「人であるからこそ 詩」を含む小説

これから過酷な運命や人生がもし待ち受けていたとしても、微笑だけは忘れたくないという想いが詩になりました。

別れの言葉もなく去った師を追いかけて、村を出たひとりの少年。危険に遭遇しながらも辿り着いたのは、〈大舞台〉とも呼びならわされる絢爛の都。旅の道連れに勧められ、少年は冒険者ギルドの…

あなたの側にいられるだけで、僕は幸せだったのに…。人を好きになり、別れを経験し、初めて孤独というものを知った時の自分を思い出し、詩にしてみました。

【あらすじ】 中国・北宋の末期、旧法党と新法党の党争という、国を割らんばかりの争いは極致に達し、時の皇帝・徽宗（きそう）の宰相、蔡京（さいけい）は新法党を称し、旧法党の弾圧を強行…

頭の中にめぐる感情や言葉を忘れないように 日常を紡ぎながら生きていきたい

　他人事？ 　それはそんな人の詩です。

◆秋に婚姻届を無事受理され、春になってからアパートを借り、夫婦の本当の生活が始まった。 所が、妻が具合が悪い。一時は三か月の任意入院もした。 でも、秋に記念日だからと、小岩井のペ…

日が暮れて、月が薄らと空に見え隠れする、夕闇に包まれるまでまだ少し間がある時刻に、好きな人と街を歩くだけで幸せを感じる女性の想いを詩にしてみました。

流されるように 生きながら 言葉が溢れる体から 命からがら 詩を書くから 人の形でいられる、まだ。

強がっても、人は一人では生きられないし、永遠を誓える誰かに出会えたらそれに勝る幸せはないという想いが詩になりました。

これは、荒巻三詩の昔の話だ。 自我が芽生えてから、人と関わることの無かった三詩には人間とは何かを知らなかった。 三詩は柵に囲まれた場所で、毎日テレビを見るのが普通のことだと思って…

与えてもらうばかりではなく、たくさんの人に力を与えられる人になりたい、そういう想いがこんな詩になりました。

　世界は不思議で満ちている。 　かつて世界を恐怖に陥れた〈神機兵〉が闊歩し、太古の星霊術師が生み出したと呼ばれる不思議な詩があり、そこには当たり前のように人やモンスターもいる。 …