「宇宙・SF」を含む小説

祖父の意思と仕事を引き継ぎ、海辺のコテージに住むギル。 彼は毎日のように波打ち際を歩き、探しものをしていた。 そんなある日、超新星爆発のために多くの宇宙船が緊急寄港する。 翌朝…

　ある夏の夜、科学室で一人の少女が佇んでいた。 科学をこよなく愛し、周りから『白衣の魔女』――略して「白魔さん」と呼ばれるその少女は、そこである実験をしていた。 　その実験とは、…

ジャックは、宇宙船内の和室に閉じこもって、うわ言のように「まんじゅうこわい」と繰り返している。 彼は一体どうしてしまったのか。

異星に墜落した主人公のお話。 昔懐かしいＳＦショートショートとなっております。昔懐かしいのは筆者の勘違いかもしれませんのであしからず。 以前某サイトにて開催していたコンテスト「…

一度も顔を合わせたことのない学生時代の文通相手に会いに行った先で、高校生の姿のままの後輩に街を案内される話。 第29回文学フリマ東京の『感傷マゾvol.03 架空のノスタルジー特…

お前やおれには想像すらできぬ遥かに遠い未来。開拓星への桜の植樹を生業とする《武士》ナオスケと《うっとり》ハチベエが、とあるアクシデントから不足した桜の苗木を地球へ取りに行く。しか…

1000字以内短編。「地球人の様子を一人ひとり監視して、生かすか殺すか決めているんだ。ほら。隣にいるぞ。さあコウタ、どうする」 Twitter掲載済作品です。

廃船の決まった航宙船に乗り込んだ計都だったが、この船には幽霊がいると聞かされる。 片道切符の幽霊船にあったのは、悲しく、ひとの愚かさを詰め込んだ過去だった。

第4回角川つばさ文庫小説賞　投稿作品 前作の「飛び猫たちの青い翼」以来1年7か月ぶり掲載。 自身の仕事やプライベート事情等（あとモチベーション）の問題もあってなかなか執筆でき…

彼女に出会わなければ、僕は下ばかりを向いて、空とは見上げるものであるということを忘れていただろう。 変わってしまった世界でヒーローの背中を追う、少し優しいお話。 『小説家になろ…

　地球外の生き物が地球にやってきた。理由はデザートを食べるため。　 　いろいろな世界、いろいろな生物。 　その生物たちの食生活の話。

遠い遠い未来……。 恒星間航行とテラフォーミング技術の発達により、人類は銀河系全域に勢力圏を広げていた。 繁栄の一方、中央政府は太陽系を聖域化し、植民星に対して苛烈な支配をおこな…

山田花子は、自称・帰国子女の転校生。 山の中腹にある自宅から２時間かけて麓の中学校へ通っている。 山から降りて「住宅街」に降りるといつもカラスに攻撃される花子。今日も「本当の姿を…

　地球温暖化が進んでいた地球。ある日宇宙のどこかから異星人「熱食人ヒーティヴォア」がやってきたことで、地球は燃え尽きることなく今年も平凡な冬を満喫できている。 　寒さに舌打ちする…

竹が宇宙まで伸びた世界。それを利用して人類は宇宙エレベーターを作った。そんな時代に生きるタケシとツキノの二人は、月面にできた遊園地に遊びにいくことになって…… たけのこが登場す…

マイムマイスがハイスクールに通っていた頃のお話。 彼は鉱山の在る惑星の祖父がやってるバーで皿洗いのバイトをしていた。

幼い頃から宇宙に憧れていたカーマインは、小さな宇宙運送会社に就職していた。毎日のように荷物を宇宙へ運ぶ日々だったが、時々人を運ぶこともあった。 ある日、3人の乗員と8人の乗客を…

　ある日―夢を見た。遠い未来の夢を…滅びた世界の夢を。 　そこで私は『ニンゲン』を創る。カミを気取ってみたわけだ―

西暦9980年、人類は地球を飛び出し宇宙に勢力圏を広めていた。 人類は三つの陣営に別れて、何かにつけて争っていた。 死人が出ない戦争が可能となったためである。 しかし、そのシステ…