「聞かざる」を含む小説

KAC2023 7本目「いいわけ」 毛色の違う狐憑きの顛末について、床に臥せる主に語って聞かせる話

　KAC2023その７「いいわけ」 　売れない小説家・愛埼空哉のもとに、未来から来たという男が現れた。 　男いわく、愛埼の書いた小説をきっかけに、世界が滅びを迎えるという。…

言い訳ってのは、人間がするもの。 理由を知って欲しいのは、人間の欲求。

こういう世界の表側って沢山の作者様が書かれていると思うんです。 でも、フォーカスされない裏、というか普段は気にして無い部分に光を当てたいなと思って書いてしまいました。 好評でした…

　…　KAC2023お題「いいわけ」　… 　雲上庭園。 　そこは見る者を癒す、極上の光景が広がっている……はずだったのだが。 　久しぶりに顔を出した神様は、荒れ果てた庭園を見…

最後なので777字で全部入れてみようと。

KAC20236にあてての書き下ろしです。 6個目のお題は「アンラッキー7」 ちょっと面倒くさい彼女に絡まれるラブコメです。 私のどこが好き。そんなことを7回も聞かれても……。…

彼女は俺のことを何も聞かなかったし、俺も彼女のことを何も聞かなかった。 何も知らないふたりに起きた不思議な出逢い。

　冷たい空気に肺を清められる感覚を、もう何度体験したことでしょう？　 　あと何度繰り返せば、あなたに逢うことができるでしょうか？ 　そんな物思いにふけながら、朝焼けに染まる東…

場面緘黙症＿それは特定の場面（多くは家の外）で声が出なくなったり動けなくなったりする不安障害。200人に1人の確率でいると言われている。 家を一歩出ると体が自分の言うことを聞か…

俺は答えようとしたが、うまく口が動かない。 「二つ」と言いたいのに、「ふらつ」と発音してしまう。

　おばあちゃんに読み聞かせてもらったことがある人も居るのではないでしょうか。 　心優しい筋太郎が、皆を困らせる魔王を倒しに行くハートフルな昔話です。

KAC20235『筋肉』参加作となります

　ある日、中野美於（なかの　みお）というＯＬが仕事をクビになった。 　時間を持て余していて、彼女は高校の頃の友達を探しにいこうと決意した。 　彼がメイド喫茶が好きだったということ…

木戸番の小太郎は、暇人仲間の浪人昌良に怪談話を聞かせる。「夜半に訪れる」「酒を置いていく」「謎の侍の」不思議なゆうれいについて────。 「というか昌良、お前は一声くらいかけやが…

俺、ことマドラスは立派な子爵家のあととり、だったはず。 だが、成人の儀で鑑定されたスキルは「ぐちゃぐちゃ」という聞いたことのないものだった。 何ができる？と聞かれて、自分の内なる…

　俺は犬猿 雉太郎という大学生。後輩の鬼怒川 赤五郎に『トロッコ問題』について聞かれたから答えたんだよ。 ※フィンディルさんの自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」に参加さ…

まん丸星人という、エントロピーに逆らえない哀れな種族についての話……を聞かせる話。 777字、一話完結。 ※用語説明 ・エントロピー：（簡単に言うと）乱雑さ ・エントロピー増…

女子高生怪談師を目指す船形さんが語る怖い話シリーズ。 女子高生怪談師が怖い話を読み聞かせする『語部部(カタリベブ)』のサイドストーリーって言うか、練習と言うか。 KAC202…

サンタさんが作ったピンクのウサギのぬいぐるみウサ。 ウサはクリスマスイブの日に４歳のまいちゃんにサンタさんからプレゼントさせることになっています。 ところが張り切ってぬいぐるみを…