「夢・不思議」を含む小説

あるところに、何でも好きな夢を見られる機械があった。

僕には変わった関係をもつ“彼女”がいる。ただ一緒に目的の場所に訪れるだけ関係。連絡もろくにあるわけじゃない。それでも──今日も僕は彼女からの連絡を待つ。

家に帰る気になれない高校生の女の子が、なんとなく歩いていると緑の木々の中に赤紅色の屋根の可愛らしい家を見つける。 どうやらその家はお店みたいで…

サキは見た夢を話さずにはいられない困ったちゃん。でも、夢は突拍子もなくて意味が分からないものばかり。いったい、どうしてこんなことを話すのだろう。

水族館に辿り着くまでの、その道中のお話。 魚たちの不思議な世界や取り巻く生活を、テンポの良い文体で書いてみました。 ノベルアッププラスにも同時掲載しています。

マシューは本が大嫌い。分厚い紙の束、文字がぎっしり。漫画や映画の方がずっと面白いのに。 古ぼけた本屋の店主は、そんな彼に本の楽しみ方を教えてくれるそうだ。 本が好きな人ってなん…

妻が亡くなった。 その年、初めて雪が降った日の夜に。 しかし、ある雪の夜、彼女は俺の前に現れた。 生前と変わらない笑顔を浮かべて。

写真を見て台本を書くという企画で書いた作品。 今のご時世も入れつつ不思議なお話に仕上がりました。

日常に疲れて足を踏み入れた「夢の国」で、不思議な美少年に出会い、案内してもらう話です。 話をしたり、買い食いをしたり、乗り物に乗ったりホテルに泊まったりします。 精神年齢高めの美…

clip:第２２回ENEOS童話賞　応募結果：不選考 空想が大嫌いな、ヤドカリの夢物語

時折、妙にリアルだったりドラマチックだったりする印象的な夢を見ます。 ちょっと面白いな、と思ったものを書き起こしてみました。

僕の人生、何もない。 だから思い切って旅に出たら、小学生ぐらいの身長の女将さんがいる宿に着いた。 これは僕が体験した、自分に纏わる不思議な話。

ぶっ飛んだ夢達の記録です。一話一夜。 たまに怖い夢を見るので、一応残酷描写のタグを選択しています。

＊作者の世界観が全力で展開されているお話です。あまり頭を使わないで読むことをお勧めします。 夕日が美しかった。その空に飛び込んだ僕は、姿の見えない少女と旅をする。 月の光を辿…

ベリーショートなので、 読んでいただければ幸いです！

私の名前はドリムリーパー。夢《ドリーム》を跳ね渡り《リープ》終わりを齎す者《グリムリーパー》。夢の死神《ドリムリーパー》…… 前にも聞いた事はあるかしら？ https://kak…

私の父の故郷では女の子が生まれると市松人形を贈る習慣があった。 ホラー短編集「こんな夢を見た」に収録した作品です。

主人公のカヨは、ある日を境に同じ日の夢を何度も見るようになる。初めの頃は目を覚ますと内容は大して覚えていないが、回数を重ねる毎に記憶の量は増えていき、やがてこれは夢なのか現実なの…

僕には初恋の女の子がいる。名前はましろちゃん。 他の子とは少し違っているけど、僕にとっては「可愛くて優しい、普通の女の子」なんだ。 「僕」の視点で描く、短いけれどあたたかいお…

【暗室から出てくる先輩の顔は、ちょっとどころではなく面白い。顔全体をくしゃくしゃに縮めた出来の悪い梅干しみたいな姿を見るたび、私は心の中で「どうかこの人が一生誰からも恋しく思われ…