「幸せとは？」を含む小説

※こちらの作品は、拙作『彼女の瞳に映る蒼、あるいは紺色の空』の原作です。 都内の女子中学で教師をしている原田 美雨(みう)。 25歳の日々は、決して華やかなものではない。 それ…

主人公のバートは両親を亡くし三歳下の妹アリスと共に仲睦まじく暮らしていたが様々なことをきっかけにその幸せが崩れ去っていく……

自身の給料明細を見せた太郎は、二年間付き合っていた栄子に一方的にフラれてしまう。 幸せを掴むためには、相応のお金が必要なのだと理解した太郎は、次は失敗しないと心に誓う。 そして…

斎藤　一はふと辞書を引きました。 ジンクス。 『縁起の悪いものやできこと』 それは神が気まぐれで与えた宿命。 それを見て一は思います。 「僕の恋にフラグは立たない……」 …

「俺たちは家族なんだ」 そう言い続けているのに、一向に物腰を柔らかくしようとしない、メイドのカランテ。 それどころか、主人であるはずのボタンの方が命令されてしまう始末。 そんな…

冷蔵庫に入れておいた卵やキムチ、とろけるチーズがいつの間にかなくなっている。 非常用にと箱買いしておいた赤いきつねと緑のたぬきの減りも早い。 あやしい。 ＊＊＊ 「赤いきつ…

時は明治三十年。 女学生のうちに結婚相手を見つけることが女の幸せであると考えられていた時代。 結婚なんかより勉強したい奈津だったが無理やり結婚させられるはめに。 お相手の桐ヶ…

人生の節目節目にその味はありました。そして今もこれからも続いていくのです。

　勇者パーティーに所属している主人公：スレイブ＝アストレイは聖域というスキルを持っている。このスキルはありとあらゆる状態異常を治すことが出来ると言う物であったのだが、それ以外には…

遠距離恋愛中の社会人カップル、東日本出身、在住の彼女と西日本出身、在住の彼氏。 夜中に通話しながら「緑のたぬき」を食べようとしますが、実は地域によって味が違うことを知って……？ …

　父親の異なる姉妹はとあるスラム街で暮らしていた。贅沢はできないが、二人で小さな幸せを感じて過ごしていた。 　しかしその日常もある日、吸血鬼によって壊されたのだ。 　妹──ヴィオ…

　主人公、アリシアにとって、母とたまに帰ってくる父の三人での生活は裕福ではないが、それだけで十分なほど幸せに感じていた。 　が、ある日、父が帰ってきた時の一言に、それに対する母…

　生まれたときから一人に一冊与えられる本である程度決まってしまう世界で最強の賢者と呼ばれていたサージ＝ゲールは世界を救う勇者パーティーに所属していた。勇者達は世界を征服しようとし…

リエラは目覚めると全ての記憶を失っていた。 本が人を喰らう狂いの図書を唯一鎮めることができる綴り手。その綴り手の能力を持っていたリエラは本の中、物語の世界へ入り込み狂いの図書を鎮…

帰宅したら、我が家の床の間に座っていたのは？　減ったお腹を満たせば微笑みが浮かぶ。 『「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト』への応募作品でした。 …

同じクラスの蔵田くんは、誰よりも綺麗な男の子だった。 見ているだけでありがたい、今日も生きていてくれてありがとう。 そんな心の声が漏れたのを本人にバッチリ聞かれてしまったわたしは…

友人との会話中、あることを思い出した。 小学生の頃だったろうか。そう、あれは夏だった。 カップ麺の蓋と容器でできた珍妙な仮面をつけたヒーローがいた。

僕の仕えているエカチェリーナ・ミハイロフ公爵令嬢には、幼い頃からの婚約者である第2皇子のピョートル殿下がいる。けれどふたりは相性が悪く決して良好な関係ではないが、お互い義務と割り…

父亡き後、母に人生を謳歌してもらいたいと願う四十手前の娘と、娘の幸せを願う母。そんな二人が父の四十九日を終えた後の日のひとコマ。