「眺めた」を含む小説

毎日頑張る私。まゆ子は料理が出来ない。 パソコンでエクセルも使えるし、駅の階段を一段飛ばしで登れるし、針に糸も通せる、だからきっと料理もできるはず。はずなんだけれど、どうも出来な…

10/1は国慶節と呼ばれ、中国の建国記念日だ。 そんな華やかな日に、彼は産まれた。 まるでそのお祝いをするように、街中は人で溢れ、産院の前も賑やかな笑い声に包まれていた。 その様…

ある日、俺はダンジョンコアに転生していた。 なんで！？普通はダンジョンマスターじゃないの！？ えっ、ダンジョンコアが破壊されても俺は無事なんですか。どういうこと！？ まぁでも、…

　小学一年生のころから仲良くしてきた幼馴染である武虎（たけとら）と美夜（みや）。いつからか二人はほとんど両想いで、恋人関係になるのも時間の問題に思えていた。けれど卒業を控えた中学…

心理を研究する大学教授の趣味は人間観察。 自然が好きで、中庭を眺めてぼーっとしている生徒を追いかけるうちに。

労働基準法第61条に怯えながら深夜のファミレスでバイトをしていると、クラスの女子が一人で入店してきた。 それが、僕と久米川の始まり。 この日から、僕と彼女の周りで奇妙な事件が起…

　あるはずの星空を眺めているばかり……。 　 　売れないシンガーソングライターの桜井トウシはある日のライブ帰りにトラックとタクシーの右直事故に巻き込まれてしまう。次に目を開けた時…

全35章。舞台は名古屋を中心とした東海地区。ピュアで優しい女子高生かすみが、友人えりかの夢を追う姿を見て、自分も変わりたいと強く願い、動き始める――。2013年著。著者27歳の時…

本名を知らないままボドゲ会で仲良くなったボドゲ仲間のカドさん。 ゲームが嫌いで絶対に遊ばなかった妹の瑠々（るる）。 そんな二人が実は知り合いで一緒にボドゲで遊んでいる、と知ったの…

嫌いなのになぜか見てしまう。横暴なのにきれいで、怖いものなしみたいな同級生。これは、私が教室の片隅から眺めていた、岸本瑠千愛（きしもとるちあ）についての話。

何年か前に、縄を買った。 自殺用の縄だ。 けれど、僕はいまもこうして生きている。 それは、この縄があるからだ。 矛盾している。けれど、そうなのだ。 夜、部屋の明かりを消して、縄を…

神は人をつくられた。のびのび暮らす人の様子をほほえましく眺めていたが、一万年も過ぎると飽きてきた。そんな神が次に試したこととは。

　私、奥村美咲は会社と家を往復するだけの毎日に虚しさを覚えていた。 　そんなある日の仕事帰り、気晴らしに夜空を眺めていると、流星が海岸に落ちていくのを目撃する。 　好奇心から…

<kamisama system access = synopsis> <link blue> <text> <地上に人間が住めなくなって幾千年。 人間は地下へと住処を移した。 …

「相方」の母国アメリカに移住した関西人の「私」が暮らし始めた先は、東海岸南部に位置するバージニア州。『南部州』『旧自治領（Old Dominion）』と呼ばれるその土地で触れた、…

墓守をしている老人の話

夜、ウォーキングをしている途中で女性の幽霊を見た。 眺めていると、同じように幽霊を見ている男性に気づく。 彼が言うには、その幽霊は彼の妻らしいのだが…。

三国志を呉の立場から眺めてみた歴史小説。 意欲作。

――　人が恋するというのは苦痛の始まりだ　―― 気付けばいつも彼女を目で追っていた。 最初は「奇麗な人」とだけ思った。 でもそれは日に日に私の中に入ってくる。 そしていつしか私…

　僕こと、高校一年の長井和希には、幼なじみがいる。クラスメイトの柏木陽太だ。で、陽太には血の繋がらない義妹がいた。中学二年の柏木瑞奈だ。 「先輩。毎日の報告がずっと、『特になし…