「ただ語るだけ」を含む小説

彼女にぬいぐるみをプレゼントできなくて振られた男が語る、ぬいぐるみの怖い話。

　約二十年間、遺品整理の仕事に携わっている人物が、匿名掲示板に載せた自身の体験談。 　時々、仕事中にあるぬいぐるみを見かけるようになった。そのぬいぐるみが現れるのは、とある条件が…

KAC 20232参加作品。朝鮮王朝時代の女性詩人 許蘭雪軒について弟の文人 許筠が語ります。“這子”がこの時代、朝鮮に存在したかどうかについては深入りしないでくださいね（苦笑…

「我が名はタヌたん。鮭桃色のぬいぐるみである」 誕生日プレゼントに手渡されたぬいぐるみが、名前を与えられて持ち主と共に過ごし、ぬいぐるみ生を全うするお話。 KAC2023　第…

KAC20232第二回企画「ぬいぐるみ」 伽藍堂の主人である月城朱がぬいぐるみ及び人形について戯言を語る。

探偵・日向寺樹はクマと対峙していた。持ち主を探す義理はないが、気にならないわけではない。 軽い気持ちで読めるライトミステリー、街角探偵第２弾。 今回はミステリー薄味、人間ドラマ若…

娘は可愛いものです。 どんな状態でも可愛いものです。 そんな父親の声、お届けいたしましょう。 二話構成となっております。

ぬいぐるみが大好きな少年。 そんな少年が初めて人を好きになり、思いのたけを語る。 ※KAC2023のお題、「ぬいぐるみ」で思いついたため書いてみました。 こういう感じにしたいと…

KAC2023参加作品。滅亡した文明の跡に向かった考古学研究室に所属する「私」が一人称で語る短い物語。 前作『レリックコレクター』の続編です。

城下町でぬいぐるみ屋を営む裁縫屋のロディ。 そこに足繁く通う見目麗しい美女、近衛騎士のマーリィ伯爵は、世間話で貴族の不祥事をロディに語る。 だが彼女が困っているのはそれだけで…

あいうえお短歌とは。キーワードの頭文字を取って作った短歌です。 あ : あらすごい！ い : いつでも斜め う : うえをゆく え : エモい短歌を お : おくる所…

海老好きが海老を語るだけ

幼馴染の苺谷芽衣と蒼井悠真は、一緒に本屋へ来た。流行り物が好きな芽衣と、ブンガク少年な悠真。バズってる小説の良さをわかってもらいたくて、芽衣は本屋の店内でバズりについて悠真に語る。

オカルト、怪談話、噂話……。 それらの口々に語られる怪物はやがて形となって具現化し、人への脅威となる。 その“怪物”を人知れずに殺す存在もまた、噂として語られているのかもしれない…

祖母の営む小さな本屋で素敵な一冊に出会った。

本屋の本たちは人のいない夜中におしゃべりする。 どれだけ自分がすばらしい本なのか。 可哀想な無残な本にはなりたくないと嘆きながら。 えほんのぼくは、きっと悲惨なおわりを覚悟してい…

幼馴染みの家からの帰り道、徹夜をしていた所為で列車を乗り過ごした僕は、次の列車を待つ間、その町を散策した。 そこで見つけた本屋の女性との交流と、大人になった僕が見つけた夢を語る物…

KAC参加作品。現実の世界。本当にここが私の世界なの？　迷宮の本屋に迷い込んだユカが出会った店主の佐藤と語る、自己の存在と異世界転生への予言。 なにが真実で、なにが偽りなのか。自…

滅亡した文明の跡に一番乗りした者が一人称で語る短い物語。 七編がそれぞれ独立した連作SF短編シリーズ『ジ・エンド・オブ・シヴィライゼーション』の第一作。 話自体はコンパクトなので…

我が家の家訓は『己の唯一を一途に愛す』 愛を語る時点で家訓としては些か疑問を持ってしまうものの、父や祖父を見ているとしかとそれが守られているのが解る。 いや家訓と言うより…