「宙」を含む小説

　人類が宇宙へ進出し、各惑星に移民していき、そこから更に様々な技術が発展していく中で、男という人種が極端に少なくなっていった。 　そして現在、宇宙に居る総人口6000億の中でた…

胡蝶の夢 私は夢で胡蝶となった。 胡蝶になったことを喜び、私はひらひらと宙を舞った。 ふと、気がつく。 夢で私は胡蝶となった。 しかし、もしそれが逆だったら。 私と云う存在は、実…

しなやかな身体、長い尻尾、漆黒と濃茶色と白のコントラストも美しく、食事のあとは顔を洗い、怒ると尻尾が膨れ上がり、臭い時にはフレーメンもする。そんなどこにでもいる様な三毛猫「まる」…

航宙船長「まる」の世界を下敷きに、私（うるにゃん）と、パートナー（愛称まりにゃん）を猫人間にして突っ込んでみました。 セルフパロディ短編。なろうに乗せてましたけど、こちらにも置い…

　あの夏のとある結末から約一年。 　高校への進学を目前に控えた砂夜は再び満天水族館の噂を聞く。 　調査をしに向かうと、一般客もいる水族館の中で巨大な宙を泳ぐクジラと対面する。…

あの日突然現れた君が、告げた言葉。 「ねぇ、唱えてよ。世界の終わりを」 こんな世界は不平等だと思ってた。 こんな世界は絶望以外無いと思ってた。 こんな世界は無意…

トマス・クリャビヤ、「偉大な祖国」が生んだ宇宙飛行士。 この世界で二番目に宇宙に出て、地球の周りを飛んでいた。ところが大気圏突入に失敗し、彼は「火道（ひどう）」と呼ばれる火の灯台…

放射能汚染により、人類がスペースコロニーに住処を移してから数百年。 コロニーの寿命により、人々は再び故郷の星に帰る方法を探っている。 八度の無人調査機派遣を経て、初めての有人調…

　私たちの住む世界にとてもよく似たとある世界。 　そこには「妖精の小路」と呼ばれる移動手段が存在します。 　使用者が特殊な文様を宙に描けば今いる場所からまったく別の場所へ移動でき…

とある高校の軽音部。 部員が少ないため、様々な部活から下に見られがちだが、そんな部活を盛り上げるために、部員たちが立ち上がる____ ▽登場人物▽ ▽村本 葵 HN 暁 高…

ネタバレあり。というかネタばれしまくり。 時空を操る能力を持つ悟流（さとる）の一族は怪士（あやかし）と呼ばれる魔物を狩ることが宿命であり、彼も日々怪士を狩り続ける。 ある時、悟…

それは人類２度目の宇宙大航海時代。 主役となったのは、星系国家でも航宙軍でもなく、自由と冒険を心に秘めて旅立った、勇敢で無謀な若者たちだった。 どこの組織にも所属せず、一隻の…

白い亡霊が跳梁跋扈する高校を舞台に、レスポールギターを抱えたシロフクロウの怪異がねじ曲げてしまった世界を、４人のぼっちが救う物語。 16歳の黒川仁（くろかわじん）は高校スタート…

　ファンタジー小説家でシングルマザーの七瀬美樹は、一人息子の宙夜に自作の寓話、「時計塔に眠る怪人」を話して聞かせている。 　 　そんなある日彼女は、その寓話と一致点が数多く見いだ…

いつになく雨のない日の続いたある午後、コダは河辺で一人の子供を拾った。痩せこけてみすぼらしい少年は、洗うと見違えるように美しくなったが、目を覚ましても茫洋としたまなざしで宙を見つ…

鬼柳梶之助は旧摂津国に住む高校一年生。代々鬼柳家に生まれ育った男共は皆たいそう大柄で相撲がとてつもなく強かったそうだが彼の祖父、五郎次（ごろうじ）の代からは急に小柄になってしまい…