「すれ違い（？）」を含む小説

連作短歌です。

【旧題】 実質同居の幼馴染に振られて暗黒の高校生活を送り始めた俺が偶然、子犬を助けたらクラスで人気の美少女が彼女になった。「もぅ、こーへいのえっち……」 ―――――― 「ごめん…

「——君を愛してる」 そう悲鳴にも似た心からの叫びは、婚約者である私に向けたものではない。私の従姉妹へ向けられたものだった。 幼い頃に交わした婚約だったけれどいつだって誠実な彼…

なんでこんなに話が噛み合わないんだろう？ 僕のクラスに突然やってきた中国人留学生。 言葉が通じないのと、非現実的なほど美しい容姿も相まって、彼女はクラスで孤立していた。 …

　ここは美少女ゲームの世界だ――桐谷奏斗がそう気付いたのは小学校四年生の頃だ。 　教育熱心で厳しい家庭に生まれ育った前世では、勉強も運動も完璧にこなすことを強要され、何一つ自由な…

新しい父には息子がいた。義弟となった二つ下の彼は幼い頃はそれはもう可愛くて可愛いくて、ひとりっ子だった私はとても可愛いがっていた。 それなのに最近生意気で、お見合いの話が来ても破…

異世界転生をして勇者として魔王を討伐することになってしまったユーキ。 ギルドメンバーと共に辛く苦しい旅をしてきた。 魔王から派遣される激つよ魔族たち。 複雑な世界情勢。 翻弄され…

これはパルプライド社様より6/29発売の『悪役令嬢は異世界でマッサージを広めたい　〜前職活かしてイケメン探し始めます〜』（手に取って読んで頂ければ幸いです）の番外編となります。 …

私の名前はリベア。 前世は魔王を倒して世界を救ったと言われている勇者ルキアだった。 今でも残る勇者の華々しい英雄談――しかし、そんなのは嘘っぱちだ。 魔王討伐は私にとって地獄でし…

　先輩が好き。どうしようもなく、途方もなく、救い難い程に。

☆　恋を知らない氷の令息（マルクス編）　 　王太子の側近であるマルクスは、自分の婚約者に想いを寄せている彼に婚約者を譲ると申し出る。 　それで良いと思っていたはずなのに、自分の気…

和之くんは、ちょっと残念な高校二年生。 五月のとある夜、学校に宿題を忘れた彼は、心配してついてきてくれた親友と共に夜の校舎へと忍び込む。 偶然か必然か。 その夜の学校は、騒動…

何処の学校にも一人は『マドンナ』と呼ばれる存在がいる。 　俺、城田和真が通う高校にも皆が『マドンナ』と呼ぶ女の子が存在する。容姿も勉強も、そして運動でも皆が認めているその女子は…

　幼馴染の帆波と幸祈。二人は相思相愛……なのだが。帆波は素直になれず、幸祈は盛大な勘違いをしていて、両片思い中。 　そんなとき、幸祈の留守中に、リビングでうたた寝していた帆波。幸…

幼い頃のトラウマで男性が怖いエルシーは夫のヴァルと結婚して2年、まだ本当の夫婦には成っていない。 王都で一人暮らす夫から連絡が途絶えて2か月、エルシーは弟のような護衛レノを連れて…

生命を育み育てる生命の神を奉るセカイ、セフィロート。 このセカイは幾度もの災厄を[ダート]という魔法の概念から外れた特殊能力を持つ者たちにより救われてきた。 影年一九九五年、セカ…

作案者母親 作者こむぎ とある事がきっかけである日突然、目、耳、鼻の機能が麻痺した少女 起きているあいだは少女にとって夢を見ず寝ている感覚 寝ている時は目、耳、鼻の機能は働…

　ある日、自分に聖霊の加護があることを知ったリディアは、領民のため、そして自身の憧れのために貴族という身分を捨て、祈祷師になることを決意する。そんな折、魔導騎士団副団長セシルから…

幼馴染の凌太は、昔から私のものだった。きっと、私自身、無意識なうちに気が付いていた事実だった。成長し、彼は恋をしていく。だけど、何も感じなかったのは、確固たる自信があったから。”…

「すまない、僕はもう君の事を愛してあげられないんだ」 初夜にそう言われた私はカッとなって旦那様を部屋から叩き出した。 そっちがその気なら、私だって嫌いになってやるわ！　家の事情…