「ライト文芸？ ファンタジー」を含む小説

　西暦２０２０年。「神は死んだ」と言われたこの世界に———まだ、神は生きていた。 　神の息吹が掛かる島、シンフォレシア。そこで栄えるシンフォレシア王国を統治する者の腕には、絶大…

　四枚の羽を持つ空飛ぶ獣「カイロン」が交通手段の一つとして使われている、とある大陸。 　アレッタ・エヴァンスは、父に憧れて航空管制官になった。 　管制官の仕事は、空港間を飛行する…

西日本では有名な芋かりんとう君、全国では余り知られていない？ と、言った事実も……。 と、言うことで、自分自身のアピールと。どこが本当の名産地なのかをかけて、四国は土佐、愛媛……

「初恋の人に似ているんです」 いきなり見知らぬ男の子に商店街で叫ばれてしまった。 そんなこと言われても困るけど、なぜかドキドキしてしまう。 どう対応していいのか迷っていると、周り…

菊田香苗１９歳。大学でイノベーションを学ぶ彼女の前に１匹の猫が現れた。突然喋り始めたその猫は、時空間旅行の提案をする。夢の出来事だと思っていた香苗だが、頭から離れなくなった。母と…

好きになるとなぜか相手が死んでしまうことから死神と呼ばれるようになり不吉がられていた西守透。二度と恋なんてするものかと笑わない暗い生活を送っていた。 そんな時に天真爛漫な可愛い女…

「なあ知ってるか、心臓の取り出し方」 三学期最初の朝だった。転校生の市川知佳は、通学路で拾ったりんごに導かれるようにして、学校の屋上に足を踏み入れる。 そこで待っていたのは、…

津村十蔵（つむら　じゅうぞう）１６歳、津村蔵人（つむら　くらと）１３歳。２人兄弟の家には白壁の蔵がある。その蔵が「復活の蔵」だという噂が立ち、観光客がたくさん来るようになった。あ…

母が家を飛び出した。 緑のたぬきに負けたのだ。 父は緑のたぬきをこよなく愛し、緑のたぬき検定・特級を持っていた。

「あなたは一族を滅ぼす者を産むと予言された、いわば『滅亡の母』なのです」 唯真は突然、常識では説明が付かない方法で命を狙われる。 救ってくれたのは、先日ナンパしてきた男前、御…

芳賀沼探偵事務所は、超常現象にまつわる事件を専門に扱う探偵事務所だ。 行方不明の透明人間。 超人的な身体能力の強盗犯。 そんな常識では説明できない不可思議な事件を相手に、変人探偵…

これは『呪い』に打ち克つ物語── 六色の竜王によって作られた世界・フィレミアには、様々な人や亜人が住んでいる。 色彩を尊ぶ人々が住むその世界で暮らす、身体に鳥の特徴を持つ亜人、鳥…

「魔女になりたいって、普通の人からしたら笑われるようなことを言ってるのかもしれない。だけど……。私は、たとえ周りからバカだのアホだの言われても、自分がやりたいことはやりたいんです…

【運命に立ち向かう少年と、運命を導く狐の物語です】 里山の奥、人から隠れるように生きる薬師の元、少年・明星（めいせい）は自身の体から草木を生やすという奇妙な「何か」を持っていた…

　戦争で祖国と恋人を失った青年アッシュは復讐のため、兵士になる。だが、異能力を使う皇国の兵士には敵わず、親友を目の前で殺され、アッシュは捕虜になり処刑される。しかし、死んだ瞬間に…

恐れながら、読者諸君はご存知だろうか。 私たちが住まう、広大無辺に見えるこの世界を、『狭界(セカイ)』と呼ばう者たちがいることを。 ただ、どうかすぐに怒らないで、この先を聞いてほ…

勇者テイトは低血圧 朝は魔物が襲ってきても起きられず、剣ひと振りで立ちくらみする そんな彼の夢は、手に入れれば一生寝て暮らせると言われる『神々の叡知』と呼ばれる、神から賜れた恩賜…

学生時代のボランティアで出逢ったピアニストの仲野沙耶。五年後、いくつもの偶然が重なって彼女と再会し、どういうわけか俺は絵を買うことになる。 絵描きを目指す沙耶と過ごしているうち…

――アタシには、明日が来ない。 毎日違う「今日」を過ごしている。 二宮沙希（にのみやさき）は、いたって平凡な２５歳の独身ＯＬであったはず、なのだが、今はあまりにも特異過ぎる日々…

松前謙介は物心ついた頃から己に付きまとう異形に悩まされていた。 高校二年に進級した数日後、謙介は不思議な雰囲気を纏う下級生と出会う。彼は謙介に付きまとう異形を「近づくもの」と呼び…