを見つけ、それを二人で追っていく話です。 犯人の目的とは。果たして二人はどうなってしまうのか——

失った過去を探るため、田舎へとやって来た「僕」。 ある謎を解き明かすために脱獄を決意する一人の受刑者。 ２つの物語が、夏の景色に収斂されていく。

あの日、僕の進路は死にました。 お前の所為です。

メイドのリンレイが出向先の屋敷で出会った令嬢の少女マリエ。 生意気な態度の裏に隠された真実に翻弄されるリンレイが選んだ道とは・・・ メイドと令嬢の七日間の交流を描いたお話。

コンテスト用に書き下ろしたものです。小学校高学年から中学生向けということですが、大人が小学生の頃の出来事について語るという形をとっており、大人も楽しめるようにしています。

ようこそ、いらっしゃいませ。 一つのテーマを共有し、小さな物語を大きく紡ぐ、そんな舞台は雨の森という街にある喫茶店。 そこにやってくるちょっと変わったお客さまたちのちょっぴろ不思…

ある日、突然、夫と双子の娘の３人が 妻であり母親であるサユコの前から消えた 同じ年齢の55歳の夫、一卵性双生児の28歳の双子の娘がある日、家から消え サユコは、夫と双子の娘を…

江戸川乱歩 「 指環 」をモチーフにしています ーー " レコードが淡々と歌うのは、 あれこそ白白しく推論を語る 夏の復讐だと女は唇を突き出した。"

新人刑事である大林。 彼は些細なことで探偵を呼ぶが、 その探偵がとてつもない変わり者だった… 本物の「愛」を問う 刑事と探偵と「死体」の物語。

完全犯罪に憧れた若者が、ある日「どうすれば捕まらずに殺人を犯すことが可能か」を考え始める……。彼がいかにして犯行に至り、その後何を想ったのかを描いた、ある犯罪の記録。