「創作について 万人向け」を含む小説

　私、シャルロッテ・ペルミエールには、いわゆる前世の記憶がある。前世の私は今井美紀という名前で──生まれつき8大アレルギーを持っていて、みんなと同じものが食べられなかった。それを…

会社をリストラされ、家族にも見放され、ふと「死にたい」と呟いた俺の目の前に死神が現れた。 命を奪われると思いきや、金儲けができると持ちかけられる。 現実離れした出来事が俺のぽっか…

生を全うした魂が行き着く『黄泉の国』。 妖怪が暮らすこの国は、現世と同等レベルの発展を遂げていた。 小さな書店に勤めるガイコツ人間・灰崎は今日もけだるげに一日を過ごすのであった。

今回はこの家の晩ごはんにお邪魔しましょう。 あら奥さん、機嫌悪いの？ 旦那さんも上の空だし。 息子さん？　ありゃ反抗期だ。 おや、おじいちゃん、どうしたの？　大丈夫……？

トイレ掃除をしていたヨシノに言われてサブロウが持ってきた道具にはなぜか「Theodore Roosevelt」と第26代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトのサインがあった。そん…

貧乏生活を逃れるため丹下道徹（にげみちとおる）とその子分、出目幸三郎（でめこうざぶろう）が国内有名な大銀行に強盗しに向かうのであった。

「深層心理発露時嘔吐宝石症」という奇病に罹り、本音を口にするたび宝石を吐くようになった朝日。言いたくても言えないでいたことを全て吐露すれば病気は治るらしく、友人の泉はその経過を見…

女は一人、セルフ慰安旅行と称して『赤薔薇温泉旅館』に向かう。素晴らしき温泉旅行となるはずが、露天風呂は真っ赤に染まり旅館長が浮いていた。 『赤薔薇温泉旅館』は東北地方にある有…

ビュッフェで幸せになるまでの話です。

愛憎、嫉妬、憧れ――。 強い感情は表裏一体。裏の顔が現れるのは一瞬の後……。 呑みこみ呑みこまれないように気をつけて。

2045年、政府は国民の幸福を管理するAIシステム「ローズ・アイ」を導入していた。 幸福度12%。その数字の上に「薔薇色プログラム」への参加を強くされた佐藤美咲。廃遊園地で繰り返…

僕は小学５年生のころから、幼なじみの姫琉（僕は『姫』と呼んでいる）と一緒にマンガをつくっている。 僕が小説を書いて、姫がマンガにする。 中学にあがってから始めた同人活動は今年で…

とあるビルディングのトイレに爆弾が設置されたとの情報！爆弾処理班が駆けつける！何？爆弾についているのは導火線じゃなくて……薔薇？　 お題で執筆‼︎ 短編創作フェス「薔薇色」参加…

薔薇色の人生は薔薇の色によっては変わるのでは。

青薔薇伯爵の名で一躍宮廷の寵児となった錬金術師を名乗る男が逮捕された。王侯貴族たちに若返りの妙薬と偽った薔薇水を売りつけたというのが表向きの罪状だ。憲兵隊長のアルマンはこの青薔薇…

　屋上から飛び降りた。 　ハートを捧げられるような輝かしい生活も、主人公になって誰かを救うような未来も、自分が立ち止まっている世界の延長線上にはないと知って。

魔王城を追放され、呪いの劇薬で蛙となった魔王デビータ。 裏切った軍団参謀ミザリーと背後で糸を引く「謎の軍団」に復讐を果たすべく、彼は仲間を集めてゼロから新生魔王軍を結成する為に立…

都会に移り住んでいた猪狩雅人（いかりまさと）は会社から長期休暇をもらい実家へと帰省すると、憔悴しきった母親が出迎え、それに謎の老人が居候をしていた。その老人がきっかけで雅人の家族…

ゴンは無気力に今の生活を続けていた。過去のなにもかもを消して。 それでも忘れたい記憶は、ふとした瞬間に蘇る。 かつて存在した帰る場所の思い出が……。

シロはボクが生まれる前からウチにいる真っ白い犬だ。年を取りすぎていたシロはゆっくりと弱っていき、ある日ついに死んでしまう。ボクは泣きながらシロにお別れをしたけれど、次の日シロは帰…