「見えない 短編」を含む小説

人生に疲れている僕の唯一の日だまりがすずという猫だった。いつも彼女に癒やされる毎日だったのだが、ある日、僕の不注意で、すずは家を飛び出してしまい、姿が見えなくなってしまった。 そ…

人を殺めた後、収監されました。そこで見る小さな窓辺からは、山吹が見えておりました。

童貞を殺すセーターを見れば、その良さは分かる。 おっぱいがよく見えて、背中もよく見えて、ついでに足もよく見えるからだ。 じゃあ、その逆ってあるのだろうか。 もしかすると、俺…

「ぼく」の見えている世界の全てを短編にしました。

練習２。５時間。

言葉のナイフが見えたら、世界はどうなると思う？

　ある夏の日。『僕』――柚木始の母が死んだ。 　事故でも、ましてや事件でもない。寿命を全うした死だった。 　遺品整理をしていた時に、ふと見かけた、大きな大きな金魚鉢。 　埃を被っ…

国民の大半が変身能力を持つ世界。そんな者たちを魔法少女、魔法少年と呼ぶ国・ワームウッド王国。 そんな世界に転生した元魔法少女のサフラ・アマランス。 前世では世界を救う運命を担っ…

まあまあ、こんな所じゃなんだし場所移そうか。

老人施設の厨房で働いているはづきは、帽子とマスクで目元しか見えていない。だから、すっぴんで出勤するのが当たり前になっていた。 だが、化粧をしなくなったのにはもう一つの理由があって…

見えなくても、星はそこにある。

アナウンス部から社会部へ異動となった鬼怒川結実は、部長の雪川雪乃から世間を騒がせている強盗殺人の取材を命じられる。 見様見真似で取材をする中、鬼怒川は真相に辿り着く。

　真夜中の真っ暗な闇の中、僕はふと目が覚めた。 　辺りを見回しても何一つ灯りが無く、本当に何も見えないし、手を伸ばして電気を付けようにもなにがどこにあるのか分からない。 　そん…

空想癖のある彼女は、とある現代異能物の物語を空想していた。 それは妖怪と退魔師の戦いの物語だった。 来る日も来る日もその物語を考え、授業中で空想する毎日。 だがある日の真夜中、…

　天井からヒモが垂れている。頭の上に真っすぐ降りてくる。 　それを掴んだ。体の重さは感じない。どんどん登っていく。 　急に体が重くなった。 　振り向くと自分が眠りに落ちる瞬間が見…

【KAC202210】用の短編です。 彼は彼女の事を愛していた。 だから、彼はどんな事があろうとも彼女を追いかけた。

辞書の編纂の仕事をしている「私」は、最近家に仕事を持ち帰っている。終わりの見えない忙しさに「猫の手も借りたい」と思っていると、飼い猫のムギがパソコンに向かいはじめて――？ 普段…

中二病男子の岩堂は、クラスメイトの波川を連れて、学校中を走り回る。

分かる人には分かる置き換え呟き。露店商の露天組は、浮嶋組に侵略する。かつての大組を夢見て。それを面白く思わない西側広域組や米穀組は、露天組を浮嶋組支援を名目に追い詰める。

※必読 特定の国、集団、思想などについて、支持するあるいは反対する意図はありません。 1人の高校生が最近感じたことを物語風に落とし込んだだけです。類似する思想が存在したとしても、…