「いえ純文学です」を含む小説

多くの人が語ってることって大抵エゴだよねって話です。 いろんなこと言って、いろんなとこでポイント稼いでますけど、それは対岸の火事だからであって、すっごく身近なとこに来ると、急に怖…

二月の下旬、春はもうじきやってくる。 そしてきっと、桜が空へ舞い上がるだろう。

雪国の夜 眠りにつく前の 夫婦のお話 三行で説明できます。しかし説明は解釈に先立つ運命にあります。

⚠️絵本風、家族愛、悲恋と作品順にテーマが変化します。ご注意ください。 こたつはどこから見てもこたつだし、雪はどこから見ても雪であるような気がしますが、やっぱり多少は違うのです…

私は馬鹿笑いをするほど適当に生きてはいないし。 己の周囲に子分をはべらせたい人に迎合するほど、私は 弱くない。

2021年10月の作品です。

高校入学前日に両親が夜逃げし、中卒で働くことになった桜井春《さくらいしゅん》。家も金もない春は、寮付きの会社に就職するものの、ブラック企業ということもあり一年と経たずに辞めてしま…

「寒蝉」から四年後。いなくなった君を探す夏の終わり。茅蜩が鳴き終わる。

一世界における、ソフトウェア的存在者の戯れ

記憶制御施設で目覚めた僕は、自分の名前もわからないままＤＡ３に移送された。 西暦2102年。政府は不足した労働力を補う為、刑期短縮を条件に受刑者の記憶を操作し利用している。 完璧…

言葉が偽りにすぎないとしても、 心は自分に対してまで欺けない。 だからこそ、 偽りのない言葉で伝えたい想い。

中学校に入学した主人公『ナツ』は、クラスメイトの女子を見てから、自分の中によく分からない感情が芽生えた事に気付きますが、 それが何なのか分からないまま過ごしていました。 ある日、…

僕（遼一）、あたし（千賀子）、俺（努武）。 あーあぁ、焦れったいなぁ、もぉ。 少し遅めの、僕等の、青い春のおはなし。 （第四話、なろうバージョンに加筆し、おとな向けになっ…

　十四歳の夏。大好きな親友の体の一部を食べてしまう。そんな男の子の話です。

ウィルスが蔓延した近未来世界。世界中に住む男女がまるでパズルの様に複雑に絡み合いながら、楽園へと向かって様々なシチュエーションと共に進んで行く。現代社会を鋭く描写した話題の作品。…

初のショートショート作品。 未熟だった過去の自分から卒業し、新たな自分に出会う物語。 １話完結。

「……大切にしている人のことから忘れていくんだ。忘れてしまったことすら、思い出せない病なの」 風に揺れるレースのカーテン。 光溢れるサンルームできいた〝流行り病〟のはなし。 …

巫女の血を引き、他人の精神世界に介入することができる五条尊は、政府からのある依頼をきっかけに同じ巫女の血を引く三条みことと出会う。2人は政府の管理下にある東京十社に属し、悪しき憑…

僕は、僕の日常に、僕自身が壊されてしまわないために、カホと日課を続ける。深緑に覆われた、深大寺に身を潜めて。