病弱な彼女と僕の生活を
スカイ
第1話
「婚約破棄............貴方は、したい?」
僕はルルナから、そんなことを言われた。
「.............どうして?」
「なんとなく、そう思ったの」
ルルナの声色はいつも通りで、顔からも表情は読み取れない。
「............したいわけじゃないよ、僕は君と結婚したいから」
僕は、ぶんぶんと首を横に振る。
「そう...........」
ルーナはそっけなく答え、またベッドの中で丸くなる。
僕はそんなルルナを見ながら、彼女のことを考える。
彼女は、僕の婚約者だ。
名前はルルーナ・リルティルという。
この国では珍しい名字を持っていることからも、彼女が他の国から来たことが分かる。
そんな彼女は生まれつき体が弱く、ほとんどをベッドの上で過ごしている。
彼女から初めて好きだと言われたのは、5年前のことで、彼女が10歳の時に出会った時だ。
それ以来僕たちの関係はずっと変わらず、彼女は僕と婚約することに喜びを感じていた。
それからは、毎日のように彼女の家を訪ね、一緒に彼女の部屋で過ごしている。
そんな日々を過ごしている中で、僕はルルーナのことが大切だということに改めて感じた。
だから僕は彼女に結婚を申し込んだ。
彼女を守りたかったから。
ーー............しかし、僕の元にはルルナと婚約破棄しろという脅迫の手紙が届くようになり、それが僕を悩ませるようになったのだ。
「...........ごめんね、ルルナ」
「あなたが謝る必要はないけど............」
ルーナは起き上がり、僕を見る。
「それよりも、あなたはどうするつもりなの?」
「.............分からないんだ」
「そっか」
ルーナは、ベッドに弱々しく腰かける。
「あなたらしくもないわね」
「そうだよね...........。」
僕は力なく笑う。
ルルナが大切だからこそ、慎重に事を進めたい。
「..................」
ルーナは何も言わずに僕に近づき、そっと手を握る。
彼女の手はとても冷たくて、体温を感じ取ることができないほどだった。
そんな冷たさを感じながらも、僕は彼女の手を優しく握り返す。
それから数時間が経ち、僕たちは眠りについた。
2人で一つのベッドに入り、お互いを抱きしめながら眠りにつく。
彼女の体温を感じながら、僕はゆっくりと眠りについた。
それから数日後のこと。
「僕はルルナのことが好きだ。それが変わることは、絶対にないよ。」
「..............私もあなたのことが好きよ」
2人でカフェでランチを食べながら、僕たちは他愛もない会話をしていた。
ーーそんな時、突然僕の前に知らない男性が現れた。
彼は僕とルルナを見下ろしながら言った。
「お前たちは婚約関係にあるらしいじゃないか?」
その言葉に一瞬戸惑ったが、すぐに僕たちの関係を思い出す。
どうやらこの人はルルナのお見舞いに来た人らしく、ルルナの病気のことで何か話したいことがあるらしい。
「はい、そうです」
「それならちょうどいい。今すぐ婚約破棄したらどうだ?」
「....................えっ?」
突然の提案に僕たちは困惑する。
「君たちが婚約関係にあることは知っているが、俺はルルナにこれ以上苦しんで欲しくないんだ」
男性は淡々と静かに答える。
「どうして...............」
ルルナは怯えた様子で男性の服の裾をつかむ。
男性はそんなルルナの手を取りながら僕たちに言った。
「この子は小さい頃から病気に苦しんでいて、何度も生死の境を彷徨った。俺はその姿を見て心が痛んだよ。」
男性は、ルルナの頭を撫でながら言う。
「だから俺は、君たちを引き離すしかないんだ。本当はこんなことしたくないけど.............。」
「そんな.............」
ルルナは今にも泣き出しそうな悲しい表情で、男性を見つめる。
そんな彼女を見て、僕は決心する。
「.............わかりました」
僕がそう言うと、男性は満足げに微笑む。
「ありがとうな。それじゃあ、早速手続きを進めようと思う」
ーー男性がそう言って立ち去ろうとした時、僕の中で何かが崩れる音が聞こえた。
僕は思わず男性を呼び止める。
「待ってくださいっ!!!」
男性は不思議そうな顔で僕の方を振り返る。
「.............なんだ?」
「僕たちが婚約を解消するかどうかを決めるのは、ルルナですよね?」
男性は僕の言葉に少し驚いた様子だったが、すぐに冷静な顔に戻る。
「そうだな」
男性は静かに頷く。
僕は彼女に向き直り、はっきりと告げる。
「ルルナ、僕とどうなりたい? 君の意思を尊重する。」
僕の言葉を聞いて、ルルナは驚きを隠せないように目を見開く。
そんな彼女に僕は優しく微笑みかける。
「................僕はルルナに幸せになって欲しいんだ。だから君の気持ちを聞かせてほしい」
ルーナは目に涙を浮かべながら、僕に向かって微笑む。
そして彼女は答えた。
「...............私はあなたと別れたくありません、ずっとそばにいます。」
その瞬間、僕は救われたような気がした。
僕たちはずっと一緒だと誓ったのだ。
何があっても、その誓いは守るつもりだ。
ーーこうして僕たちは、婚約を解消することなく一緒にいることを決めた。
ルルナの体調は良くなる気配はなさそうだけど、それでも僕は彼女から離れることなく一緒に過ごすことを決めたのだ。
これが僕たちの関係を大きく変えることになるとは知らずにーー..............。
3か月後、僕とルーナは結婚することになった。
結婚式当日にルルナの家を訪ねると、彼女は嬉しそうに微笑んで僕を迎えてくれた。
「やっと結婚できるのね」
ルルナはドレスの裾を摘まみながらクルリと回る。
そんな彼女の姿を見て、僕は思わず笑みがこぼれる。
「ルルナのウェディングドレス姿、綺麗だよ」
「ふふ、ありがとう。あなたもかっこいいわよ」
ルーナは頬を赤く染めて微笑む。
その姿はとても可愛らしくて美しかった。
そんなルルナを見て、僕も幸せな気持ちになる。
これからの人生を彼女と歩んでいくのだと考えるだけで心が踊るようだった。
式の会場に向かう途中、僕たちは大勢の人々に祝福された。
僕たちの関係は公表していなかったため、周囲の人々は驚きと歓喜に包まれた。
そんな中で僕たち2人は手を取り合い、共に歩いていく。
「愛しているよ」
「................私も愛しています」
僕たちはお互いに見つめ合いながら、言葉を交わした。
2人で、一緒に歩む未来を夢見ながらーー。
あれから時は流れ、僕はルルナと一緒に幸せな家庭を築いていた。
彼女はあまり外に出ることはできなかったけど、それでも僕にとっては幸せな時間だった。
彼女と過ごす日々は充実していて幸せだった。
しかし、そんなある日のこと.............仕事をこなしていると、ルルナが突然倒れてしまったという知らせが飛び込んできた。
急いで病院に向かうと、彼女はベッドで静かに横たわっていた。
医者からは重い病気だと診断され、余命宣告もされたそうだ。
ルルナの家族たちは涙を浮かべながら必死に彼女を励ましていたけど、僕には何もできなかった。
そんな時でも、ルルナは僕に微笑みかけてくれたのだ。
「泣かないで」と一言だけ告げて..............。
ーーあれから何日か経ったある日のこと、ルルナが僕に向かって言った。
「私がいなくなったら、あなたはどうするの?」と。
僕は一瞬戸惑ったが、すぐに答える。
「ルルナが死んだとしても、僕はずっとそばにいる。」と。
すると彼女は安心したように微笑んだ。
「良かった...............」
それからルーナは自分がもう長くないことを悟ったかのように、色々な話をしてくれた。
幼い頃から体が弱かったこと、それでも病気に負けず生きてきたこと、そして最後に大切な思い出を語ってくれたのだ。
そして最後は............ルルナは静かに息を引き取った。
彼女が旅立った後はしばらく何も手につかなかったけど、それでも僕は彼女との約束を守るため、ルルナのそばに居続けた。
例え隣にいなくても、心はそばにいると思い続けーー。
ーーそれから数年後、僕は彼女の墓の前にいた。
彼女が眠るこの場所で、僕の心は穏やかだった。
ルーナは僕にとってかけがえのない存在であり、彼女の死を受け入れることは簡単なことではなかった。
でも.............それでも僕は前を向いて歩き出すと決めたんだ。
彼女との思い出を大切にしながら、生きていくことを心に決めたのだ。
そんな僕の想いに応えるかのように、ルルナが僕に語りかけてくるような気がした............「ありがとう」とーー。
僕とルルナはずっと一緒にいる。
僕たちは、もう離れることはないのだからー.............。
「ここは............?」
僕は何もない真っ白な空間にいた。周りを見渡しても、本当に何もなくて、誰もいないようだった。ただ、目の前には大きな扉があるだけだった。
(これは夢か?)
そんなことを考えていると、扉が開いて中から男の人が現れた。その人は僕を見ると笑顔を浮かべた。優しそうな人だった。でも、どこかで見たことがあるような気がするのだが、思い出せない.............。
(誰なんだろう?)
僕がじっと見つめていると男の人は微笑みながら話しかけてきた。
その声はまるで頭の中に直接響いてくるようだった。
「こんにちは」
「あ、はい.............」
僕は戸惑いながらも返事をした。すると男の人は微笑みながら言った。
「君はこれから異世界に行くことになったんだよ」
(え?異世界?)
僕は困惑していた。いきなりそんなことを言われても困るだけだった。しかし、その男の人は続けて言った。
「心配はいらないよ。君には特殊能力をあげるから安心してね」
(特殊能力ってなんだろう?)
僕が答えに迷って悩んでいると、彼は微笑みながら教えてくれた。
「君の持っている才能や能力を、パワーアップさせてくれるんだよ」
「え? どういうことですか?」
僕が尋ねると、彼は説明してくれた。
「君は異世界に行っても困らないようにしておくんだよ」
(どういうことなんだろう?)
僕はまだ状況が飲み込めず、ただ困惑していた。すると彼が言った。
「さあ、時間だ!」
(え!?)
その瞬間、目の前が真っ暗になった...............。
「ここは...............?」
僕は、何もない真っ白な空間にいた。周りを見渡しても、本当に何もなくて、誰もいないようだった。ただ、目の前には大きな扉があるだけだった。
(............これは、夢か?)
そんなことを考えていると、扉が開いて中から男の人が現れた。その人は、僕を見ると笑顔を浮かべた。優しそうな人だった。でも、どこかで見たことがあるような気がするのだが、思い出せない.............。
(誰なんだろう?)
僕がじっと見つめていると、男の人は微笑みながら話しかけてきた。
その声は、まるで頭の中に直接響いてくるようだった。
「こんにちは」
「あ、はい................」
僕は戸惑いながらも返事をした。すると、男の人は微笑みながら言った。
「君はこれから異世界に行くことになったんだよ」
(え?異世界?)
僕は困惑していた。いきなりそんなことを言われても、困るだけだった。しかし、その男の人は続けて言った。
「心配はいらないよ。君には特殊能力をあげるから安心してね」
(.................特殊能力ってなんだろう?)
僕が答えに迷って悩んでいると、彼は微笑みながら教えてくれた。
「君の持っている才能や能力を、パワーアップさせてくれるんだよ」
「え? どういうことですか?」
僕が尋ねると、彼は説明してくれた。
「君は異世界に行っても困らないようにしておくんだよ」
(どういうことなんだろう?)
僕はまだ状況が飲み込めず、ただ困惑していた。すると彼が言った。
「さあ、時間だ!」
(え!?ちょっ、まっ.............!)
その瞬間、目の前が真っ暗になった...............。
目が覚めるとそこはベッドの上だった。
(あれ? 夢だったのかな?)
僕はそんなことを考えながら起き上がった。すると、目の前にいたメイド服を着た女性が話しかけてきた。
「おはようございます。よく眠れましたか?」
(え!? なんでこんなところにメイドがいるんだ!?)
僕は驚きながらも寝起きで返事をした。
「あ、はい................」と。しかし、彼女は気にすることもなく続けた。
「朝食の準備ができていますので、食堂までお越しくださいませ」
それだけ言うと部屋を出て行ってしまった。
(なんなんだ?...............一体、どうなっているんだ?)
そんなことを考えているうちに、頭が痛くなってきた。
( 何かがおかしい..............)
僕はそう思ったが、すぐに忘れることにした。
そして部屋を出て、手探りで食堂へと向かった。
僕が食堂に着くと、そこに居た人達が一斉にこちらを見た。
そして皆一斉に立ち上がり、僕に頭を下げていた。
(え? なんでこんなにたくさん人がいるんだ!?)
僕はさらに混乱したが、とりあえず空いている席に座ることにした。
すると僕の隣にいた女性が話しかけてきた。「おはようございます、よく眠られましたか?」と。
(ん? 誰だこの人は?)
僕が戸惑っていると、彼女は言った。「どうかしましたか?」と
僕は戸惑いながらも返事をした。「いえ、なんでもないです...............」と。すると彼女は微笑んで言った。「そうですか? それならよかったです」
(なんなんだ!?)
僕は更に混乱したが、とりあえず気にしないことにして食事を続けた..............。
朝食を食べ終わると、メイドが僕に話しかけてきた。「それではお部屋に案内いたしますね」と言って歩き始めたのでついていくことにした。
(やっぱり、何かがおかしい気がする.............)
僕の心の中は不安でいっぱいだったが、とりあえず気にしないことにした。
メイドが部屋に着くと、僕に向かって言った。「こちらがあなたのお部屋になります」と。
(なんだこのベッドは!)
僕はあまりの豪華さに、驚いてしまった。しかし、すぐに落ち着きを取り戻してメイドに尋ねた。「あの、これはどういうことでしょうか?」と。しかし、彼女は微笑むだけで何も答えてくれなかった。
(なんなんだ?不思議な女性だな............。)
僕の心の中は不安でいっぱいだったが、とりあえず気にしないことにして部屋の中を探索してみることにした。
すると、机の上に手紙が置いてあった。
(なんだこれは?)
僕はその手紙を手に取り、中を読んでみた。そこにはこう書かれていた。
「こんにちは! 君はこれから異世界に行くことになったけれど、そこでは色んなことがあると思うけど頑張ってね!」と。
(..............どういうことだ?もしかして、夢で見たあの男性が関係しているのか?)
僕は理解が追いつかなかったが、とりあえず気にしないことにしてベッドに横になった。
(今日はどっと疲れた、早く寝てしまおう.............。)
次の日、目を覚ますと部屋の外にいたメイドが僕に向かって話しかけてきた。「おはようございます、今日は馬術を学んでいただきます」と。
(またこの日常が始まったのか............)
僕は心の中で呟きながらも、とりあえずメイドについて行った。するとそこには大きな馬がいた。「さあ、乗ってください」と言われて、僕は戸惑いながらも馬に跨った。しかしバランスがうまく取れず落ちそうになる。
(................危ない!!)
その時だった!僕の身体が宙に浮き上がったのである!まるで空を飛んでいるような感覚だった.............!
僕が元いた世界では、こんなことはありえないことだった。
隣のメイドを見ると、彼女が魔法(?)を使って助けてくれたのが伺える。
ありがとうとお礼を述べると、メイドは優雅に笑いながら信じられないことを言った。
「ええ、お怪我が無くて良かったです。 貴方はこの国を担うアダルバート王子ですからね」
そう言って、メイドは立ち去った。
僕はまだ困惑していたが、とりあえず乗馬を続けることにした。
だが、心の中ではかなり焦っていた。
王子?どういうことだ!?!?
僕は状況を理解出来ないでいた。
馬術が終わった後、メイドが「お疲れ様でした。今日はこれで終了となります」と言って帰っていった。
(一体何が起こったんだろう?)
僕は自分の部屋に戻ってベッドの上に座って考えていた。
(まあ、考えても仕方ながいか...............)
それからしばらくして夕食の時間になったので食堂へと向かった。そこには大勢の人たちが待っていた。
(なんなんだこの人数!?)と思いながらも席に座ると、食事が始まった。
しかし周りの人々からは好奇の視線を感じるし、どうも居心地が悪かった。
僕は早く食事を済ませて部屋に戻ろうと思ったが、中々食事が進まない..............。
その時、隣に座っていた男性が話しかけてきた。
「お久しぶりですぞ、アダルバート王子」と。
(ん?誰だこの人?)
僕は知らない人だったので、困惑していた。しかし、相手は気にせず話を続けた。「あなたはこれからこの国を支えることになりますが、今の貴方では心配です」と。
(俺はやっぱり王子に転生?してしまったのか..............?)僕が戸惑っていると、彼はさらに続けた。
「アダルバート王子よ、私が貴方の力になりますぞ」と言って手を差し出してきた。
僕は戸惑いながらもその手を取った。
..................彼がまさか、後にこの国の反逆者になるとは知らずに。
それからしばらくして、僕は父である国王と面会することになった。
「我が息子、アダルバートよ。呼び出してすまなかったな」王は僕のことをじっと観察していた。
「はい..............」と返事をすると、王は言った。「君の力を試させてもらおう」
(え?)突然言われたことに困惑していると、王が続けて言った。
「この国は危機に瀕している.............そこで君には、特別な力を使ってこの国を守ってもらいたいのだ」
(特別な力ってなんだろう?)僕は疑問に思ったがとりあえず聞くことにした。
すると王は丁寧に説明してくれた。
「この国には特殊な魔法がかけられていることは知っていると思うが、それを使いこなすことができるかを試したいのだ」
僕は何が何だか分からなかったが、とりあえず頷いておいた。すると王はほっとした表情を見せながら言った。
「よし!それでは早速訓練を始めることにしよう!」
(え?今からですか?)と思ったが拒否することもできないのでついていくことにした。
(どういうことなんだ!?)と、僕は心の中で叫んでいた。
(なぜこんなことに.............)と、僕は戸惑いながらも今の状況を整理していた。
どうやら、この国の魔法は特殊なものであり、それを扱うことができる者を探そうとしていたそうだ。しかし、この国にはその術者が存在しないため途方に暮れていたという。
そこで王は考えた結果、異世界からやってきた僕に目をつけたというわけだ。
(でもなぜ僕なんだろう?)と疑問に思ったがとりあえずスルーしておいた。そして王は僕に言った。「私の知識を全て与えよう」と。
僕は正直乗り気ではなかったが、とりあえず頷いておいた。
すると王も安心した様子を見せた。
そして、訓練が始まった...............。
それからというもの、僕は毎日厳しい訓練に明け暮れることになった。しかし、次第にその成果が出始めてきたようだ。
(よし!)僕は心の中でガッツポーズをした。そしてついに最後の試練が与えられた.............それは「悪しき者たちを倒すこと」だった。
しかも、相手は複数のようだと聞いた。
(それはまずいな...............)と不安に思いながらも覚悟を決めることにした。
(よし!頑張ろう!!)と決意を新たにしたのであった。
ついにその日がやってきた。僕は緊張しながら魔法陣の中へと足を踏み入れた。するとそこには邪悪な存在がいた。
(あれは何者なんだろう?)と思っていると、王がやってきて言った。「あれが悪しき者たちだ」と。
そして王は、僕にこう言った「存分に力を振るうがよい」と。
(なんとか倒そう!)心の中で叫びながらも、戦闘が始まった。
最初は優勢だったものの、次第に追い込まれていく自分を感じたが必死に抵抗した。
しかし、最後に相手の攻撃を受けてしまい地面に倒れこんでしまった。
(ダメだ..............このままではやられてしまう)と絶望していた時、突然目の前に光が現れた!! そして、その中から現れたのは美しい女性だった。
(誰だろう?)と思っていると、彼女は言った。「私の名はセシアよ」
僕は戸惑いながらも、彼女の言葉に耳を傾けた。
そして彼女は続けて言った。「あなたはまだ諦めては早いわ、だから立ち上がりなさい!」
その言葉を聞いた瞬間、僕の身体に力がみなぎってきたような気がした。
(よし!もう一度やってみよう!!)そう思いながら立ち上がることに成功した!!
それから激しい攻防が続いたが、徐々に相手を圧倒していった。
そしてついに、最後の一撃を放つと相手は倒れていった。
(やった!倒したぞ!!)と、心の中で歓喜の声を上げた。
こうして僕はミッションである悪しき者たちを倒すことができま。
その後、僕はセシアと話すことにした。「あの..................ありがとう、助かったよ」とお礼を言うと、彼女は微笑んで言った。「いいのよ!私も、この国を守ることができて嬉しいの..............というか、王子様が簡単に頭を下げないでちょうだい!」
たわいもない話をしてから、そして彼女と別れて帰路についた。
(疲れたな...............)
そう思いながら家に着くと、父である国王から呼び出された。「アダルバートよ!よくぞ、悪しき者たちを倒してくれた!!」と褒めてくれたが、僕は戸惑っていた。
そんな僕の心を見透かしたように父は言った。「いいかい?君は世界を救う大切な存在なのだ」
(本当にこれで良かったのかな..............)と思っているうちに、話は終わっていた。
1ヶ月後。ついにその日がやってきた。
僕は覚悟を決めて魔法陣の中に入った.............!! すると、そこは真っ白な世界だった。
(ここは..............?)と疑問に思っていると、目の前に光り輝く何かが現れた。
それは美しい女性の姿をしていた。
(誰だろう?)と思っていると、彼女は言った。「私は女神リスタ」
(え?女神!?どうしてこんなところに..............)と思っているうちに話は始まった。「異世界から来た者よ、あなたにお願いがあるのです」と言って話し始めた。
僕は戸惑いながらも、話を聞くことにした。内容はこんなものだった。
この世界は危機に瀕していて困っているので僕を呼び出したという。そこで、僕には特別な力が宿っているので、それを使ってこの国を救ってほしいというのだ。
しかし、僕にそんな力があるのか不安だったので聞いてみたのだが、彼女は言った。「大丈夫です!あなたならできます!」と言って励ましてくれたのだ。
僕は嬉しくなりながら決意を固めたのだった。
(よし、何がなんでもやってみよう!!)と。
それからというもの、僕の訓練が始まった...........!毎日厳しいトレーニングをこなしていくうちにどんどん力がついていくのを感じた。そしてついに最後の試練が訪れた..............!
それは「この国を守ること」だった。
しかし、僕の前に現れた敵は今までとは比べ物にならないほど強かった。
(これはまずいな...............)と思っているうちに追い込まれていったが、仲間となった聖 セシアとなんとか励まし合いながら戦っていた。だが、気を抜いたらすぐにやられてしまいそうだ。すると、僕の頭の中に声が聞こえてきた。
(国を守るための、力が欲しくはないか?)と。
僕は迷わず返事をした。「欲しい!!」すると目の前に現れた光は剣の形へと変化した!
そして、それを手に持っているのを感じることができた。
僕は剣を構えながら敵に向かって突進していった。(このまま一気に行くぞ!!)と思って、魔王に対して思いっきり剣を振り回した。
その瞬間、突然目の前が真っ暗になった.............。
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