君たちの花は美しい
藍ねず
君たちの花は美しい
私は花屋のしがない販売員です。
鳥類種なので翼があります。二本の腕の外側に生えた翼で飛べるのです。
足は鈎爪、体重は軽め、骨は脆い。飛ぶために繊細な内臓をしている私ですが、肉体労働の花屋さんは何とか続けられています。
雇い主は蕾の異形頭の「店長さん」です。輪切りの首に双葉と赤い蕾が乗っている店長さんは、この街で唯一の花屋さんを開店した方だとか。
元々は異形頭が住む有名な観光地で、お兄さんと一緒に花屋さんをやっていたそうです。
しかし店長さんは街を出て、第二店舗としてここにお店を構えられたそうです。国外進出と言いましょうか、経営拡大と言いましょうか。街を出る時は仲間の異形頭さん達が盛大にお見送りしてくださったと聞いています。おかげで私は働き口が見つかったので万々歳です。
「こちらのお花をいただけますか?」
「はい勿論。ご自宅用ですか? 贈り物にお包みしましょうか」
「自宅用で。ちょっとリビングに飾りたいの」
「かしこまりました」
気立ての良さそうな犬のマダムが選んだのは橙に近い黄色の花でした。花弁は丸く大きめだから、綺麗というよりは可愛い印象のある花です。
さっと私が水切りをし、紙に包んでレジを打てば、マダムは嬉しそうに尻尾を揺らして退店されました。
お店に並んでいる花は本店から冷凍速達便で運ばれ、毎朝違った物が並びます。見たことない花も沢山あるので毎日勉強です。
冷凍速達便は何やら凄い技術らしいですが、知能の低い私にはまだ理解できそうにありません。鳥頭だからだって? そんな意地悪は聞かなかったことにします。
「クオさん、店番ありがとうございました」
「おかえりなさい、店長さん」
赤い蕾にいっぱいの太陽光を浴びて、店長さんが出張から戻られました。両腕には抱えきれないほど色鮮やかな花々が束となっていて、今日の出張も大変だったと分かります。
それでも店長さんが疲れを見せることなんてありません。今日も今日とて紳士な口調で丁寧に会釈してくれます。
「午前中お疲れ様です。一度お店を閉めて、午後は配達をしていただいても構いませんか?」
「はい、喜んで」
「ありがとうございます」
店長さんの胸元から息を多く含んだ声が漏れます。
異形頭さんの体は二本の腕と二本の足、胴体が一つです。たしかどこかで聞いた"人間"という種族と同じらしいですが、口は異形頭さんなので独特な位置にあります。
首の付け根の少し下。縦に開くチャックが店長さん達の口です。顔に口や目がある我ら鳥類種とは違うので最初は驚きましたが、慣れたらなんてことありませんでした。
ちなみに鳥類種は嘴が退化したらしく、顔つきはエルフの方々と似ているそうです。エルフさんには会ったことがないのでどれほど似ているかは分かりませんが。
私はお店の看板を閉店状態にし、店長さんとお昼を食べます。店長さんは綺麗なお水と栄養満点の土。今日は土壌栄養剤もかけてますね。お洒落です。
私は採れたて新鮮を売りにしているお店で買った昆虫類弁当を開け、わさわさと足を動かしている虫達を頬張りました。羽根や節がパリパリしているのは鮮度がいいからですね。あのお店への信頼度は毎日上がるばかりです。
「今日もクオさんは美味しそうに食事をされますね」
「とても美味しいですから。店長さんも食べられますか?」
「僕は食虫植物ではないので消化液がないんです。なのでお気持ちだけで」
「そうですか、失礼しました」
「いえいえ」
肩を揺らして店長さんは笑ったらしい。その頭のどこで周りを見ているのか私には分かりませんが、私を見ていてくれるなら何でもいいです。
店長さんは品のある動作で胸のチャックに水を流し込みます。その時に見える店長さんの鎖骨には、小さな蕾が残っていました。
「店長さん、それ」
「ん? あぁ、残っていましたか」
店長さんは腰に巻いた鞄から鋏を出して蕾を採ります。それは先ほど抱えて帰られた花の山に重ねられ、私が配達する物の一つとなりました。
「こちら、今日の配達先のリストになります」
「かしこまりました」
昼食後、リストを貰った私は店長さんがラッピングしてくれた花をせっせと籠に積み、両足で持ちました。
大きく広げた翼で空気を掴み、私は籠ごと浮き上がります。
「行けそうですか?」
「はい勿論、行ってきます」
「ありがとうございます、いってらっしゃい」
お店の裏口から店長さんに見送られ、私は空を駆けます。賢くない頭でルートを組み、最初に向かったのは大きなビルの中にある会社です。
「お花のお届けです。先日退社された方から、お世話になったお礼にと」
「え、アイツが花? 送料は?」
「無料です。彼からのお気持ちをどうぞ」
お花を届けると大概の方は驚かれます。私が配達するのは予告の無いサプライズフラワーですから。
ですが皆さん押し返したりはしないのです。店長さんのラッピングも相まって、届く花があまりにも美しいから。瑞々しく潤って、絵画よりも色が映え、香りを吸えば虜になるでしょう。
受け取ってくださった方は、赤い大輪の花で出来たブーケを休憩スペースに置かれました。他の社員の方々も目を奪われて近づき、口々に「綺麗だ」と笑ってくださいます。
「こんなに綺麗な花、初めて見ました」
「それは良かったです。日持ちはすると思いますので、どうぞよろしくお願いします」
お辞儀をした私はビルを後にし、次は近くの学校へ向かいます。宛先は職員室。依頼者はここの元生徒さんです。なんでも一ヵ月前に一身上の都合で退学されたとか。
「遅くなりましたが、大変お世話になりました。とのことです」
「そうでしたか……」
元担任だったという先生に「ぜひ飾ってください」と伝えて、私は鮮やかな白と赤の花束を渡しました。花は元クラスメイトの子達にも一輪ずつあったので、クラスにもお邪魔します。この子には赤を、この子には白を。
多種多様な種族が通える大きな学校でした。生徒もそれぞれ顔つきが違って面白かったですね。私は学校生活を送ったことがありませんが、毎日きっと色々なことが起きるのでしょう。
次に向かったのは駅構内。見つけたのは大きな体のスライム系の方ですね。会社員の方らしくスーツを纏い、体は水のようです。
「え、お、俺に? 花?」
「はい」
「だ、誰から?」
「匿名です。貴方を駅でお見かけしたことがある方より」
「そ、そっかぁ、いやぁ、恥ずかしいなぁ」
つるりとした体をポッと染めながら、スライムさんはブーケを受け取ってくれました。今日はもうお仕事終わりとのことだったので良かったです。後は家に帰って飾るだけですね。
彼の腕で、紫がかったピンクの花束が揺れました。
私はそれからも花を配り続けます。
一人暮らしのマダムの元へ。区内会長さんの元へ。有名なインフルエンサーの方の元へ。エナジードリンクを道に捨てた誰かの元へ。
最後のお届け先は、最近ご結婚されたサキュバスさんの元へ。
「え、私に? 困るんだけどなぁ、誰から? 私はもう相手を決めちゃったからこういうのは、」
「結婚資金を積んだ男性からです」
私は両手で差し出します。深い赤とより深い青の花弁が美しい花束を。
目を丸くしたサキュバスさんは咄嗟に扉を閉めかけたので、私は鈎爪を隙間に差し込みました。
響いた音の通り、少し痛かったです。
「いや、いや待ってほんとそういうのは、」
「お受け取り下さい」
「ねぇ聞いて、マジ、マジであれはサキュバスの性って言うか、仕方なかったっていうか!」
「お受け取り下さい」
「悪かったとは思ってるから、お金? お金いる? ちょっと直ぐには無理だけど準備するから、」
「これは、彼から、貴方への、想いです」
受け取り拒否は了承致しかねます故、何が何でも受け取ってもらわねばなりません。それが当店の売りですから。
サキュバスさんはゆっくり扉を開けて、目を奪われるほど美しい花束を見下ろします。
野に咲く花より可憐で、加工された花より煌びやか。こんな魅力的な花、他にはないでしょうに。
サキュバスさんはゆっくりと、両手で花束を受け取ってくれました。
「綺麗ですよね。とても綺麗なんです。彼から貴方への言葉は、結婚おめでとう、となります」
「あ……」
サキュバスさんは私を一瞥した後、花束を抱えて扉を閉められました。
良かった良かった、今日も無事に配達終了です。
私は軽くなった籠を掴んでお店へと舞い戻ります。入口には〈作業中〉と看板がかかっているので戻るのは裏口からです。
「戻りましたー」
「クオさん、おかえりなさい。ありがとうございましたー」
お店の奥から店長さんの返事が聞こえます。籠を仕舞った私は「作業室」を覗き、女狐さんの頭に手を乗せている店長さんの様子を
女狐さんは尻尾も耳も垂れ、両目からはハラハラと涙が零れています。店長さんは片腕の裾を捲った姿で、白い肌には徐々に芽が出始めました。
芽は直ぐに蕾をつけて花になります。燃えるような橙色の美しい花です。花は先生の前腕を覆うほど咲き乱れたと同時に、女狐さんの涙が止まりました。
「こちらで開花作業は終了です。送り先へのメッセージはいかがいたしますか?」
物腰柔らかな店長さんの言葉に女狐さんは顔を上げます。泣いたおかげで目元は腫れ、それでも口角はしっかり上がって。
「事業成功おめでとう、と」
「かしこまりました」
私は店長さんと女狐さんの会話を聞き、表を開けに移動します。〈作業中〉だった看板は〈開店中〉に変えました。そうすれば早速お客さんが来てくださったので、私はすぐに挨拶するのです。
「いらっしゃいませ」
***
私は住み込み職員なので、寝食はお店の二階で行います。
その日も清々しい朝日と一緒に目を覚まし、裏口に届いていた冷凍花を解凍する所から一日を始めます。解凍された花々はキラキラと露を煌めかせながら店頭に並びました。毎朝見ても飽きない、綺麗な光景です。
「クオさん、朝ご飯にしましょうか」
「はい」
朝のレジ確認を終えた店長さんと一緒に朝食を取る間、先日花をお届けした方々の話題になりました。
「店長さん、あの赤い大輪を届けた会社は潰れたそうですね。噂好きのマダムが教えてくれました」
「そうですね。なんでも臨時監査が入ってブラックな事業実態が明らかになったとかで。肩書きのあった方達は世間に叩かれ、何名かは失踪されたそうです」
「従業員の方も倒れるまで働くのが普通だと思っていたなんて、怖いですね」
「正しく真っ黒。そんなオフィスに赤い花はきっと映えたでしょう。依頼主の方も御満悦です」
店長さんは肩を揺らしながら透き通る水を飲みます。私は多足虫をバリバリと咀嚼し、次に向かった学校を思い出しました。
「学校では集団栄養失調が流行っているそうですね。なんでも先生方、食事の中に自分では食べられない物が蠢いていると騒がれているのだとか。虫なら私が食べてあげるんですが」
「クオさんはお優しいですね。ですが残念、幻覚なので食べられませんよ」
「空気は食べても栄養に出来ませんね」
「そうですね。あと、あの学校では一つのクラスでも同じ現象が起こっているそうですよ。あぁ、いや、語弊がありました。一つのクラスの一部の子達、と言えばいいでしょうか」
なんともないのは、きっと白い花を渡した子達でしょうね。
私はなんとなく検討をつけて「美味しい食事が取れないなんて辛いですよね」と虫を千切ります。お腹いっぱい食べられる幸せに感謝です。
「いじめを相談して自主退学するよう促された依頼者さんはお元気でしょうか」
「いま通われている学校は楽しいそうですよ」
「それは良かったです」
「えぇ、本当に。そうだ、あの駅のスライムさんは大丈夫でしたか? 変なことされてませんか? 僕が行けばよかったと送り出した後に思ったんですが……」
「何もなかったって何回も言いましたよ、店長さん」
私は店長さんが取っている新聞に視線を向けます。一面の隅には〈列車に飛び込んだスライム 痴漢常習犯として連行〉の文字と共に、あのスライムさんが載っていました。
なんでも毎日列車を変え駅を変え、あらゆる女性に体を密着させるという行為に走っていたのだとか。女性が訴えても「車内が混んでいたから仕方ない」と白を切っていたとも書かれています。ゲス野郎ですね。
花の依頼主はあのスライムさんの被害に遭った女性たち。体躯の大きなスライムさんに圧をかけられて泣き寝入りするしかありませんでしたが、彼が列車に飛び込んだことで揃って警察に届け出たのだとか。
「助力が出来て良かったですね、クオさん」
「はい、本当に許せませんから。まさか飛び込みに走るとは思いませんでしたが、死ななくて良かったです」
「死んだ方が良かったのでは?」
「死ぬなんて一瞬ですよ、店長さん。そんなの生温くて駄目です。生きて責め苦を受けて欲しいです」
「確かに、言われてみれば」
穏やかに店長さんと談笑し、配達の成果に気分が良くなりました。
――店長さんは、他者の恨み辛みを花に変える力を持っています。
それは植物系統の方なら稀に持っている能力です。
店長さんのお兄さんは、他者の喜びや楽しみから花を咲かせることが出来るのだとか。お店に冷凍速達便で届く花々はお兄さんが集めた
対して店長さんは他者の恨み辛みを花に変え、届けて欲しい相手への配達をしています。
店長さんの能力は実家のある異形頭さんの街ではあまり役に立たなかった為、治安がよろしくないと噂のこの街にやってこられたそうです。
店長さんの夢は、ここでお兄さんの花をいっぱい売り、自分も沢山の花を咲かせ、治安のいい街にすること。なんとも壮大で美しい夢ですね。私も全面的に賛成して応援しています。
さて、店長さんが咲かせた花はどれも大変美しいです。そりゃもう、お店に並んでいるふわりと優しい花々とはまた違い、一度目が留まれば虜になるほどの強烈さを孕んでいます。
それは圧倒的なまでの負の情念。抱え込んだ怒りと悲しみ、不満と不穏を栄養源に、花として美しく擬態するのです。どこかにはハニートラップだの、綺麗なバラには棘があるだのという表現があるらしいですが、正しくです。
花を送られた方は、その送り主が誰であっても受け取ってしまいます。サキュバスさんは魅了耐性があるので危なかったですが、触れてしまえば手放せません。
それほどまでに美しい花を店長さんがラッピングすれば完璧です。依頼者さんの悲しさや悔しさを一心に聞いた店長さんが丹精込めて包むのですから。伝われ、伝われ、伝われ、と。
花は本当に伝えます。依頼主さんの気持ちを、依頼主さんのメッセージと共に。花粉に乗せて、香りに乗せて、花弁に乗せて。
伝わってしまえばそこで最後。濃縮された恨み辛みは受け取った方の頭を叩き、心を殴り、精神を打破します。そうすれば運は逃げ、幻覚が忍び寄り、希死念慮が背中を押すのです。
「今日の配達依頼はどれくらいでしょうか」
「さぁ、どれくらいでしょうね」
「訪問開花作業が入ってますよね?」
「入ってますよ、毎日尽きることなく」
店長さんはお忙しいです。家から出ることも難しくなった方の元へ行って花を咲かせ、ラッピングして、お店に足を運んでくれた方からも花を咲かせているのですから。
「いつ、誰に、どんな風に恨まれるかなんて、誰にも分りませんからね」
店長さんは口癖のように呟きます。
明らかな悪とは少数だと。分りやすい悪者の方がやりやすいと。
ただそう簡単ではないそうです。
ちょっとした行き違いから誰かを傷つけていることだってあるのだと。傷つけたつもりはなくても、恨まれていることだってあるのだと。
そんなつもりはなかった、悪気はなかった、たまたま機嫌が悪かった。
それは、悪とは言えないものかもしれないけれど。
「それでも僕は花を包みます。傷ついた人がいるならば」
そう店長さんは決めています。だから私も翼を広げます。籠を持って羽ばたきます。
私を拾ってくれた店長さんの為に。生まれたこの街が少しでも良くなって、笑顔が増えてくれるなら。
「知らないうちに傷つけて恨まれて、生きるって大変ですね」
「そうですね。ですが大変な生きる行為をしているからこそ、皆さん美しい花を咲かせるんです」
店長さんは自分の頭を撫でます。開花したお兄さんと違い、店長さんの頭はずっと蕾のままだそうです。
その蕾を私は美しいと思ってますよ。
「店長さんは蕾でも綺麗ですよ」
「……そうですか?」
「はい。今の状態でこれほど綺麗なんですから、もし開花してしまった時はどれほど美しいんだろうって思います」
「クオさんは褒め上手ですね」
「店長さんに似たんでしょうか」
「喋り方も様になってきましたよ」
「嬉しいです」
私は最後の虫を
ちょっと治安が悪い街で、私達は今日も花を売ります。喜びや楽しさを栄養に開花した花を包み、不満や悲哀で発芽した花を届けます。
もしかしたら、いつか私に花が届く日が来るかもしれません。いつ、どんな状況で、誰の恨みを買っているかなんて分かりませんから。
だから丁寧に喋って、丁寧に接して、出会った人は大切にしましょうと店長さんは教えてくれました。
誰かに恨まれることはあるかもしれないけど、それ以上に、丁寧に接した誰かが守ってくれるかもしれないから、と。
私を拾ってくれた店長さん。成鳥になり切れていない時、どこにも巣をつくる予定がないならどうですかって、花屋さんに連れて来てくれました。鳥類種が大好きな自然の傍。花の香り、葉の緑。
ありがとうございます、店長さん。この感謝は配達業務だけではお返ししきれないので、いつか貴方のお兄さんに会って、感謝の花を咲かせてもらいますね。
一生懸命ラッピングするので、どうか待っていてください。
「店長さん、掃除が終わったので開店します」
「はい、よろしくお願いします。僕はさっそく訪問開花作業に行ってきますね」
「お気をつけて。いってらっしゃい」
見送る私の頭を撫でて、店長さんは向かいます。今日も誰かを恨んでしまった、誰かの元へ。毒々しく美しい花を咲かせる為に。
青空を見上げた私は思いっきり羽根を伸ばし、店先の花を見ている少年に挨拶しました。
「いらっしゃいませ」
――――――――――――――――――――
誰も傷つけずに生きている人なんていないから。
傷つけられずに生きている人もいないから。
今日も誰かが花を咲かせ、その花を受け取る誰かがいる。
夢物語のような夢を抱えた店長さんと、彼を支えるクオさんを見つけてくださって、ありがとうございました。
君たちの花は美しい 藍ねず @oreta-sin
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