「矛」を含む小説

2019年11月刊行予定同人誌（連作短編集）の草稿抜粋。高志（こし＝越）の国の国つ神・沼河姫（現在の新潟県糸魚川市姫川の女神）は、黒姫山を母に、日本海を父として生まれ、のびのびと…

　勇敢で真面目な衛兵、アルトリオ。 　国のために殉職した彼に憑依したのは、異世界の凶悪犯罪者！？ 「俺のシマで商売しといて、みかじめ料が払えねぇだと！？　なんかお前、犯罪者み…

・月～金零時定刻連載 いじめ被害者である矛院守優也(ほこいんしゅうや)は偶発的に加害者を殺してしまう。 しかし、捕まえられることを怯えながら登校した教室には加害者の存在自体が消…

　最強の矛と最強の盾。それを駆使して、俺は異世界で生きていく。ファンタジー世界に転生した男は、そう決心したのだが……。 （自主企画『パワーワード「俺の〇〇のファイナルブレーキが…

応仁の乱に端を発する戦国時代。 没落した御家再興の為、全国を旅する浪人勘兵衛は、客兵頭として参戦した戦場にて、奇妙な若武者と矛を交える。 落ち武者狩りに遭い、捕えられた勘兵衛に…

人類が魔王との戦いで衰退した世界に４人の勇者が召喚された。 だがそこは既に魔王が討ち取られた世界であった。 剣の勇者、槍の勇者、斧の勇者、素手の勇者の４人に課せられた使命とは一…

古代中国の亡命詩人と、娘の姿をした桃の樹のおはなし ＜冒頭＞ 辛くも都を逃れた李韓が、郷へ戻る道すがら行商人に出くわした。 　地まで届く辮髪と白い顎髭を持った仙人のような老爺…

2038年問題を目前に控えた日本のシステム基盤は、「静脈認証」に基づく方式へと急速に刷新された。 経済学者はこれを先進国としての必要経費だと主張し、反共産主義者はこれを現代に復活…

　私はハヤフル王国、第一王女レティス。 　神の神託と聖剣を受け取り、魔王討伐に乗り出した。 　しかし、私は戦う事なく敗北し、魔王のかわ……もとい、力に翻弄されて身も心も捧げる事…

梗概 　　夫と妻の距離 　デパート勤務の茂は、五歳年上の課長の芙紗子と結婚することになった時、同じ課から地下の食品売り場のチーフに移動させられた。どう考えても降格になったとしか…

“あちら側”の世界から“こちら側”の世界に呼び戻された四人の英雄たち。そこで待ち受けていたのは謎のウィルス『ニュートラル』の蔓延する闘争の渦だった。転移に巻き込まれた二人の異邦…

何故、この世の中には平和が訪れないのか。 何故、社会は変化を嫌うのか。 人々の平和的生存権を脅かす、戦争、内戦、核兵器…。 国民を脅威から守るという使命を与えられた、 自衛隊の視…

「どんなものも突き通す矛」と「どんなものも防ぐ盾」のレビュー。

　世界には二種類の人間がいる。 　魔法を使える人間、もしくは魔法を使えない人間のどちらかだ。 　当然のことながら、その両者は対立した。 　それぞれがそれぞれのための国を作り、戦…

　楚の国で矛と盾を売る男がいた。 「吾の矛は何物をも貫く」「吾の盾は何物をも通さぬ」 　見ていた人が言った 「その矛で盾を突いたらどうなる」 　男は黙り、矛と盾を持ち、重い足を…

目　次、序　章、第一章 戦神白起、第二章 方士お彩、第三章 少年王政、第四章 方術修行、第五章 隠れ墨者、第六章 地下宮殿、第七章 兵馬俑坑、第八章 陵墓封印、終　章 …

平帆太郎明明は闘将であった父、光明をその異母兄弟に討たれ、薩摩にある隠れ里に逃れる。そこに、皇位継承争いに敗れた讃岐宮が落ち延びてくる。宮を助けたいと考えた帆太郎は鎮西の国司たち…

ネタバレあり。というかネタばれしまくり。 時空を操る能力を持つ悟流（さとる）の一族は怪士（あやかし）と呼ばれる魔物を狩ることが宿命であり、彼も日々怪士を狩り続ける。 ある時、悟…