「否定」を含む小説

ＫＡＣ２０２２参加作。 掌編です。 疲れ切った社畜の俺は後輩から、我が社はブラックではないかとついに問われてしまった。 我が社はまごうこと無きブラック企業。 しかし、俺は言下に…

カニ、ツインテール、遊園地の三題噺。 ※差別的な意図は一切ありません。

人間は、世界に敗れた。 魔女・魔人が支配する世界で、力を持たない人間は許しを乞うことしか出来なかった。 「なぜ我々がこんなことをしなくてはいけないのか」 「こうなった責任は誰が取…

僕の名前は飯島透（いいじまとおる）。 そんな僕だが幼馴染の.....僕の勘であるが気付き始めた。 何をと言えば僕を好きな事。 だけど幼なじみは否定して認めない。 僕はそんな幼馴染…

主人公の鳴海乃蒼は毎年夏になると家族で父方の祖父母の家へ泊りに行っていた。そして今年も祖父母の住む真口島へと上陸した乃蒼だったが、ある日神様に会いたいとこの島唯一の神社である真口…

人形師が集う街で工房を構えるネロ。しかしその店内は閑古鳥が鳴きっぱなし。 暇つぶしとばかりに二刀流について、店を手伝うノワールに問いかけるもキッパリと否定されてしまう。 彼女の真…

悪霊、妖怪、怪異、彼ら非日常の存在は何処にでもいて人々を狙っている。 彼らの存在は科学が進歩した現代社会において、人々の混乱を招く存在として否定され、秘匿された。 裏ではその存…

この子だけはなにがあっても推し続ける！といった感情を大袈裟に書いた作品です。 好きなものは、人によって様々で、それが生き甲斐である人もいます。 その人が迷惑をかけていないのであ…

　すべては、たった二発の銃声から始まってしまった。 　フィルゼスヴェリア執政殿下の暗殺未遂事件は、帝国連邦という国に大きな衝撃を与えた。 　ポスト・フィルゼスヴェリアの座をめぐる…

「天使病」――突如として背中に小さな翼が生え、やがて空へと飛んで消えてしまう病気。治療法は空へと飛んで行くときにその手を取ること。ただし、触れた際に病気が感染（うつ）ってしまう可…

私立探偵カナリア・レイドールは謎の残る手紙により、親友が行方不明になったことを知る。 すべては依頼者である美しき令嬢イザベラ・ヘルミールが関係している。 断る選択肢などとうに無い…

　私は化物である。 　そして、私の頭の中には悪魔が住む。その悪魔は、私を否定する言葉を述べる。だから悪魔なのだ。 　貴族の四女に生まれた私。特に不自由をすることもなく育った。

私は人が怖かった。 でも、人の笑顔が大好き。 私は笑えないから。 でもね、損得の言葉の人は幸せになれない。 私は不器用ながら、優しさを返していった。 嘘の噂は否定して。 私を不幸…

　無疑 無慮（むぎ むりょ）は、異世界に召喚された。 　 　召喚したのは、某、有名なファンタジー小説に登場する魔法使いの姿をした少女――ジュリエット・キャピュレット。 　 　しか…

自分の気持ちに素直になれないせいで初恋を逃がした経験のある小林蝶舞 そんな過去を反省しているがその頃のまま立ち止まってしまっている そんな中、友達に誘われて行ったクラブで一人の男…

1969年7月20日20時17分。アポロ11号が月面着陸を果たした時、人々はその偉業に打ち震え歓喜した。神はいない、科学の勝利だと。そう神は死んだ…神は死に、宗教は否定される。し…

「まんじゅう」「霊障」「フェミニスト」の三題噺 ※本作品はフェミニズムについて肯定・否定する目的で執筆されたものではありません。

「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ！　私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え！！」 婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんで…

主人公──アルクス・アルカーナは、元ハンターの豪快な父と心配症な母、皮肉屋の弟。 計4人家族の〝 変人〟と呼ばれた村民だった。 それもそのはず、彼は前世の記憶を持つ、転生者であ…

　唯一、私の遊びを否定をしなかった執事のリチャードでさえ、近頃は『そろそろ年頃になるのだから』と思っているんじゃないかしら。そんな視線をヒシヒシと感じる。 　十歳になって、自由…