「きみ」を含む小説

「短歌の秋」(10月)投稿作品です。

「聞くけど、どうしたらわたしに興味がなくなる？ わたしのこと忘れてくれる？」 「僕の嫌いなところを一分以内に10個答えてください。それが出来たら忘れてあげます」 20…

『短歌の秋』投稿作品 　思い出の『光』を詠みました。

コロナ後遺症から線維筋痛症と慢性疲労症候群を発症した百合は教員を目指すが、体がどんどん弱くなり、記憶が保てなくなり、生きることをやめようとしたとき勉強会で先天盲を持つ玲と出会う。…

中大兄皇子と中臣鎌足による古代律令制度への政治改革、大化の改新。乙巳の変前夜から近江大津宮遷都までを辿る古代飛鳥の物語。 ――馬が足りない。兵が足りない。なにもかも、戦のための…

イーハトーヴの夏祭り。 忘れたことも、出会ったことも、すべては一夜のなかに。

完璧彼女と、籠り男子、交差することなかった彼らの視線は、ある共通点によって結ばれた。

短歌連作10首です。よろしくお願いします。

月ヶ峰市には誰かもわからない殺人鬼が潜んでいる。 殺人鬼曰く、私がきみ達を幸せな場所へと案内してあげよう。 殺人鬼曰く、私があなた達の魂を楽しい処へと案内してあげる。 殺人鬼曰く…

高校一年生になったばかりの海原アオには、小学一年生の時からつきまとってくる一人の男がいた。十五歳年上の男、合田伴雷だ。胡散臭さが服を着て歩いているような男だが、伴雷はアオに頻繁に…

「そんな男やめときなよ」 「……ねえ、僕にしなよ」 そんな言葉を飲み込んで過ごした、大学4年間。 理系で文学好きな早暉（さき）くんは、大学の書評サークルに入会した。そこで、素朴…

4月9日、君に初めて会った日はくもりだった。 そこから出会いが始まるかもっと思ったがそう都合よくはいくわけがない。 って思ったけど何かが始まる予感がした。

ひょんなことから所謂【異世界トリップ】をしてしまった私は、何故か猫耳をつけ、尻尾をつけて、そしてこの異世界の【王子様】に求婚されました。……「だが断る！！」

公美野燈色（きみの ひいろ）が朝起きた時に声を聞いた。 『ヒーロー助けて』 その声色は間違いなく自分であり、言葉を発したのは掌に描かれた自分だった。

職を失い、大事なものまで盗まれた日。手を差し伸べてくれたきみとの生活が始まった。

疎遠だった父が呉の地で亡くなり女子大生若葉は初めて呉の地に降り立つ。父の残した和歌から呉の地を巡ることにする。

「きみ」がちいさいときから一緒にすごしているぬいぐるみの「ぼく」は「きみ」が引っ越すことに気づく。荷造りもおわるころ、「きみ」はぬいぐるみひとりひとりに話しかけて、連れていく子、…

ぼくときみは結ばれてる？

七年前の災害で両親と心臓を失った少女・九嶺キラは、ある少女の心臓を移植され、一命を取り留めた。 しかし、九死に一生を得た代償として、キラは「自分だけが助かってしまった」ことに対し…