「神様 切ない」を含む小説

屋上から天国へと行こうとした美空は、 柵の先にいた先人に思わず「止めて」と声をかける。 振り返ったその人は、学内でも人気の生徒会長だった。 すると生徒会長は、自分は神様だと言い…

　私は十七の歳に殺された、……はずだった。 「悪く思うなよ」という悪人面の男に腹部を刺されとても痛い思いまでして。 　それなのに、死んだ筈の私は気付くと七歳の私になっていた。ど…

小学二年生の時、母子家庭だった私はマンションの隣の部屋に住んでいるお兄さんに面倒をみてもらうことが多かった。お兄さんは普通の家族の生活を知らない私に普通の暮らしを教えてくれた。そ…

　こういう神様や仏様世界にヒト感覚を重ねる小説を書いてみたいんですよね！ 　ただ、いまの自分にはそんな力量がないので、アニメのストーリーボードみたく言葉をスケッチしておくのがやっ…

むかしむかし。 まだ、神様と人が交流があった時代。 心優しい少年バルトと気高き騎士ルトゥスのお話。

幸せな結婚を目の前にして、友人は自殺した。 その真相を探るべく婚約者の怜子さんと、故郷の広島を訪れた主人公は、友人の死は、自殺ではなく、殺されたと言う事を知る。 しかも、その犯人…

　よく「お前は諦めが早い」とか「努力は必ず報われる」とか「すぐ逃げようとする」とか「やってできないことはない」とか「環境が人を変える」とか「神様は必ず見ている」などなど、失敗者に…

京都にあるお寺の静かな庭が舞台です。 そこに置かれた２体のお地蔵さん。 そこで交わされる会話でストーリーが続く。 人は、辛いこと、どうしようもないときに、神仏に手を合わせる。 …

　学級会の時間に、遠足の班決めがあった。「好きなもの同士で自由に組んで」と先生は言うのだが……。 　こういう時、ぼっちは辛い。 （この作品は「小説家になろう」「エブリスタ」でも…

前向き強気アラサーOLに振り回される、妖刀持ちな訳あり無愛想青年。 ”お稲荷さん”の遣いである妖狐ちゃんのいる浅草の喫茶店で甘味を楽しみつつ あやかしの心を救ったり、居場所を守っ…

その少女は、生まれた時から運に見放されていた。 双子の妹の妹は、見た目も美しく、賢くとても優秀だった。 両親はそんな妹ばかりを可愛がり溺愛していた。 そして、私が好きだった…

　神である蓮は妻子ある身だ。何とも説明したいが、彼にはもう一人妻がいる。それは人間の女で、魂も宿っていない、仮の存在――オマケ。 　ある日、彼女の本棚の隙間から、神様名簿を見つ…

10年以上前に書いたショートショートのリライト版です。 ほとんど、そのままですが…。 トイレの神様という歌が昔流行りましたが、それよりも前に作った作品で 歌が流行った時は、何と…

筆者が初めて完成させた作品。 息切れと高揚、懺悔をテーマに書いてみました。すぐ読めてしまう短編です。筆者はサッカーのことがよくわかっていないので、全部妄想の中のものです。レギュラ…

同僚に思いを寄せていた主人公。彼とは同じ業務にいそしんだり、最近は仕事中に世間話に花を咲かせたり、終業後に連絡をとることさえあった。しかし、ある日を境に彼からの連絡は途絶え、会社…

ヴァイオリンへの行き詰まりを感じていた音大生と、盲目の琵琶の名手が出会い、影響しあい、互いの世界を少しずつ変えていく。すべては音楽の神様が導いたから。 なろうにも一部短編とし…

病弱な少女が幼き日に出会った、小さな神様とのお話。

　陸斗は、幼馴染みの栞理に15時30分に学校の屋上に来るように言った。栞理が屋上に来ると、陸斗は悩みながらも栞理に自分の胸の内を告げる。 　2500文字程度という、気軽に読みや…

ビルから飛び降りたはずの竜也は、目覚めると南の島のコテージにいた。 横には妻の奈央が「神様が猶予をくれたんだよ」と微笑んでいる。 僕たち夫婦が一緒に過ごせる、最期の１００日が始ま…