月の住人
おもはゆ
生存確認
夜中 まだ日も昇らない時間
いつも通りふと目が覚める
隣に眠るその人から
呼吸の音が聞こえない気がして
そっと近づいて確認する
その音は ちゃんと規則正しく鳴っていて
安堵した私はまた眠りにつく
朝が来たら おはようがまた言えますようにと
祈りながらまどろみの中に落ちる
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