家族プロムナード

馬田ふらい

人物紹介

人物紹介

私(綾)

高校一年生。バスケ部に所属。スポーツ推薦で入学したが、周りのレベルの高さや練習の厳しさから挫折気味。よく笑い、よく泣く。趣味は音楽を聞くこと。


兄(ヒロト)

高校二年生。部活には入っていない。運動はからきし駄目だが、対して勉強していないにもかかわらずテストの成績は良い。愛想がないからか友達も少ない。


四十代後半の地方公務員。家では寡黙。学歴だけ高くて能力のない後輩が自分より高位になることを疎ましく思っている。部署の関係で残業が基本。私と顔を合わせるのは土日だけ。


四十代前半。結婚当初は専業主婦だったが兄が小学校に入る直前にスーパーで働き始め、現在も共働き。父とは対照的に朗らかでいつも笑顔である。とてもよく喋る。


祖父

もうすぐ八十歳。元小学校教師。寝たきりにもならず、歯も全て生え揃っている。しかし会話はだいたい通じない。しきりに自分の健康自慢をしてくる。元気の源はワカメらしい。


祖母

七十代半ば。一昨年の暮れに階段で転倒する大怪我で入院してから寝たきり状態で、各地の病院を転々とし現在は祖父の家の近くの市立病院のベッドにいる。もともと明るい性格だったが、大腸ガンが見つかってからは死を連想させる言葉が多くなった。ちなみにガンで余命三ヶ月の宣告を受けてからもう一年半ほど経っている。


中林さん

兄の彼女を自称する高校二年生。あの兄に彼女ができるとは思えないから多分虚言。


中田さん

三十代、バツイチ。子供はいない。近所のハンバーガー店のバイトリーダー。爽やか系イケメンで私はいつも中田さん目当てにチーズバーガーを買いに行く。

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