「ファンタジー 切ない」を含む小説

暗い海底で生まれた独りぼっちの人魚の子が、陽の光を見にいく話。

翠（みどり）は退魔師見習いの男子高校生。 一人前になるために、先輩退魔師の元に下宿し、妖魔退治の試練に挑みます！ 明るく笑える日常もありつつ、ヒューマン要素やミステリーやバトルも…

霊峰に抱かれた、どこまでも広がる白い氷雪原。そこにポツンと建つ１軒の家には老人が独り住んでいる。 老人は色褪せた写真やちらつく雪などを見ては、記憶の海に沈んでいく。思い出すのは、…

不老の少女エティルは海で自死しようとするも、恐怖からそれを諦める。 そんなとき、傷だらけの少年ファイと出会う―― ＊ノベルアッププラスにも掲載しています。

【王道バトル・アクションストーリー】 幼き頃 「少年ナキ」は、目の前で「ある者」に大切な家族の１人「青年シヴァ」を殺され、 一緒に育った「少女ホタル」を連れさらわれる。 「少年…

葉月 柑夏は高校二年生になってすぐの四月、実の姉に恋心を抱いてしまった少女に悩みを打ち明けられる。 しかし彼女が抱えるものは禁断の姉妹愛だけではなく、人の心を無意識に操ってしまう…

僕らは未成熟で１８歳まで育つ。大人になるということは、雄か雌かを選んで分化するということ。僕らは一生に一度だけの繁殖期を前に、選択を迫られる。雌雄どちらを選ぶか。誰を伴侶に選ぶか…

宝物をひろった人魚の子どもと、海が好きだったニンゲンの子どもの話。

生まれつき体が弱い婚約者と、数々の困難を乗り越えるお話

　共にいるほど苦しみが生まれ、共にいるほど大切なものが壊れていく。 　どんなに好きでも、どんなに愛していても。 　共に幸せを得る未来は、絶対的におとずれない。 　‘’私‘…

この夏、彼女との不思議な再会をした。 無意識に押し込められていた感情を、彼女の笑顔が蘇らせてくれた。 未来は無数に広がっていくけど、過去は、思い出はたった一つの道しかない。それは…

　こちらは、ハイファンタジー『氷結の魔術師』のスピンオフ作品です。連作短編である『雫の追憶』と、短編『闇の魔術師』の二部構成です。いずれも本編の敵役の裏側を描いたお話で、どちらか…

俺には五年前から昔の記憶が無い。 交通事故に遭って記憶を無くしてしまったらしい。 それでも今まで、特に何も深く考えることなく普通の日々を過ごしてきた。 いつか何か思い出すかもしれ…

「ああ、えっとね、私――幽霊になっちゃったみたい」　 そう言って照れたように笑う彼女。 俺はこの日、幽霊になった彼女と、五年ぶりの再会をした――。 伝えたかったけど伝えられなか…

千年桜の精霊、桜の乙女の桜花姫は今日も丘で唄い続ける。 しかし、唄はいつまで経っても、人間の心には届かない…… この物語は、桜の精霊と中学生の少年の切なく甘い恋愛ファンタジー。 …

ある夜、彼女からあるメールが届いた。それもなぜか二通も。 『大変！　なんかあたしが二人になっちゃったんだけど！』 『どうしよう、なんかあたしが二人になってるよ～』 内容はどちらも…

高校２年生の花城あかりは死神の女の子。高校生のころに自殺。亡くなってからは天国にも地獄にも行けずに死神となり、働いている。ある日、そんなアカリのもとに一件の仕事が入る。それは同い…

彼女は誰にも見えない。俺にしか見えない。 そもそも彼女なんて実際には存在してないんだ。 なぜなら彼女は、俺が作り上げた――ただの幻でしかないのだから。 現実に存在しなくても、自…

人々が仕事に娯楽に追われ、食事に費やす時間のない時代。 手を汚さず、一分間もあれば一日分の栄養素の摂れる食事『ブレヴィティ』が開発される。 フレーバーも多く、発売当初から世界的…

「レイラ、君を迎えに来たよ。 　さぁ、一緒にパパの国へ帰ろう」 校庭一面を埋め尽くす花畑の中、 黒い髪に浅黒い肌、黒いスーツに身を包んで立っているその男は、 まるで悪魔のようだ…