概要
僕の思考は足元の犬と一緒に彷徨い続けている。シュールな感覚の超短編。
僕の行く手はいつも雲の中のようにぼんやりとしている。頼りにしている道しるべの「線」は、途中で途切れてしまう。あっちに行ったり、こっちに行ったり、しているうちに、気づくとみんなは怒っている。中途半端に放り投げたものの数々。そのことにきっと怒っているのだ。犬は僕の足にまとわりついてくる。僕は恋人を愛している。でも、そんな彼女のこともすぐに忘れてしまうのだ。
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