「波とともに」を含む小説

文明開化に沸き立つ時代。その波は菓子の世界にも押し寄せてきたが、和菓子屋の娘、杏は食べたことがなかった。初めて食べたのは憧れの人が作ったアップルパイ。そこから始まる礎の物語。 …

　衛生軌道上に存在する唯一の宇宙ステーションに人類が避難してから二〇年。 　地球はすでに人間が住むことは出来なくなっていた。 　千人にも満たない人口で懸命に生き残っていた人類。 …

　矢神恋は、自分の好きな格好を堂々とする勇気はあるが、病弱で、無口で、とにかく他人と関わることが苦手な中学3年生。関わりがなさ過ぎて、本当は自分が綺麗な顔立ちをしているから衆目を…

夕日が主役の舞台は終わりを告げ、その座は月に引き継がれる。 舞台替わりする世界の下を過ごす人々は、思い思いに時間を過ごす。 インディゴの空に塗り続ける、誰もが今日を刻んだ証を。 …

思いついた妄想

魔法少女が大好きな１３歳の少女、『波倉幸絵』。 幸絵は中学二年の始業式の日の帰り道、空から降ってきた謎の精霊と出会う。 その精霊の名は『アマテラス』。 アマテラスは神の世界に住む…

〝文明の両輪〟技術と政策は、左右対称のカタチで説明できる！ （ざっくりですが）社会がわかる文明論、画期的な大発見！？ 次の作品に勇気づけられて、書きました。 『Tiny Sta…

プレミアムカバー2020の青い表紙・銀河鉄道の夜を手にして、嬉しくて電車で読みながら作った小さなお話です。以前書いた庄屋姉妹の七夕から少しだけ物語を千切って貼っています。 もう…

魔界に住み死んだ魂を裁く仕事をしているゼジュービは、世界をも滅ぼしてしまう力を持った「彩波」である麗と、その兄と出会う。差別されている麗を助けるために、堕天使である天璃と共に地上…

騰波ノ 鳴（とばの めい）は、両親の勧めにより小説家を育成する『千集院創作芸術学院』へと入学する。 一年生は入学直後に【退学処分】を賭けた試験の開始を宣言された。 試験内容は二人…

　主人公は春から新高校生になる「徳居彗斗」。彼は少し訳ありで一人暮らしをしているのだが、入学前の春休みにその部屋で、自分が進学予定の高校の同級生「佐々木奈波」が空き巣を行なってい…

１５歳、平々凡々な高校１年…平和に過ごしていたある日突然壊されたあの日…そしてヤクザとの出会い…そして警察では罰せなかった私の復讐の物語…。

自作でまもなく「魔法科学」についての記述が必要になります。 　「本好きの下剋上」と『魔法科高校の劣等生』。僕がほぼ完読している両作に学びつつ、僕なりの「魔法科学」設定を固めていこ…

自殺願望のある青年は、岸壁で一人の少年と出会う――。

幼馴染の帆波は、高校生になってからもしょっちゅうウチに上がり込んでくる。その理由は、俺の兄貴で……。

とある屋敷の若君、実動（さねいつ）の様子がここのところおかしい。 そんな噂を屋敷で働く者達が口にするようになって、どれほど経つだろうか。 ある日、女房の墨江（すみのえ）は、当の実…

午後一時。無人駅。錆びた標識。打ち上げられたボート。静かに波が打ち返す砂浜。静寂の中、遠くで鳴くツクツクボウシが一匹。夏の終わりに出会った、孤独な二人の一週間。

──1970年オタクは誕生した。 当時、オタクというのは製作者間のスタッフ同士が呼んでいたもの、いわゆる愛称だった。 その後、当時SFのファンの中でもその呼び名は広がっていき…