「怪異」を含む小説

人ならざるものに好かれる中学2年生の葉山陽介。しかし、これまで何度も死にかけてきた陽介の人生に転機が訪れる。 「あ、どうも。本職の者ですけど。貴方、女の霊にめっちゃ好かれてま…

　北海道、御名醐魯市（みなごろし）、舌苔尸濡町（ぜったいしぬちょう）。港湾都市として栄えるこの街にて、世にも奇怪な怪死事件が発生していた。 　死亡した人間は一人、だが、死体は五つ…

口裂け女と人間の間に生まれた息子は母親似だった。口裂け男が平穏を目指すために手に職つけて頑張ろうとする物語。

「蒼月書店の奇々怪々　ー月夜の夢想ー」の続編です。 今回も古民家書店に引き寄せられるように、新たなお客が来店。 カウンターに置かれていた一冊の本に触れた途端、景色が変わってしまい…

『検索ワード【雪女】　検索結果、ゼロ件』 中学生だった少年の前に広がるのは、いくつもの〝情報〟がねこそぎ消え去った令和の日本。 そこには神話生物も都市伝説も架空の財団も、多くの物…

　カルト村で生まれ育った少女・西尾雲々虎(にしおももこ)は、「口にした言葉が現実になる」という邪神の呪いを受けていた。能力の暴走を恐れて口を閉ざす雲々虎の前に、「一つ目の異人」が…

小説家・古川明は次回作のために神社のお祭りに行くことに。 ネタとしてよい参考になると思い、担当編集の戸田浩輝を 次の日に誘って一緒にまわります。 でも、帰り道が昨日とは違って…

『映画』から、現実へとリンクする。 ふとしたシーンから、日頃 記憶の奥底に沈んだ恐怖が起き上がる。

エクソシスト集団である『教会』のUSA支部に属するダニエル・ウィント(ダニー)は新しく配属されたFBIの悪魔関連事件担当のノーウィッグ・ハイアウッド(ノック)と出会う。今日もまた…

怪異あるところに、馳せ参ずる男あり。 いつしか幻夢市で語られるようになった都市伝説である。 だが、それは都市伝説などではなかった。 これは怪異に悩む人間と、その元に馳せ参ずる…

「天竺鏡って知っとるや？」 不慮の事故で祖母を亡くした直美は、葬式の宴席で。水を張った桶に鏡を浸してはいけない奇妙な戒めについて耳にする『天竺鏡篇』 「さかさがみに殺してもらお…

サメの歯のブレスレットを買った大学生を襲う怪異。 サメをモチーフに短い怪談を書けないかと考えていたら、思いついたお話です。

幽霊を見る事が出来る少年、道明寺雪緒。 彼はある日、雷に打たれてしまう。本来であれば落雷で死んでしまうけれど、何故だか雪緒は平安時代へとタイムスリップしてしまう。 平安で出会った…

都市伝説から生まれた妖怪を管理するだけのお仕事です ※ノベルアップ+、小説家になろうにも投稿

「美雨。待っていた。その刻が来たら貴女も理解するだろう」　 美雨は子供の頃から繰り返し不思議な夢を見ていた。いつも同じ所で目が覚めていたが、今日はいつもとは違って、夢の先には見…

中学校を卒業して10年目のお盆。都会で働く人たちも町に戻ってきた。目的は同窓会と町長の退任だ。主人公の奏太(そうた)はいつも以上に楽しみな里帰りだと心を弾ませていた。 しかし、…

堕ちた神。悪しき神。 荒ぶるもの。まがつものども。 神に至らんとするほどの畏怖や信仰を持ちながら、ケガレに墜ちたおぞましきもの――「禍身（かみ）」 彼ら禍身の脅威から、何も知らな…

　小学生の杉本歩美は、塾から帰ろうと夜道を歩いていたところ、不審な女と遭遇する。それは、この世のものとは思えぬほどの怖ろしい姿をした悪霊であった。 　恐怖に駆られ、元来た道を引き…