関東では知らない? 見たことがない人達も多々? 僕(芋かりんとう)とおじさんの商い日和!
かず斉入道
第1話 みんな僕のことを知っているかな?(1)
「うわぁあああ~! 食べないでぇえええ~! お願いだよ~! 許してぇえええ~!」
と、絶叫吐き──。悲痛な表情……。
「た、食べられた……。いた、たたた……」
と、自身の身体中に走る痛みに対して僕は耐え忍んでいる。
「つ、つつつ……。痛い、いた、たたた……」と。
そんな悲痛な表情でいる僕のことを、この物語を今から読み始める人達は知っているかな~?
「……?」
ん? あれ? みんな~? 反応がないようだけれど? みんなは僕のことを知らない~?
う~ん、それとも? 知ってはいるのだけれど? みんな恥ずかしくて声がでないのかな~?
「…………」
と、僕自身がまた声をかけてみたけれど。やはりみんなから反応がない。
だから僕自身は? 『さてさて困ったな……』と、自身の心の中で思ってしまうよ。この物語を読み、見始めた人達の気持ちがわからないから。
う~ん、でもさ? このまま? 僕自身がいつまでも? 深く思案を続けるわけにはいかないから。この物語を読み見ている人達の大半が僕のこと……。
そう~? 『芋かりんとう』だと知らないと判断して話しを進めていくことにするからね~。
と、いうことで?
まあ、僕の容姿?
そう? 凝視してもらえればわかると通りで? 黄色? 黄金色?
まあ、どちらとも言えない色の上に? 細くてしなやかなボディを持つ僕がね~? 『芋かりんとう』と言う名前の者なのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます