「前に 短編」を含む小説

衆目の目の前で大々的に婚約破棄を宣告された少女・アナスタシア。途方に暮れる彼女の心の拠り所となるのは、王子様──ではなくお姫様だった。恋のために、少女たちは奸計を巡らせる。

世界の片隅、誰も知らない天空に浮かぶ謎めいた古代遺跡が存在した。その地には古代文明の痕跡が随所に残り、人々の知らない技術と知識が秘められていた。その遺跡には、あるひとりの少年が住…

「それ、私が破ったんだ」 ある日、涼葉は古本屋でページが破られた本を発見する。それは『雲間に咲く花』という題のレズビアン小説だった。その小説を気に入った涼葉は何とかして失われたペ…

『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』の「第67話　新たな旅立ち」より少し前の話です。 下記『人の子、赤鬼の心をつゆ知らず』コレクションのURLです。 https://kakuyom…

敵国に囚われた亡国の姫。 そんな彼女の前に現れたのは、かつての友にして裏切り者の女騎士。 彼女は飄々と、だが『懺悔しに来た』と語りだす。

大正時代のサナトリウムで、恋を知りたいと願う少女と、彼女に恋する看護師の百合ストーリーです。

高校生がサラリーマンと出会い、幾多の壁に当たりながらも大人に成長していく物語。 十年以上前に書いた、処女作です。 思いつくままにキーボードを叩いていたのを覚えています。 設定…

国民的アイドルグループ『虹色クリーム』の凛奈は俺の妹だ。自慢するわけじゃないが、うちの妹は凄く可愛い。この前出た新曲ではセンターを任されたほどで、その小悪魔的な魅力は全国のファン…

　人生に価値を見失っていた主人公の漣蓮斗の前に現れたのは転校生である七瀬綾華だった。 　花を吐く不思議な彼女は何かと蓮斗を振り回す。そんな彼女に苦言を呈しながらも蓮斗は彼女に付き…

「ねえ、【ざくろさま】って知ってる？」 高校二年生の花村ヒナセは、暑さから逃れて立ち寄った喫茶店で二人組の女性客の噂話に聞き入ってしまう。 【ざくろさま】にメールを送ると、依頼…

　自分には妹がいる。父の死後に初めてそう知った涼子は、彼女に会いに行くことにする。会いたくない気持ちを押し殺しながら。

寒風が吹く夕刻、ドラッグストアの駐車場を清掃していた阿戸岐楚乃は、一人の弱りきった老婆に出会う。

大事な幼馴染のこと、九年前のあたしは「守る」と豪語してた。でも、今思うとなんか違う。大好きなのは変わってないのに、どうして？

僕の目の前に大きな"綿"が落ちていた──。

社畜の僕の部屋に、恋愛ゲームから抜け出してきた美少女が顕現？！ 寝る前の癒しに、ほのぼのまったり甘えてくれる、ちょっと強引でクセつよな“添い寝彼女”はどうですか。 第2回「G…

いよいよ7月も終盤、8月が目の前ですね。強制参加の本番、どうにかならんものなのか。

見慣れない小さな喫茶店《きっさてん》の前で足を止めた。 たくさんの大きなビルが立ち並んでいる大通りの中にぽつりとひとつ小さく佇んでいる。 どのビルもどこにでもありそうなそれなりに…

2年前に書いた短編です。

不動産会社に勤める園譜（えんぶ）は、所長から事故物件ロンダリングを任され物件へ出向く。 ハイツ本絹地２０５号室、前の入居者が首を掻き切って自死した曰くつきの部屋だ。 園譜はこの部…

オッサン魔術師×手繰り寄せ体質バーテンダーのバディミステリ！ 電子書籍にて発売中『壺中天地シリーズⅠ　カーディナル・レッドの指先』の番外編となる短編です。 本編未読でも楽し…