「爺」を含む小説

人と妖の仲介者 常世と現世の間に生きる者 故に人は彼らをこう呼ぶのだ 繋人と───── とある業界の在り方に不満を持つ学生達。 学園生活を通じててっぺんに居座る爺からその席を奪…

感染症によって崩壊途中の世界を、爺、青年、少女が青のトヨタで巡遊する。

「母死す、至急連絡されたし。」 　弟から電報が届いた。新しく葉書を買いに行った日だった。すぐに実家に電話を掛け、勤め先に行って休みを取り、大家の爺に留守を頼んだ。押し入れから旅行…

・・・ココハ、ドコ？・・・ 『ここは、希望と新生の地、ヘルザ。』 ・・・ワタシハ、ダレ？・・・ 『汝は我が使徒。』 ・・・ 『ヘルザに潜む古の宿業を拭い去り、 　ヘルザに生きる人…

春夏秋冬、季節は巡る。いつも通り、当たり前の日常。 ふと、小さな声に耳を澄ませてみれば、世界の見方が変わります。 ほのぼのだったり、ほんの少しホラーだったりの一話完結短編集で…

　リリィは立派な邸宅に住む、十七歳のお嬢様。しかし、その美しい外見に似合わず、型破りで男前な性格。執事の爺やは、ほとほと手を焼いていた。 　ある日、リリィの父が、知人からバイオ…

登場人物：姫（本作の主人公）、爺（振り回される家老）、影と影長（姫様の警護）、料理番（豪腕オバサン）、姫の母と父 ※影長はかげおさと読んであげて下さい。 基本的には、会話形式…

泥被りと呼ばれ兄妹から嫌われるアルフレッド王国第七王女ノル。ノルが命を救い取り上げた王族専属護衛のウォルフと仕事仲間のヨル爺が唯二の味方。兄妹たちから押し付けられる仕事をため息交…

これはお爺ちゃんがしてくれたお話。昔、人間の世界には妖精がいたらしくて──

喫茶店を経営しているリヒャルトには、好きな相手がいる。雨が降る度に店に訪れる名前も知らない彼とのちょっとしたお話。 小説家のおっさん✕喫茶店のマスター。 ※ツイノベを加筆修正…

　以前より五・七・五で俳句や川柳のように怪談あるあるを綴る〝怪句（※川柳が一時期「俳風狂句（略して狂句）」と名乗っていたのに倣い「俳風怪句（略して怪句）」）〟なるものを 『俳怪…

※ネタバレ注意 ・キャラクター設定 〇愛枝愛唯（あいえだ・めい） 小学６年生の女の子。初恋もまだの、どこにでもいる普通の女の子。 恥ずかしいセリフに耐性が無く、すぐに顔が赤く…

爺二人の旅のお話。 ※ツイノベに加筆修正したものです。 ※アルファポリスさん、ミッドナイトノベルズさんでも公開しております。

※ネタバレ注意 〇キャラクター設定 ・大牙（タイガ）１１歳/僕 夏休みに爺ちゃんの住む田舎に遊びに来ていたが異世界転移に巻き込まれる。 弱虫。 運動も勉強も得意とは言い切れない中…

四十年連れ添った女房に先立たれたパークは、息子の勧めで『茶飲み友達の会』という催し物に出かけた。そこで出会ったリカルドとのちょっとしたお話。 ※ツイノベで書いたものです。 ※爺…

亡くなった親友の孫オリーを引き取ったミック。 ミックとオリーのゆるやかなプラトニックラブ。 ※私の中ではハッピーです。私の中では。 ※ミッドナイトノベルズ、アルファポリスさん…

迷宮が現れた地球。人類は新たな力『スキル』を発現させそれに対抗した。スキルを使い襲い来る厄災に挑む者たちを、人はハンターと呼んだ。 迷宮出現から40年。日本東京に建てられたハン…

叶うことがなかった老爺の恋のお話。 ※ミッドナイトノベルズ、アルファポリスでも公開しております。

　過去を捨て去り、山奥でひっそりと余生をおくる老人の元へ、「連れ合いを何者かに殺された」という息子が娘を伴って現れた。それは彼らにとって、三十年振りの再会だった。 「助けてくれ、…

人類がリアルから撤退して４０年。 リアルを生きてきた第一世代は定年を迎えてＶＲ世代との共存の道を歩んでいた。 笹井裕次郎（６２）も、退職を皮切りに末娘の世話になりながら暮らすお爺…