「短編 死」を含む小説

未知のウイルスの出現から10年。 最悪の場合死に至るこのウイルスを、人々はいまだに根絶できずにいる。 私の「ほんとうの顔」を知るのは、家族や恋人など、親しい者だけ。 そんな世界…

自分を変えるために死を決心する男の話

スーツにネクタイ、ボーラーハットからシューズまで白づくめ。言い間違いが激しい。ありのままを口にしてしまう。ちょっとした特殊な能力がある。名前がない。変身できる。死神と仲良し。死が…

大陸最北の地・ブロッシアを目指す少女、カペラ。 勝ち気な性格ながらも病弱だった彼女は、元々は壮年の年代でベッドから動けず寝たきりの生活だったが、出会った死神・ジルゴートから〝一日…

何年か前に、縄を買った。 自殺用の縄だ。 けれど、僕はいまもこうして生きている。 それは、この縄があるからだ。 矛盾している。けれど、そうなのだ。 夜、部屋の明かりを消して、縄を…

短い話。がらくたも誰かにとっての宝物となるだろうと思います。 死に遭遇した手紙を芸術家の青年に送る女性の話、雲を製造する工場の話、父親が死の間際に息子に語りかける話などです。

遠く室町時代の昔から、阿波の国には「首なし馬」の伝説があった。夜、首なし馬を見た者は、遠からず死に至るという。これを戦場で見た三好長慶の弟、三好実休はその後、はからずも討ち死にし…

一年前か、三年前か。それより前ということはないと思うのだが、とにかく、何年か前の話だ。 公園前の通りは、ゆるやかな坂になっていて、僕はそこをのんびりと歩いていた。 ふと、絵を描く…

　ある世界の神界に、三柱の女神が住んでいました。 　おっとり長女、森羅万象の全てを自由に操る自然の神であるシャル。 　世話焼き次女、世界に愛を振り撒き、平和な世の中を保つ慈愛の…

成績上位、イケメンで性格良しの男子は女子にモテて、同じクラスの女子に告白をされた。 恋愛を面倒臭いと感じる男子は、いつも通りに断ったら思いもよらない出来事が起こった。 フ…

いつか必ず死ぬ私に向けた、一通の手紙 手直し前初出　ツイッター/20200313 この作品は（pixiv/note/アルファポリス/小説家になろう）にも掲載しています。

インターホンを押すと、誰もいないはずの室内から男の声が。父親の死により、その怪現象は有耶無耶のままにされたが、部屋の住人のマリは別れた夫の影に怯えていた──。

被疑者死亡、全ての犯人が死によって罪を逃れた訳ではない。 彼らを死へと導いた葛藤と苦悩。 それを紐解くのが、警視庁捜査四課の仕事であった。 新たに四課に配属された雛庭つぐみは、…

　生きている意味を感じない。でも死ぬ勇気はない。 　惰性的な人生を過ごすフリーター、八原理人(よはら まさと)は、駅前で「死想教室」のチラシを受け取り、無料体験講習を受けることに…

ファンタジーで定番な職業「冒険者」。 それは死と隣り合わせの危険な仕事をこなし、名誉や、富・一獲千金を手に入れようとするのがほとんどです。 ・・・なのに、「生命保険」という言葉を…

俺、ミナト・ブルーフェイズは信じていた仲間に裏切られて殺されてしまった。 でも死の間際に走馬燈代わりに前世でイカレ女に惨殺された記憶を思い出すってどういう事だよ！ 前世ではヤバい…

　還暦の男に時々刻々去来する。過去・現在・未来が混じり合う。 　生と死。 　奇妙な人たちが次々と現れては消える。

大人の青春みたいなものが、好きです。 幼馴染と大人になっても一緒にいるって、いいよね。 ずっと続く友情って暖かいよね。 そんな話です。 ヒマワリの花言葉「栄光」「憧れ」「未来」

やせ細ったカマキリがハチドリに胸中を明かした。そして最期のお願いをした。