「蕾」を含む小説

冬に見た桜の蕾。 それは私に小さな勇気をくれた。

少女は飛び出した。 自分に課された試練から逃げるように、立ち向かうための充電をするために。 飛び出した先で出会う人が彼女を蕾から花開かせていく。 その過程を桜の木を見るように見守…

早春、今まさに百花繚乱となる季節に蕾を腐らせる魔風が吹く。 聖騎士の先生の助手になって、幼馴染みと恋人になって……なんて、のほほんとした将来を描いていた私の『世界』は皇国の使者…

チームこむらさきさん軍です　いえーい

自転車ロードレースのワールドチームから解雇されて日本に帰国した美里は、自転車部を立ち上げ顧問となる事を条件に女子校の教師となる。 見た目は「チャラい」という言葉がしっくりとくるよ…

【おはよう】 大学受験を終えたばかりの主人公アキラと喧嘩別れしたきりの遠距離ドライバーをしている父。繊細な青年の心に沿うた短編作品。 【戦線に異状なし】 敗戦の濃厚な戦場から遺髪…

『ウォルヴァンシアの王兄姫 ～淡き蕾は愛しき人の想いと共に花ひらく～』の、 番外編的なお話を追加していきます。 サブキャラやメインキャラ含め、 色々エピソードを書いていけたら良い…

世界を救ったシアンと桔梗の息子、シュラ。 母、桔梗と共に世界樹の周辺調査任務に出向いた彼は、そこで大きな蕾を見つける。 蕾の中から姿を現した少女――エルヴィとの出会いによって、シ…

銀蕾（ぎんらい）。 これは、銀の華の物語が始まる以前の物語。 銀の華という自警団を幼くして率いることになった少年・リンは15歳。 血の繋がらない兄・ジェイスと彼の親友である克臣…

事実を元にしたフィクション。

これは実体験をもとにしたフィクションです

花火師――煙蔵（えんぞう）が手ずから創作する花火は超一級との評判。なかでも知る人ぞ知る門外不出の線香花火は、『特別な』客にのみ譲り、それ以外の客にはどれだけ金を積まれても売らない…

幼少期に親に捨てられ、愛を知らずにひとりで育った、ジェンダーレス男子の霆 稟太朗(いかづちりんたろう)は、異母兄弟の齊藤青龍(さいとうせいりゅう)に対して歪んだ愛情を抱いていた。…

湿り気を帯びた風 しとしとと、雨が降る 春は過ぎた　残る花弁 いつもの通り道　バス停　青茂る紫陽花、蕾はもうすぐ 濡れた外套が揺れる 彼は言葉を交わさない雨音だけが確かで不思…

英雄に憧れた全ての少年に贈る、師との絆が織り成す学園バトル! 人類を護る盾であり、特異な能力の使用を国家から許可されているシーカー。 その養成学校への入学を懸けて、草薙大和は幼…

『十二国』の「シュウ」と『アルメリア」の「ロナルド」がテロリストである「テロドス」に挑む痛快アクションエンターテインメント……！

鉄百、菊、一鷹。三人の小学生は同じチームでバスケに没頭していた。 運動神経に自身がない鉄百は友人でありバスケの天才であった菊に選手として尊敬していた。だがその尊敬はあまりにも強す…

不器用で未熟な恋だった

　そのマンションでは、よく飛び降り自殺が発生する。主人公の美雪がベランダのスノードロップの蕾に触れると、人が落ちた。下を見ると見物客が、スマホで写真の撮影会が始まった。すると、ま…