たかが詩じゃないか

詩音 悠

『宵空の月(よいぞらのつき)』

さらさらと流れてゆく 景色が淋し気で

ちよっと揺れるの心が

何故かしらあなたの横にいるのに

いつまでも歩きたいの

さざめく人混みを縫って通り過ぎてく

淋しさを消し去る熱いぬくもり        

側で感じていられたら            

華やかな街の灯に 包まれてゆく恋心

揺さぶられときめいた 

愛の言葉を忘れはしない 

瞳がうるんでく 笑顔がこぼれだす      

切なさに満たされながら           

二人で見上げた 宵空の月          



ふわふわと漂っている 時間の片隅で

ちよっと溢れる涙が

何故かしらあなたに愛されたのに

気まぐれな運命でも                 

流れに身を委ね生きて行きたいあなたと 

幸せと素直に言えるうれしさ

側で感じていられたら

柔らかな街の灯に 胸熱くする恋心

離さないあなたの手 

愛の行方を探しにゆくの

足音響くだけ すべてを受け止めて

切なさを抱きしめながら

二人で見つめた 宵空の月



あざやかな街の灯に染まってゆくの恋心

時を越え終わらない 

愛の永遠 信じてゆくわ

夜風も優しくて 愛しさこみあげて

切なくて離れられない

二人を見つめる 宵空の月

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