「和風(？)」を含む小説

歴史好きの下級役人は、ひょんなことから歴史書を編纂する仕事を任される。 それは国の歴史を時に大きく、時に細かく、語り直すことだった。

旅の剣士アイリは、一人の剣士の腕を切り落としたことをきっかけに、奇妙な事態に足を踏み入れる。 生き残る道はただ一つ、相手を斬ること。

舞台は幕末、江戸郊外の幽世庵(かくりよあん)。 化物絵ばかり描く変わり者の絵師・愁水(しゅうすい)は、化物を絵に宿らせることで、寄る辺のないモノたちに居場所を与える化物絵師。 …

花村 幸子、48歳。 ある日、ベビーカーをかばってトラックに轢かれてしまった。 死んだ──そう思ったはずなのに、気がつくと私は……まさかの出産の真っ最中！？ え、なにこれ。どう…

この国は、龍の屍の上にある。 古き神は朽ち果て、崩れかけたこの国を、愛しい神子のために龍は自らを屍として支えると決めた。 以来、都たる龍天宮には、龍の尾である＜龍ノ尾花＞が金の花…

和風ファンタジー『悪霊まみれの彼女』『黄泉月の物語』を一つにまとめた改訂版となります。 主人公は、北海道在住の中学三年生の神無代和樹。 父を早くに亡くし、霊感持ちの占い師の母…

楠穂香(くすのき　ほのか)は、妖怪が出るという妖怪峠の坂道で、雨に見舞われる。 見かけない一軒の茶屋を見つけ、そこで雨宿りする。 妖怪と人間との茶屋を通した交流物語。

フォロー、評価⭐️⭐️⭐️、応援❤️を降らして下さい、お願い致します。 全面改定致しました。 河越家――平安から現代まで武蔵国を支えた一族。 その歴史には“栄光”と“崩壊…

連合国家《日ノ本》。 この国には、かつて語られた“童話”が、今もなお“力”として残っている。 人々の感情が霊脈に触れたとき、地に力があふれ、 英雄のように語られた者には、“伝承…

若葉庵は最愛の妻である霞、孫娘の紫苑と両親共に穏やかな日々を送っていた。 そんなある日、霞が病に倒れてこの世を去ってしまう……。 深い悲しみに暮れた彼は、彼女の遺品を整理する中で…

約200年前、巫女・天宮澄葉《あまみや すみは》は命を賭し、妖魔の王――魔王を封印した。 現代に封印の儀式の最中、九夜火音《くや かのん》は叔母を妖魔に憑依される。 結界は破ら…

『おめでとう』 『末永く御幸せに』 民俗誌の取材で山間の小村を訪れた主人公は、その村で執り行われる葬儀に立ち会う。 だが葬儀は喪ではなく――笑顔と歓声に満ちた"祝婚"の儀だった…

異世界に放り込まれたのは、ただの米農家だった。 力も神通力もない。できるのは、稲を育てることだけ。 米農家の米田稲夫は廃業を決意したその日に、祈りを捧げた神社から異世界へ召喚さ…

【狐の恩返しを待つ武士のもとへ、狐のふりをして嫁ぐ羽目になった村娘の物語】 あらすじ 狐色の髪を持つ村娘・チヨは、いつも自分を後回しにして、誰かに譲って生きてきた。 ところがある…

貴族たちが栄華を極めし平安の時代。 古来より穢れが形を成した怪物――怪穢（けわい）が人々を脅かしていた。 怪穢を倒す役目を担う、祓穢師（ふつえし）の紫雲は、生まれ故郷である霧醒…

KADOKAWAでコミカライズ予定。 孤児となった六花【りっか】は叔母の家に引き取られ、貴族の令嬢というのに使用人同然に扱われていた。 治癒の力を持っていた六花に、白狐憑きの次…

刀剣商一家が惨殺され、一本の刀だけが消えた──影女刀。女の怨念が宿るというその刀は、手にした者の心を蝕み、連続する凶行を呼び寄せていく。盗賊改メ・近田要蔵は真相を追う中、失踪し…

天狗一族の次期頭領、銀星には、忘れられない初恋の記憶の断片があった。 政略結婚させられる前に、この気持ちに区切りをつけたい…… 果たして初恋相手を見つけられるのか 彼女と添い遂…

異能時代ミステリー『月読の朱墨 ～墨匠探偵・一条墨花～』シリーズの原点となる伝奇短編。

月影結にはなりたいものがある。新月の晩に降りてくる『影穢』を祓う祓い人だ。しかし影穢祓いを取り仕切る已桐家の当主には認めてもらえていない。月の細い夜、結は塾の帰りに児童公園のジャ…