「よう」を含む小説

　西日本にある地方都市『舞鷹市』。その街に住む女子中学生の真依は、ひょんな事から魔法生物のトリと一緒に異世界『ラースワーズ』に転移してしまう。状況が分かった彼女は、すぐに元の世界…

小さな頃は兄の背中ばかりを追いかけていた。 けれど、背が伸びるにつれて、兄の背中は蜃気楼のように遥か彼方へと遠のいていき、やがては言葉を交わすことさえもなくなっていた。 そし…

「さいかわサマーダッシュ」に大喜利しようとしてニヤニヤして書いたら、大喜利にもならないし、千文字に収まらなかったもの。

犀川 ようさん自主企画「さいかわサマーダッシュ」 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093081076099207

【奇怪な少年が居た。その者新選組十一番隊隊長、盲目の女剣士、無類の戦好き】 盲目の小さな剣士が居た。 白妙の布で目元を隠し、藍の髪と深い碧眼を持つ奇怪なその剣士の正体は、女であ…

【男は、「ありがとうございました。助かりました」そう言いながら、ゆっくりと車を降りつつ、「ああ、今度は助からないといいなあ」明らかに俺に聞こえるようにそう言い残して、駅のほうへと…

＊不定期更新＊ 突如として（総計十五回目）、魔王軍に捕らわれの身となった姫君。 どうやらしょうもない理由で姫様を捕まえたらしい魔王に事情を聞くと、その娘のために彼は色々と頑張…

詩なのか、エッセイなのか、あまり堅苦しく考えず、自分が思いついたこと書いてみました。 時に連作のようなものもあります。

柚々原達郎は目覚めると見知らぬ塔にいた なぜこんな所にいるのか、そもそも自分が何者なのかも分からない……思い出せるのは名前だけ 永遠に続いているように思えるほど螺旋階段を上ってい…

『「最弱職の盗賊なんて、勇者パーティーには不要なのさ！」 Ｓランク冒険者パーティのリーダーがそう宣言した時、声を荒げたのは盗賊のシビトではなく聖女のレイナだった。 レイナが抗…

雨谷　雫（あまたに　しずく）は、心理カウンセラーとして「心の雨宿りクリニック」を営み、日々、様々な相談を請け負っている。 その中には、「奇妙な症状」を抱えてやってくる者たちがいた…

　この物語は、イザナミノミコトが、ネノクニで腐女子になっていたことを前提に再構築された神話である。 　アンデットより腐女子のほうがマシでしょ？　と言う思いのもと綴られた叙事詩であ…

戦後の混乱期、1948年に制定された優生保護法。この法律は、遺伝性疾患や精神障害を持つ人々の未来を制限し、その背後には数多くの犠牲者の涙があった。小野寺美咲は、看護師としてその現…

記憶がフリマアプリで買えるようになった世界。 主人公はクラスの人気ものに憧れて記憶を買う。 でも、そこに体験がともなわないとペラッペラすぎて……？ ↓前回の投稿↓ 『異世界っ…

　風を操る錬成術師ライエルはある日突然パーティを戦力外追放される。 　彼のような錬成術師は、かつては攻防の両面に優れたパーティのかなめだったが、時代が流れて中途半端で決定力がない…

リアム先生と私、野々宮可憐のコラボとして、お互いの作品を題名と設定だけパクって別の作品を書く！という企画から誕生した問題作品です！ リアム先生は私の「空の屋上」を、私は 保健…

スラーヴァ王国に平和条約を結んだはずの隣国の大帝国が攻め入り、国境際を荒らした。あくまでも「演習」の体で。しかものうのうと「平和条約を続けたくばサファイア姫と皇帝の婚姻を」と言っ…

犀川よう様　自主企画 「さいかわサマーダッシュ」に参加。 とある蒸し暑い夏のひとときの切り抜き。 これは そんな話。

中学校に入学して、リカという子に出会った。 彼女はオタクで、俺と共通の趣味を持っていたということもあって、すぐに仲良くなれた。 だから、彼女を憎むという発想なんて一切無かった。 …

追放ラノベ好きの主人公は事故で異世界に転生した。前世で読んでいた追放ラノベの世界に。 転生したのは追放パーティーのリーダー、ローランドの妹のロザリアだ。 ローランドはロザリアを溺…