「ひと」を含む小説

　雨と雪が混ざった雫が降り注ぐ放課後。 　私は彼氏の刹那と一緒の傘に入って歩いていた。 　刹那が雪を見たことがない、というので驚いたりと他愛もない会話をしていると、突然キスをされ…

　アモネはある日友人から仮面舞踏会に誘われる。自分の姿を隠すために男装をして仮面舞踏会に参加したアモネは、会場でひと際目を引くホワイトブロンドの美少女と出逢う。 　彼女に誘われ…

妄想や日常から生まれるギャグやダジャレ、パロディなどを140字のひとこまにして連載中。

SS（ショートショート）集。もちろん一話完結。「短ければ短い方がいい」をモットーに、数十秒から数分で読めるものばかりとなります。電車の中、タバコ休憩、食後のひと時にでも読んでいた…

　起き抜けの休日、朝7時は家が冷凍室のようだ。残り僅かになった牧を使い暖炉で部屋を暖める。そして、朝飯のベーコンエッグのベーコンを先に味わう背徳感。そんな至福のひと時に未来の僕は…

自殺を考えていた男が死ぬ前最後に行った場所で出会ったのは、幼き彼にとっての唯一の光であった老婆だった。思いがけない再会を果たした老婆と幸せなひと時を過ごした男が最後に下した決断と…

この物語は……外宇宙から来た科学者が、その想いを一人に託したことから始まる。 【ハッピーエンド完結！　45,000PV感謝!!】 ほんとに、完結後もじわじわと読まれ続けています…

窓をあけると…… たった200字あまりの短い猫の童話です。 『麻子のひとひら小説集』の中から、お気に入りの一篇。 https://kakuyomu.jp/works/16816…

全体お題は『星』 作品集の題名は『いっぱい』と読ませます（造語です） 近況ノートより ［表紙や扉絵のようなもの【企画用作品】］ https://kakuyomu.jp/user…

生きている中でいろんな経験をして、いろんな考えを得て、いろんな生き方をする。これはそんな人たちの日常のひとかけらを覗く短編集です。

　天正二十年（１５９２）。文禄の役のさなか、異国の攻城陣中。武辺の集う軍議の机上へ、堂々と猫の寝そべるを許す将の姿があった。亀井台州守茲矩である。度重なる奇行から老臣より乱心を疑…

落ちた先で俺が恋に落ちたのは、犬に似た半裸の女性だった。 わたしは、あなたのリトリィです――いつまでも、おそばに。 　異世界に落ちた２級建築士「村田誠作」。瀕死の彼を柔肌のぬくも…

普段感じることを、つぶやくように詩に紡いでいきます。

世界最硬の盾使いラビ・グライダー３２歳。 彼はあらゆる攻撃を防ぐ神器の盾「イージス」を操り、人々を守ってきた。 ひと吹きで街を燃やし尽くすドラゴンの炎も、大地を揺るがす巨人の力も…

ちょっとだけキュンとしたい時に、ちょっとだけチクチクしたい時に、ちょっとだけ摘まむように読める青い春の１ページだとか、グレーな夜のひとこまだとか。 連載ではなく、所謂シリーズとい…

「あっちには、一人で行くことにした」 　誰も死なせたくないが、魔王は倒せねばならない。勇者は一人決断したのでした。 ……から、数百年後。かつての実話はお伽噺となり、今は現実だけ…

　女装コスプレ趣味のあるハルキこと河辺晴明は、あるイベントで同人作家のカンこと二条柑奈に誘われてコスプレ売り子として参加することになった。 　そこで、クラスメイトの御影和夏を目撃…

【2/18】777文字に収めるために削ったエピソードを加筆した「ノーカット版」を公開しました。 母親と小さな男の子の、日常のひとコマ。大事な瞬間。 良かったらこちらもどうぞ…

人より何倍も臆病で弱い村人Bの「僕」が村を飛び出し、「社会」という世界で「大人」という化け物と必死に戦う日記を示したものです。 集団社会の中で生きることに向いていないひとだって…