「ファンタジーからホラー？」を含む小説

　気づけば、アリスはそこに居た。 　気づけば、彼女は歩いていた。 　記憶がない。覚えているのは自分の名前だけ。ともかく、ここから脱出しないと。 　自分がここに居た理由。脱出すると…

　もとは、とある「私にしかできないこと」がお題の短編コンテスト応募用に書いたもの。 　また、当初はそんな予定なかったけど、こちらのやはりコンテスト用に書いた心霊ホラー系現代ファン…

【著：百崎千鶴】 　十八回目の誕生日を迎えた日、私は“お母様”を殺すことにした。 「だからキミは、ワンダーランドに堕ちるんだよ」 　全ての始まりは、主人公が『母』を殺した…

ある夏休み、歌が大好きな高校1年生の少女 鈴木 朝江 は 友達と一緒に劇場ホールでミュージカルを観に行くために電車で街に向かおうとしていた。 しかし、駅に到着したのは見知らぬSL…

■あらすじ 　孤島を根城にする＜仮面の魔王＞討伐に向かった勇者一行が消息を絶った。 　それを受け、勇者用格付け機関＜フレア協会＞から、ガイとリューダの二名の捜査官が調査のため島に…

メロディックデスメタルを愛する青年・人見は、洋館で仲間と共に演奏練習に励んでいた。 そんなとき、作曲のスランプを抱えたアイドル・松本さんに出会う。 ある日、松本さんが深く傷付く出…

主人公である里浦ひより。 ある日目が覚めると、周りの人の様子が少し違っていた。 皆、昨日のことは覚えていないし、性格も正反対だった。 そして…体の様子も違った。

私は、酉籠 惣一郎（とりかご そういちろう） 齢、三十六。自死への勇はないが、別段、生への渇望もない。 したらば天川が家移りを提案して来、やがて１つの死の謎が、明らかになってゆく…

夢とも現ともつかないような、不可思議な短い話。140字程度の一編をお楽しみくださいませ。

大学を卒業してから三年間引きこもっていた雨宮は、意を決してアルバイトを始める。 コンベアを流れてくる荷物を、トラックに積み込むだけの仕事だ。 ただし、ルールが二つ。積み込むトラッ…

筋金入りの猫好き青年が足を踏み入れた、夕闇色の場所。 俺はここにいていいのだろうか？　戸惑う青年の手を引く少女は、柳色の瞳を細めて微笑んでいた。 動物支援のチャリティー用に書…

ブロードシティに、目的を果たすために、降り立ったクレイだが、彼が何故この街にやってきたのかは、誰も知らない。 空港で少年リッキーと出会うことから、この物語は始まる。 少年リッキー…

化け物の跋扈する洞窟へ、夜ごとに集められる若者たち。 その悪夢から解放されるには、洞窟内のゴールへたどり着かなければならない。 それをクリアした一人である桜庭は、大学院生として平…

【あらすじ】半世紀前の大規模テロによって廃墟と化した無人都市に、奇怪な植物をまとった発電施設が出現した。おびただしい数の死体。半壊した原子炉に憑りついた謎の異形生物。その発電施設…

生態AIの移植により欠損部を再生さる医療技術を狙う反社会犯罪組織。 それを阻止するテロ対策特別チーム。 反社会犯罪組織を壊滅させるためダミーの生態AIを移植された月人。 それから…

　 「横を見ると、そこには……」 「そこには…？」 　 　 　 　 　 　 　 「白鳥の湖を踊るバレリーナの中年加齢臭を放つ男がいた。」 …

洗髪をしている時感じる気配。 誰もいないはずの部屋をよぎる影。 扉の隙間から覗く暗闇。 不可思議で愛らしい怪異との生活。

　城塞都市『ニエルティ』の東には『チェスティングの森』が広がっている。 　ある時、森で仕事をしていた7人の木こりが行方不明になってしまった。一体、昔から恐ろしい噂の絶えない不気…

隼也は高校の同級生である凛音と婚約関係にあったが、凛音の家柄上、婚前交渉を一切禁止とされていた。そんな時隼也は大学生の時に、偶然知り合った年上の女性・美咲と一度限りの関係を持って…