「未満」を含む小説

　わたくし、御剣ひかるが日々書いたり読んだりした作品の一言紹介。 　たまに一言じゃないかも。 　極力深刻なネタバレはしないように気を付けてますが、勝手に先の展開の予想をしたりな…

トラックに跳ねられた時彦は、見知らぬ場所で目を覚ます。そこは玉座の間で、どうやら自分は王様らしい。だが、周囲の人々はロボットのように同じ言動を繰り返すことしかしない。

あらすじを書くのが面倒くさくなってきた。 千五百字だし、問題ないでしょう（怠慢）。

高校の卒業式。証書授与の段になって、校長に引き続いてまったく瓜二つの校長が舞台に現れた。 わけもわからないまま式は進んでいってしまうが、『僕』はそれを引き気味に眺めていた。 その…

諸事情でボツにしたホラー作品「風紀クラブ」の「おみまい」という話を抜粋した短編です。登場人物は木間（きま） 姫色（ひいろ）と手越（てごし） 綾（あや）という少女です。唐突に始…

〈リズ〉のヴァージョンアップをした男は、しかし、「彼女を元に戻してほしい」とやってきた。 最新型のアンドロイド、LJ-5th。美しきヒトガタ機械を人間のように扱うことは禁じられ…

東北地方のとある田舎で暮らす友人以上、恋人未満の高校生のお話です。

バイト帰りの疲れた私に声を掛けてきた人は、憧れていたモデルのガブリエル。 綺麗な顔なのに日常生活が壊滅的なガブリエルを世話するうちに、私は不思議な懐かしさを感じ始めた。恋人未満の…

悪魔ランゲルハンスから目が節穴の物書きを預かったフォスフォロは今日も彼女の取材のガイドを務める。 しかし今日は上弦の月の日。 この日は片恋の女性たる人魚との大切な約束があり……。…

できれば毎日書きたいけど、気が向いた時に、詩未満の文章を書いていきます。

　少女は言った。 「これは呪いよ」 　少年は言った。 「これは祝福だよ」 　少女はその言葉が癇にさわり、 　そして―― 　これは、異能の子供が織りなす、残酷な世界に生…

※この小説には改訂版があります。 宜しければそちらをご覧下さいませ。 異端な力を持つが故に冷遇されながら育った男の子と女性は2人ぼっちだった。 逃げ込んだ森の奥深くで守り神…

バレンタインの日。 俺は公園で、「戦友」と出会った。 今はなき小説サイト『dNoVeLs』にて、「バレンタインだし、バレンタインの話を書こうぜ！」という企画で書いたもの…

私は空想の中で、主任と激しく恋愛する。 片想い未満の好意と思っていた、現実が近付くまでは。

しがないOLライフを送っている久良木千芳（くらき　ちよ）は、ある朝、仕事へ向かう隣人と出会す。彼は千芳の前世がハマっていた乙女ゲームの攻略対象（犬系の教師）であった。

【更新は不定期にします。詳細は近況ノートを御覧ください。】 少年はあの日、自らの弱さを嘆いた。 圧倒的な力が欲しかった。 そして、いつしか困っている人を放っておけなくなった。 …

　商店街を、小学生の少年と少女が一緒に帰っていた。ふと、少年は、喫茶店の中にいる見覚えのある老女と目が合った。 　カクヨムコンの短編賞に応募しています。 　拙作の短編集『日常キ…

友人や家族と話をしながらする食事も楽しいけれど、料理をじっくりと味わうならば一人こそ最適。 うんちくなどいらない。 ただ五感で味わえばいい。 寂しいときは？ そこに文庫本があ…

　もとは、とある「癒し系ヒロインが登場する物語」のコンテスト用に書いた中編ファンタジー（一応…）です。 　題名は「エル・ベスティド・ド・ダマ・イ・エル・モスケテ」と読みます（ス…

五千字未満の小説ともまた違う何か。 高校三年生の日常を数回切り取っただけの破片を繋いだだけの何か。 けれど、その何かが始まるきっかけになる。