「#伝奇」を含む小説

文久二年十二月、深川で凄惨な一家惨殺事件が発生し、江戸の町はこの恐るべき殺人鬼に騒然となった。 下手人が捕らえられぬまま年は明け、文久三年一月、用心棒を稼業とする浪人、犬廻兵悟は…

これより綴るは江戸後期の読本作者、櫃士屋 骸吉(ひつしや がいきち)の聞き集めし怪談である。生者の陰には亡者あり。江戸の裏に見える穢土の有様、お楽しみあれ。

沖壬護と佐藤一郎は幼馴染みである。昔から一郎は壬護にどんな勝負事でも一度も勝てた事がない。それはずっと続くと思っていた。だが高校三年生の卒業間近。一郎は壬護に最後の勝負を申し出る…

　自らの企画に自らの作品を参加させました。 　特に重要な内容でもありません。

　シェアードワールドに魅力を感じ作りたいと思いながらも、実行に移していませんでしたが、まあ、やってみるかと。 　そう思い立ったのでやって見ることにします。 　私一人では作れないの…

※暴力的なシーン、流血シーンがあります。苦手な方はご注意ください。あくまでも物語としてのものです。そういった行為を推奨しているものではありません。 ※短編連作です。 箱庭に創…

幼い頃に出会い、心を奪われた相手に再会したと思っていた主人公、聖条真也。 しかし、その彼女は確かに昔日の少女の筈なのに、自分とは初めて会ったと言ってきた。 少女が嘘を言っている風…

平安の鬼斬の話です。ただ「ヒト」とのみ名乗る彼は鬼を見て何を思うのか？そういう話となっております。

大学で一学年上だからって威張って来るクソ野郎にシナリオブレイクされた。 抗議しようと思ったら交通事故で首の骨を折って死んでしまい異世界転生。 転生先は自分の作品〈現代退魔奇譚〉、…

明治か大正時代くらいの、森の中で。

殺人という絶対悪を行使する彼には理解者は存在せず、ただ独りだった――妖鬼の少女と出遭うまでは。 運命が気まぐれに許した、束の間の孤独のやぶれ。彼らの邂逅は、やがて、ひとつの町全体…

羽代藩の若き藩主となった朝永弘紀は藩が抱える多くの問題の解決に着手する。一方、田崎の手配で羽代城の使用人として登用された秋生修之輔は新たな仲間と出会う。弘紀主導の藩政が動き始める…

　第二次世界大戦直後の日本を舞台に、吸血鬼の根源を探る二人の医師。 　目覚めた真祖を相手取り、深く静かな知能戦が繰り広げられる。 　二千年に渡り継続された暗闘の歴史に、終止符が打…

悪魔との取引で、ある「チート能力」を得た歴史学者。 しかし……その願いの副作用として起きたのは……何故か日本滅亡だった。 一体、どうして、こんな事態になったのか？ 「なろう」「カ…

昔、ある所に物凄い速さで走る男がいた。 その男は水の上ですら走る事ができる。 その男が見た光景や聞いた音が、歴史的なものを残す事になる。

　これも何かのご縁だ、ちいとばかしこの花見酒に付き合っておくれよ。 　なに、そう構えなさるな。夜桜を肴に一杯てえのも、なかなか風流じゃろう。 　しかしお前さん、どうしてそう眉根を…

場所はシルクロード、時は三国志。西域を旅する人種・出自不明の美少年と、彼に金環をはめられ無理やり家来にさせられた男の東西の文明・魔術の交錯する冒険活劇！ エロス…亜麻色の髪に金…

KAC20219「ソロ〇〇」 お題小説九本目。おひとりさまブームの続くなかこのお題。 なんとも時世を反映しておりますね。 そんなさなかにピッタリな作品を思いつきました。 ホラー…

<KAC2021参加作 お題:尊い> 驚異の部屋(独:Wunderkammer) 16世紀から17世紀にかけて、欧州の王侯貴族が邸宅内に設けた珍品陳列室。 彼の「驚異の部屋」の最…