「語ります」を含む小説

　丸々学園。 　F県の中心地から電車で30分揺られた先にある片田舎の私立高校である。 　無駄に広い土地に、無駄に広い校舎、無駄に多い生徒たちが通っていて「勉強はそこそこに、部活…

終戦記念日なので。 花火には、鎮魂の意味合いがあるそうですね。 戦後78年。体験した方の話を聞く機会は、年々減っています。 私自身、直接体験したわけでもありませんし、ただ、直接聞…

好きなアニメとか特撮とかＳＦ（小説）とかその他の創作物についてゆるく語ります。

夏といえば背筋の凍るようなホラーが定番ですね。 そんな訳で背筋の凍らないホラーをご用意しました。 お爺さんが語り部となり孫に聞かせるごく普通の連作ホラーです。

馬鹿が馬鹿な自分語りをする馬鹿話

私マリーは、あなたが目覚めるのを待っている。お寝坊のあなたの横で、あなたに伝えたい事をあれこれ昔を思い出しながら語っていくと······。 精霊の棲家のような美しい泉のある辺境伯…

著：エドワード・ハイベリー 『謎は嘘より産まれ 　真実は錯覚にて創られ 　やがて歴史は、霧深き神話となる』 ――詩人ノヴァリス｜ザリヴ本島大衆酒場『ローレライ』にて ✢　✢…

七宮廷神界の超能力者で、位階者と呼ばれる、環境修復技術の仕事に携わる者たち。 思想『万世の秘法』は、彼らをまとめる世界の二大勢力の一つである。 裏ではテロリストを擁する呪界法信奉…

ゲームセンターのUFOキャッチャーでプロとして活動する佐藤健太郎が逮捕される。彼の驚異的なテクニックで景品を取る姿は伝説的だった。しかし、彼の逮捕の真相は、実は景品を子供たちに贈…

　百物語の六十話目、二回生の門野が語り出す。「夏になると、肝試しをする人がけっこういますよね。廃病院なんて行っちゃって……すごく怖いものを見たんです」

話し手の「私」はふと十代の頃の体験を思い出す。何かと比べたら取るに足らない話しかもしれない、でも私は確かに怖かった。一つ思い出すとまた一つまた一つと記憶が蘇った。「私」が語り部に…

――プロローグ―― 高校２年の初夏。 僕は、隣町の介護施設に入所しているおばあちゃんのお見舞いに行くことになった。 バスに揺られておよそ３０分。 施設がある場所は、バス停から更…

　1894年の朝鮮・甲午農民戦争「鎮圧」に出征した徳島の農民の話を、大クスの祠の主・藤兵衛狸が語ります。 　8月は「戦争を考える」「戦争犠牲者に思いを馳せる」季節ですが、その語ら…

軍を退役し、私立探偵を始めた親友、シュメート・アラヴァーの探偵事務所を訪れた小説家、クローニン・サイナンは、シュメートと一緒に（勝手に）軍を辞めた元最強の傭兵メイド、レベッカ・ブ…

ライナンスロープの女子大生がヴァンパイアのＶＲゲームアイドルとゾンビになった親友を救いにGOＴＯＨＥＬＬします 【カクヨムコン８（ライト文芸部門）中間選考通過作品】 【NOVE…

有名インフルエンサーのがゆりの元に来たUという男の子が通り魔事件の真相を語り、のがゆりを守ろうとする転生先で巻き起こる僕と私のハナシ。

【ヒロイン紹介】 御水しろ（おみず・しろ） 高校１年生の女の子。あなた（せんぱい）の後輩で彼女。 学校ではあまり目立たないが、その正体は、ネット界隈で絶大な人気を誇るコスプ…

　百物語の八話目、三回生（留年中）の後藤は語り出した。「これはフィクションです。まあ、モデルのお話もあるんで、そちらも交えて怪談ってことにしようかな」

ふたりの強く輝く個性的なヒロイン、美羽と遥斗が織り成す、甘くてほんわかするラブコメASMR作品『愛と絆の約束〜美羽との甘いひととき〜』がついに登場です。 美羽の魅力的なひとり語…