概要
その絵に、怪異を宿せ。幕末あやかしバディ譚×民俗学ライトミステリー
【第一部完結】
「かつて、泣かない童のそばを離れなかったのは、化物のほうだった――」
舞台は幕末、江戸郊外の『幽世庵』。
化物の魂を絵に宿し、居場所を与える〈化物絵師〉愁水(しゅうすい)は過去の記憶を取り戻すため、
自身の体を集める鵺(ぬえ)の嗣巳(つぐみ)と手を組み、江戸の怪異騒動を追っている。
利害で結ばれた二人の道行きは、やがて愁水の忌まわしき過去へと繋がっていく。
これは化物が〈隣人〉でありえた、最後の時代の物語――。
【構成】
◆第一部(完結):呪物編 ― 鵺が四肢を取り戻すまで。
◆第二部(連載中):式神編 ― 絵師が記憶を取り戻すまで。
※緊張感のあるバディものがお好きな方へ。
「かつて、泣かない童のそばを離れなかったのは、化物のほうだった――」
舞台は幕末、江戸郊外の『幽世庵』。
化物の魂を絵に宿し、居場所を与える〈化物絵師〉愁水(しゅうすい)は過去の記憶を取り戻すため、
自身の体を集める鵺(ぬえ)の嗣巳(つぐみ)と手を組み、江戸の怪異騒動を追っている。
利害で結ばれた二人の道行きは、やがて愁水の忌まわしき過去へと繋がっていく。
これは化物が〈隣人〉でありえた、最後の時代の物語――。
【構成】
◆第一部(完結):呪物編 ― 鵺が四肢を取り戻すまで。
◆第二部(連載中):式神編 ― 絵師が記憶を取り戻すまで。
※緊張感のあるバディものがお好きな方へ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人と化物の情が交差する、痛くて美しい江戸怪異譚
江戸を舞台に、化物がまだ隣人であり得た最後の時代を描く、情緒と痛みが同居した怪異連作。
絵師・愁水と、彼に憑く鵺・嗣巳の凸凹バディを軸に、呪具・流行神・付喪神など、人の心が生んだ怪異へと踏み込んでいく。
物語の魅力は、怪異そのものよりも怪異を生み出す人間の感情に焦点を当てている点。
愛情、執着、後悔、願い。
それらが形を持ち、化物となり、誰かを救いもすれば傷つけもする。
愁水の優しさと危うさ、嗣巳の冷徹さと不器用な情、そして人間側の登場人物たちの揺れる心。
怪談でありながら、読後にはどこか温かさが残る、人と化物の境界を描いた物語。
続きが気になる、静かで美しい怪異譚です。