「許すとは」を含む小説

世界最強の国ミスルは奴隷制によって栄える軍事国家。 わけあってミスルから逃亡中の王奴スッカルは、国に戻れと指令を受ける。 罪を許すから、草原のかなたから攻めてくる「竜王」エヴレム…

素性が分からぬ人間に対しては、心を許すべきではない。

　札幌市の定食屋「欽」の女主人大橋美代子は、昔、ある事故で兄を亡くしていた。店の中に、美代子と兄のセピア色の写真が貼られ、「森の子」と刻まれた両手程の大きさの黒い石が置いてある。…

紘一くんのことが大好きな女の子が、紘一くんのことを許すだけの話です

【KAC20241・書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』】応募作です。 　こちらが本命ですので、よろしくお願い致します。 　皆さんはこんな経験ありま…

　天正二十年（１５９２）。文禄の役のさなか、異国の攻城陣中。武辺の集う軍議の机上へ、堂々と猫の寝そべるを許す将の姿があった。亀井台州守茲矩である。度重なる奇行から老臣より乱心を疑…

葉月 柑夏は高校二年生になってすぐの四月、実の姉に恋心を抱いてしまった少女に悩みを打ち明けられる。 しかし彼女が抱えるものは禁断の姉妹愛だけではなく、人の心を無意識に操ってしまう…

善良たる彼女を傷つけるような人間を、私は許すことができない。

一週間ほど前突然、ミリィは自分が前世でハマりまくっていた「ときめきプリンセス」 の脇役、ミリィ・テイラーになっている事に気づいた。 似たような設定の小説を図書館で読んだ瞬間、彼…

核戦争で滅びた世界。 人間は誰一人も残らず、滅亡した。 その戦争から数百年。 新たな人間に変わる地球を支配する種族、 魔人が現れた。 魔人の姿は人間とほぼ変わらない。 だが、彼ら…

主人公　田中彼方は神に間違いで殺されたが、東シナ海よりも深い、深あ〜い心で許した。 しかし、魔王を倒してと頼まれチートを提案したがチートは貰えず、挙げ句の果てには魔族に転生してし…

――天使の羽根を手に入れた者は、幸せになれる―― それは、古くから伝わる伝承。 天から雪のように降るそれを、人々は『天からの贈り物』と呼んだ。 雨の天使レインは、ほんの気…

エヌちゃんの幼馴染の男の子たちはエヌ君が大好きですなのが、お互いに牽制しあって告白できません。 その間隙を縫ってエヌちゃんにアプローチする泥棒猫が現れます。 許すまじ泥棒猫！　三…

エヌ君の幼馴染の女の子たちはエヌ君が大好きですなのが、お互いに牽制しあって告白できません。 その間隙を縫ってエヌ君にアプローチする泥棒猫が現れます。 許すまじ泥棒猫！　三味線の皮…

私は、彼女の願いを叶えただけである。

　主人公は妬みから、クラスメイトに無視される生活を送ります。 　中学三年生になったときから、どういうわけか声をかけてくるようになります。これまでの経緯もあり、許すことはできません…

「ずっと仲良しだよっ！！」 「私達、一生友達だよね！」 　いつか聞いたそんな言葉が頭をよぎり、私はフッと鼻で笑った。女の友情は、脆くて薄っぺらい。私はもう、そんな不確かで頼りな…

瀬々市愛、二十六才。「宵ノ三番地」という名前の探し物屋で、店長代理を務める青年。 右目に濁った翡翠色の瞳を持つ彼は、物に宿る化身が見える不思議な力を持っている。 御木立多田羅、…

場面緘黙症。100人から200人に1人の割合でいると言われている「話したいけど話せない」声が出ない症状のことです。 『心の声が響くとき』は、場面緘黙症を持つ少女・岡田唯花の成長を…

ある女性のいじめられっ子は激白する。 「私は、中学生時代に酷いいじめに遭っていた」と。 その内容とは……。