概要
勝った方は負けた方の「名前」を貰える…。名を奪い人生を入れ替えろ。
沖壬護と佐藤一郎は幼馴染みである。昔から一郎は壬護にどんな勝負事でも一度も勝てた事がない。それはずっと続くと思っていた。だが高校三年生の卒業間近。一郎は壬護に最後の勝負を申し出る。それはクラスメイトの長尾ミコトに同時に告白し、受け入れられた方が勝ちというシンプルなもの。しかし解せないのはミコトは壬護の恋人だという事。一郎は何故最初から負けると分かっているような勝負を最後の勝負に申し出たのだろう。しかも一郎が勝った時、彼が望む報酬は「名前」…だった。
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