「ファンタジー？ シュール」を含む小説

とある国のとある街で、開演5分前にサーカス団員達が繰り広げる、意味ありげな内容の意味のない会話劇。

その犬は鳴かなかった。声を失っているのではない。ただ鳴く機会を伺っているのだ。母親の虐待がもとで、恐怖のために声を失ってしまった赤ん坊。彼らはいつも寄り添うようにぴったりと体をく…

僕の行く手はいつも雲の中のようにぼんやりとしている。頼りにしている道しるべの「線」は、途中で途切れてしまう。あっちに行ったり、こっちに行ったり、しているうちに、気づくとみんなは怒…

彼には盗癖があったが、運命的に出会った彼女との平凡な幸せを夢見て、まじめに暮らそうと努力する。ある日、彼女は祖母の形見だというペンダントを彼にみせる。涙型をしたそれは不思議な色に…

異物として異世界に転生させられた髪の毛が薄いおっさん。 気が付くと全裸で町の大通りに立っていた。 しばらくすると衛兵に声を掛けられ、異世界に来て早々無実(?)の罪で捕まってしまう…

「昨日、眠っていたら枕元に神様がきてね、私を天使にしてくれるって。そう言ったの」さゆりちゃんは言った。私はさゆりちゃんがうらやましくて、さゆりちゃんのお弟子さんにしてもらうことに…

ランドセルの中には色々なものが詰まっていた。けれど、どの中身も僕の興味を引かない。ランドセルには毎日、与えられたものが詰め込まれていく。やがて、ランドセルはいらないもので溢れかえ…

僕はドーナッツが大好きだ。僕は家族から離れ、施設に入れられた。でも、家族はつながっている。ドーナッツのように。ドーナッツの上を歩いていれば、いつかは元に戻ることができる。

子供の頃、６本指の男の子がいて、私はその子に憧れていた。何か自分だけの特別なもの。私だけの大切なもの。私はずっとそれが欲しかった。ある日、健康診断で見つかった小さな肝のう胞。それ…

きりんは僕の通う店にいた。彼女の願いは叶えられた。けれど、願いが叶い過ぎた彼女は不安を抱えている。心配しすぎて不眠症のきりんと間もなく寿命を迎える僕、ねずみ。僕らが望むのは、ささ…

ごくごく普通の中二男子陸人（リクト）は、床下で発見した謎の巻物（※自称コンピューターかつ大昔の偉大な魔法使いの死霊つき）によってまんまと異世界に飛ばされる。 謎の巻物には宝の地…

オイコット帝国のファラ王子は民達の間で大流行となっている『てれびげーむ』に興味津々。そんなとき、王様から将来の領主として領内を巡って旅をしてくるように言い渡される。これ幸いと思っ…

期末試験を明日に控えた琴引あかねは、次に赤点を取ったら冗談抜きでマズい状態にあった。しかし、勉強しないといけないけど勉強したくないという二律背反の感情に揺れ動く。なんで勉強しない…

大切なのに思い出せないこと。 そもそも忘れていることにすら気が付けない記憶。 これはある中2病が召喚をきっかけに"大切"を取り戻す物語。 あらすじ 21歳フリーター凌は中2病…

　炎の神が宿ったレインと、見かけは狼人間だが中身は紳士のハガン。 　二人を取り巻く個性的なキャラ達が織り成すギャグファンタジー。 　レイン「見るのか、見ないのか。お前に…

――2087年、東京。 それでも世界は言葉で出来ている。 もはや時代遅れの職業となった小説家を目指す【少女】・粢文子。 ある日、彼女の元に陰陽師を名乗る桐箪笥と風呂桶の兄弟が…

好きなファンタジーは「ブレイブストーリー」。 好きなユーチューバーは「ミライアカリ」。 そんな偏った作者がお送りする――偏見にまみれたカッティングエッジな異世界ファンタジー巨編…

目指すはシュールなハリーポッターです。 とりあえず電波を食べる家族がメインで出てきます。

自分が天才の文豪だと信じて疑わない男が、作家を目指すため、小説投稿サイトで書きあげた小説の評価が付くのを、今か今かとパソコンのモニターを血走った目で見つめ続ける男のお話。

２７才の柚香の毎日は、発達障害（ＡＤＨＤ）特有の「あるある」満載。 人知れず工夫もしているが、会社でも家でも失敗つづき。 先輩たちは温かく指導してくれるものの、障害の知識がない励…