「伝奇」を含む小説

「いつか、私が『ヒーロー』として1人前になった時、私は滅びに向かう故郷を救い愛する女性を護る為、『ここ』から居なくなるだろう。だが……その日まで、お前の背中は、私が護る」 二〇〇…

　巨人伝説研究家、角田六郎（つのだろくろう）は巨人の実在を知る数少ない真の研究家である。 　だが、彼が行く先々には、巨人が実在しては困る常識人達が立ち塞がり、毎回、アレな展開に…

【一話完結】なんでもいいから毎日投稿を目指すショートショート　第33話「一時炳現」 https://kakuyomu.jp/works/16816927860102765585/…

日本における現代の伝奇風小説とは 中国や日本の古典的な伝承や説話等にある怪奇な事件や作者独自の想像による、史実とは異なる事柄を題材にした小説。 「封印されていた古文書」「呪われ…

「彼女」こそ、日本史史上というか、日本のフィクション史上最強の「猫の手を借りた結果」じゃないかと思います。 　

小説家志望の小杉は経験不足に基づく自身の小説の表現力を嘆く日々を送っていた。ある日小杉の元にDMが届く。そこに貼られたリンクは、小杉に本物の痛みを与えるものであった。

武蔵坊弁慶が、まだ播磨で『鬼若』と名乗っていた頃の話です。『千本太刀』の誓いを立てるきっかけとは？ 例の二人組も出てきます。

　清朝末期、魔都上海。 　巷には怪異が溢れ、仙人とならずに地上で妖魔を祓い続ける霊幻道士の存在が未だに必要とされていた時代。 　霊幻道士の青年グウェンとその弟子ユーリンは夜毎現れ…

主君の密命を帯びて八百比丘尼の秘密を暴きに来た若武者は、 果たして秘密を得ることはできるのか。伝奇サスペンス短編！

カクヨムコンテスト７において、途中で掲載停止した《奇生種屋》の元となった物語。 当然のように店は構えられているものの、《希少種屋》にて取り扱っている特殊な品物が必要としていない…

　日常において右目を閉じたまま生活している男。倉木　悟(くらき　さとる) 　右目に抱えた秘密のせいで人間不信気味の彼だったが、時折遊びに来る年の離れた騒がしい従妹、夏木　結(な…

　その妻、仕事で結婚記念日をすっぽかされる。 　無論不機嫌。仕方無いと分かってはいるが、それでも穏やかではいられない。 　するとスマホが、夫からの電話を告げる。 　何と文句を言っ…

※「あまりに馬鹿馬鹿しい理由による陰惨な殺人」など、冷静に考えるとかなり洒落にならない事態を「阿呆もここまで来れば傍迷惑な狂人」と云う人間の視点からギャグ風に描いています。その手…

異界の生物と契りを交わし「キズキビト」として覚醒した普通の女子高生綾川志野は、坂東江戸いろは組に参加し、高校生活との二重生活をこなしながら力をつけていく。そんな中、我邪は封印され…

川で拾われた捨て子のエリオットは王女付きの近衛騎士だ。幼いころから王女と共に過ごし育ったエリオットは泣き虫で日の光が苦手で銀食器アレルギー。 おまけにニンニクが苦手で水が苦手。ま…

「なあ知ってるか、心臓の取り出し方」 三学期最初の朝だった。転校生の市川知佳は、通学路で拾ったりんごに導かれるようにして、学校の屋上に足を踏み入れる。 そこで待っていたのは、…

【あらすじ】 　『影無しの街』。地方都市アンダーイーヴズは、いつの頃からかそう呼ばれていた。 作家を夢見る書店の娘サニーは、創作のインスピレーションを得ようと不穏な噂の蔓延るアン…

モノクロームネスト「戦うイケメン」中編コンテスト用小説

境界越境者殺害許可証持ち、通称「境殺」 境界越境者、通称「囚」 一九九九年。「大予言」で世界が恐慌し、東京タワーから発生する怪電波で通信が遮断されて早一年。 東京タワー所在地港…

ある小さな島では、古くからある神が祀られていた。人々はその神を深く信仰し、そしてその神は人の営みを愛しあらゆる災いから守ってきた。その神社の家系に生まれた一人の高校生が、ある日先…