「掌編 家族」を含む小説

どこの家でもそうだと思っていたようなことが、自分の家庭のみの事情で驚いた。誰しもそういう経験が一度くらいあるのではないだろうか。私にとっては菊乃さんがそうであった。

ビージャには友達も家族も恋人もいない。いるのは小さな汚いぬいぐるみだけ。 絵本描こうと思って作ったお話。

　あたしはしあわせだった。 　とてもとても。 　しあわせだったのよ。 　小説よりは詩に近いかもしれない、すべりこみの同題異話SR『微笑みを数える日』２作目です。 https:/…

　娘のリクエストでクリスマスに父親が庭に植えたもみの木は、その後一度もクリスマスツリーの役割を果たすことなく、十年の間にばかでかく成長してしまいました。管理の限界が来て伐採される…

　いつも無愛想で仏頂面をしていた、実の父親が亡くなった。交流の少なかった父の死に実感も持てず、あまり悲しくなれなかった主人公、早絵。しかし遺品整理をしていくうち、彼女は謎の古びた…

タイトルの読みは「ひょうとう」。意味は「水に漂うこと」あるいは「さまようこと」。実話を元に構成したフィクション掌編です。

いわゆる「背徳」小説です。 家族はもちろん、親兄弟・親類縁者・友人知人には絶対読まれたくないものです。 成人向け。

よく晴れた日の公園のベンチで、可愛い赤ん坊をあやすひとりの女性。 容姿もごく普通。どこにでもいるような若い母親である。 しかしそんな彼女の左手の薬指には、三連の結婚指輪が輝いてい…

妹が家族に宛てて残した手紙。明かされる複雑な心境とは。 ※プロットなしで書くことに挑戦した掌編作品です。小説家になろう、ノベルアップ＋にも同内容で掲載しています。

【僕と私の都市伝説コンテスト参加作品】 本日（８月３１日）締め切りのコンテストにエントリーします。 エントリー期間が数時間を残すのみとなり往生際が悪いように見えますが、昔から…

だんまりを決め込む父、祖母との関係に疲れてしまった母、それを見つめる娘の私。老いた祖母をとりまく、いびつな空気に侵された、壊れゆく家族の物語。

人物描写の練習として、綾の「家族」について短いのを書いていきます。時系列はバラバラだったりするので、散歩に行く感覚で気楽に読んでください。

　□心身ともに健康である 　□酒、薬物等の過剰摂取はしていない 　□家族の同意を得ている 　□遺産等の手続きは終えている 　□仏教式を希望します 　□キリスト教式を希望します …

アンソロジー企画「アンソロジー空」に寄稿した作品です。 とある父子家庭のお話。 もしかすると、どこかでこういうことが起こっているのかもしれません。

　ある日届いて来た大きなダンボール……。その中身は、母が購入したお掃除ロボ、ルンバだった。 　事実を基にしたフィクションです。

とある一家の朝を“音”で描いております。さぁ、耳を傾けて……。

公務員の幸雄は、明日無人島へ送られる。 家族で囲む晩餐の席で、奥さんに訊ねられた。 「無人島に三つものを持っていくとしたら何にする？」

高校一年の育の憧れの相手は母の四つ下の弟、「遊さん」だ。 誰よりもかっこよくて優しくて頼れる大人、一番信頼出来る相手、家族だけれど家族以上に「大切」なそんな人。 甥と叔父のささや…