「どこまで」を含む小説

企画「曲を聴いて小説を書いてみよう2」に参加させていただきたく、書きました。 エドヴァルド・グリーグ作曲「山の魔王の宮殿にて」:ペールギュント組曲よりを聴いて書こうという素敵な企…

習作として書いたショートショートや短編を上げていきます、多分。

　あの時、橋に身を投げ捨てて死んでいたら、きっと今もこんなことで泣くこともなかっただろうな。 　明日のクリスマス前日に、私は思い出して貰えなかったら……。そんなことばかりを考え、…

「自殺なんて、そんな勿体無い！」 生きるのが嫌になった少女。その目の前にどこからともなく現れたのは、自称“天使”の女の子。

「勇者なんて存在しない」が口癖の主人公『ユーリ・フェンネル』は他でもない、勇者である。 だが、それは国が授けた、ただの称号に過ぎない。 彼は元孤児だ。 そして偽勇者だ。それも6…

いつか、どこかの世界で。 　謎の黒衣の魔導師に造られし者。伝説の支配者に英知を授けたという指輪、これを中央に配した首輪を装着したホムンクルスの美しき少女、ソローン、そうこれは、そ…

四つの国にそれぞれ起こる、五人の主人公たちと五つの物語。 同じ世界、同じ大陸で起こる五つの事件。それぞれの運命は、どこで交わるのか⋯⋯。 ※これは五章構成です。 ※各章だけでは…

10年ぶりに旧友達と会う予定だった辺野モヘジは突如デスゲームに巻き込まれる しかし 「俺は宇宙警察のエージェントだ」 「某国の人間兵器ダ」 「伝説の侍の転生者でござる」 旧友…

ここじゃないどこかへ

廃クラとは製作業を生業とするネトゲの廃人である。 一年前に〝真生〟したオンラインゲーム『ＴＦＬＯ』の中と外（現実世界）で出会う二人の廃クラさん(と俺)。 ゲームと現実世界の出来…

　はじまりは『聖女を職業や役割として扱った最初の作品って何なんだろう？』という疑問。 　ジャンヌ・ダルクを語るようであり、現状世にあふれる【聖女モノ】に疑義を呈すようであり、聖…

彼奴に初めて会ったのは、辺りに桃色の花弁が舞い散る、とある春辺の昼下がりだった。 今までに出会ったことのない、どこまでもまっすぐで太陽みたいな男。その印象は、十年の付き合いになっ…

何処でもないどこか 何時でもないいつか 誰でもない彼と彼女は、2人っきりで会話をする それは、学校のことだったり、人間関係のことであったり、些細な疑問についてであったり、他愛…

ある秋の日、理由も知らされず私は同居人の彼女に連れ出された。どこか寂しげで冷たいこの季節。一言も喋らず普段とは真逆の態度の彼女。そんな中で彼女が打ち明けた胸の内は、激しく私を突き…

　そこは真っ白な部屋でした。 　壁も床も真っ白です。電灯の一つもないのに暗くもなく、ただただ真っ白な部屋でした。 　机も椅子も真っ白でその中央に座る人も、同じく真っ白な服を着…

バドミントンが大好きで、ちょっと心配性の黒谷幸太郎（くろたに こうたろう）くんと、絵を描くのが大好きで、泣き虫の蒼山翔（あおやま しょう）くん。 　幼馴染である2人が歩んでいく、…

【第3回角川武蔵野文学賞落選作品】【カクヨムWeb小説短編賞2023落選作品】 　まだ出会って間もない彼と手を繋いだ。お互いを大切にしたい気持ちは嘘じゃないのに、いつもどこか自分…

『マジックストーリー』の番外編を書いた、短編集です。 ちょっと寄り道気分で、みんなのお話を覗いてみてください。

ゲームの原案小説です。ゲームプロットなんてよくわかりませんし、どこまで書くのが正解かわかりませんが設定とあらすじが伝わることとテンポを意識しました。 設定が分かるような冒頭を主…