「片思い✖️片思い」を含む小説

　高校２年生の桃倉小春(ももくらこはる)は隣のクラスの秋月白夜(あきづきはくや)に恋をしている。 　一方的な想いであることを知りながら、それでも『一日一日を大切にしたい！』という…

　「双子忌み」の風習から、両親がいるにもかかわらず孤児院で育った少女イェニー。彼女は十五歳のある日、自身の双子の姉の望みによって、実家の侯爵家に迎え入れられた。まもなくして、イェ…

わたしは葦原果乃（よしはら・かの）、高校生、魔女。人には見えないものが見えてしまう。 星見夜織葉（つきなし・おりば）、同級生、幼馴染。そして吸血鬼で貧血気味。織葉の具合が悪いとき…

誰もが、可能な恋をしているわけではない。 これから始まるのは、私たちの経験した物語。恋は楽しいだけじゃない、悲しいときも、辛いときもある、時にはすれ違うことも。そんな現実をその…

　高校生活にトラウマを抱えた黒鉄辰也（くろがね　たつや）は、超ド級の田舎、山の中腹にある全寮制の学園に転校する。 　六人しかいないクラスで隣の席になった幸薄そうな少女、城戸ユキ…

　幼い頃に母を亡くした少女・トワは、父親のメイソン伯爵に引き取られるが、妾の子として冷遇される。屋敷の隅の離れに追いやられ、母親の形見の高台と絹糸で組紐を作って過ごすことになる。…

砂漠の真ん中にあるシェスタ国は、限界であった。 大地からは水がなくなり、死者も出ている。 裕福で水も豊富な隣国へ出した救援要請は、拒否された。 しかし裕福に見えた隣国…

弥生は、毎日通る遊歩道で会う、名も知らぬ青年のことが気になっていた。 言葉を交わしたことすらなかったが、ただ無言で青年の傍を通り過ぎる時間だけが弥生の楽しみだった。 ある時、弥…

「アンタの声が大嫌い！」 そう言い放って引っ越していった幼馴染が、俺の高校に転校してきた。 名前を呼んでも声をかけても、顔を見せてくれない隣の君。やっぱり俺のことが「大嫌い」な…

　――君に教えてもらった歌を、今もまだ聴いている。 　感情の起伏が薄い大学生男子の「私」が、明るく一生懸命な同期の大学生男子「君」と「ただの同級生としての」交流をし続けた話。 　…

望まない結婚を回避する為に、美青年、文武両道、王太子の側近、公爵家嫡男の将来有望過ぎるレンブラントと偽の婚約をする事になった侯爵令嬢のティアナ。 だが偽りの婚約者であるティアナを…

王太子に婚約破棄されたイレーネは、長年不仲だった公爵家の令息シルヴィオに契約結婚を持ち掛けられる。 シルヴィオは結婚する必要があるのだけど、適した令嬢がイレーネしかいなくて困って…

「俺とデートしない？」 突然クラスメイトから言われた一言。 でも、 「俺のことは好きにならないでほしいんだ」 矛盾した条件付きで。 好きにならないでほしいなら、 …

谷原真嗣（やはらしんじ）は、司法修習生の同期で親友であり密かな恋心を持つ棗藤次（なつめとうじ）と暮らす同性愛者でバツイチの弁護士。 ある日真嗣の元に、1人の男性が離婚をしたいとや…

【本編完結/番外編更新中】これは、血塗られた玉座に登った女王の物語である。 　ファンデール王妹エレーヌは、多額の戦債を贖うため、親子ほど歳の差が離れた隣国の国王に嫁ぐことが決まっ…

友達が一人もいない僕にとって体育祭はちょっとしんどいイベントだ。 しかし僕はその体育祭がきっかけで運命の人と出会うことになる。

初詣の帰りに寄った公園のベンチで、「私」は金平糖を差し出される。 その金平糖は、「私」にはまるで星屑のようにきらきらとして見えて――……。 転校初日から、主人公にいろいろと優…

小学生で仲良かった女の子たちが高校で再開する話。