「夜行」を含む小説

周防紬と小町の暮らす雛守市では、毎年秋の風物詩として妖怪の行列が練り歩く〈雛守夜行祭〉が催される。妖怪たちの訪れを〈むすび丸地蔵〉に祈念したふたりの前に、奇怪な男性が現れ、取引を…

大学生の草汰はある日、「リサイクルショップ百器夜行」なる店の求人を目にする。とある事情から住む場所を探していた草汰はその求人に飛びつき、一風変わった店主のもとで働くことになるのだ…

裏の世界には殺しを請け負う組織がある。 どこの誰かもわからぬ者たちが集う組織――百鬼夜行。 魑魅魍魎が跋扈する丑三つ時。悪をもって悪を殺す。 ※作者初めてのセルフレイティング作品…

今から何十年後かの未来、夜行性の人々が増え、人類は夜にも活動をするようになる。 朝や昼ではなく夜に活動を開始して仕事や遊びに打ち込み、夜に生きる彼らは「真夜中族」と呼ばれ、その人…

※猫の残酷描写注意

帰省シーズン、夜行列車で眠れぬ夜を過ごしていた私は、真夜中の長時間停車でプラットホームに降り立った。 すると突然、見知らぬ男に声を掛けられ……

真夜中はお酒を飲む時間だ。 今夜もまた、彼らに会うために

真夜中のとある里山の獣道で、アナグマの脚に黒い風船の紐が絡み付いた！？ 「と、取れない？！」 更に困った事が起きた。 「風船だーっ！！」 「風船ちょうだい！！」 「風船…

死期が近いお婆ちゃんの為に、優しい少年が頑張る話。

一話完結です。

異界の生物と契りを交わし「キズキビト」として覚醒した普通の女子高生綾川志野は、坂東江戸いろは組に参加し、高校生活との二重生活をこなしながら力をつけていく。そんな中、我邪は封印され…

　海が嫌いだ。雪が嫌いだ。桜が嫌いだ。 　だから俺と彼は新品のスーツケースを買って、電車に乗った。夜行バスに乗った。飛行機にだって乗るだろう。 　旅行を続けよう。Déracin…

　少年はこの日、少女になった。 　来宮シキは夜行性の不登校ニート男子。けれど、とある夜中、出かけた先の公園で出会った少女と融合し、精霊にされてしまう。そして、女性の身体に性転換…

夏休み。 僕は、廃線になった幌倉鉄道に今も残る駅跡を訪れた。 炎天下、草ぼうぼうの荒れ地の中に当時のまま時が止まったかのように――だけど時の流れを物語るように、すっかり荒れ果てて…

今のところまででだいたい2/3くらい。 呪術廻戦の映画を観て「アタシも呪い合う～♡」「百鬼夜行参加する～！呪いを一匹放出よーん☆」のノリで、他人のコンプレックス美味しく書いていま…

９月の連休、「空いている？」と一夜先輩が押し付けてきた出雲行きのキップ。夜行列車に乗せられた『僕』は、彼女と地主神・長月様に振り回される羽目に…… 夢月七海さんの自主企画、「…

かつて人々に恐怖をもたらした妖怪達。 しかし今では見る影もなく、親しみを込めたキャラクターとして消費されている。 果たして、彼らの意志を継ぐ怪異はあるのだろうか……？ というこ…

聖夜、ふたりきりの夜行で語りあう。 「私」は訪れるいつかの死を想い、「女」はいまたたずむ生を感じる。